平成25年12月10日に,宮城県ころ柿出荷協同組合(組合員70名)のふるさと便「樽柿・ころ柿」発送式が,白石市の事務所前で行われました。
宮城県南西部の地域は,蔵王おろしの乾いた風が吹くことから古くから干し柿生産が盛んに行われています。また,樽柿は,大玉の良質な渋柿をアルコール処理し0℃の冷蔵庫で1か月間かけて渋抜きすることで濃厚な甘みに仕上がっています。
昨年は果実の放射性物質濃度が心配され一部園地で干し柿加工を自粛しましたが,本年は,冬期間のせん定や高圧洗浄による樹体除染の効果でその心配がなくなりました。前年の1.5倍量を出荷する意気込みで,樽柿,ころ柿が北海道や関西方面に発送されています。
普及センターでは,今後も更なる高品質化のため,病害虫やせん定等栽培管理について指導を行って参ります。
発送式のテープカット 仕上がり良好の樽柿
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138