宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

利府梨の花粉準備が始まりました!

2024年04月30日 17時14分40秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 梨は、自家受粉できない品種がほとんどで、甘く形のよい梨を生産するために、人工授粉はかかせません。多くの梨産地では花粉用品種を育て、生産者が準備していきます。今年も4月12日からJA仙台東部営農センターで「開葯所」が開設されました。

 この開葯所では、JA職員が生産者から受け取った生花の重さを図り、専用の機械を使って、花の中の葯を取り出します。これをトレーに薄く広げて、一定の温度をかけて葯を開かせます。出来上がった粗花粉は、各生産者へ引き渡され、さらに各自で精製したり、希釈用の資材で薄めて使います。

すでに利府町では「あきづき」が満開期を迎えており、生産者は出来上がった花粉で受粉作業を行っています。

品質の良い梨が提供できるよう、これからも仙台農業改良普及センターでは梨生産支援を行ってまいります。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第2班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8374

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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農地整備事業を契機とした地域営農体制の検討が進んでいます

2024年04月30日 14時50分59秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

色麻町清水地区は、農地整備事業を契機に担い手への農地集積や高収益作物の導入を行うことにしており、清水集落営農組合を中心に地域営農体制の検討を進めています。

 令和6年4月17日に、圃場整備後の転作大豆や高収益作物の生産体制を検討するため、第1回リーダー会議が開催され、清水地区農業者11人と町、土地改良区、普及センターが出席しました。リーダー会議は地域のベテラン、若手、兼業、女性など農業者の属性ごとに作った検討チームの代表者による会議で、集落全体の意見を取りまとめるものです。

 普及センターでは、各チームの検討や意見集約がスムーズに行われるように、検討項目や検討のポイント、体制の例示などの支援を行いました。各チームのリーダーの皆さんは、疑問点を質問するなど熱心に説明を聞いており、それぞれのチームに持ち帰り検討を行う意欲満々でした。

 農作業の一段落する5月下旬に第2回リーダー会議を開催し、各チームで検討した意見を集約する予定です。

<連絡先>

    宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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河北ミニトマト部会現地検討会が開催されました!

2024年04月26日 08時50分31秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年4月16日に石巻市河北地区においてJAいしのまき主催のミニトマト部会河北北上支部の現地検討会が開催されました。5人の生産者が参加し、各生産者のほ場を巡回、検討を行いました。生産者ごとに育苗中や定植後と、生育ステージは異なるものの適切な管理が行われ、順調に生育していました。

 普及センターからは、これからの気温の上昇に伴って発生する病害虫の防除を中心に、栽培管理の注意点について情報提供しました。普及センターでは今後も巡回などを行いながら、栽培管理の支援を行います。

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95―1435 FAX0225-95-2999


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今年も加工用ばれいしょの栽培が始まりました

2024年04月25日 14時31分33秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 登米地域では,令和3年に加工用ばれいしょを栽培する生産者で「登米ぽてと組合」が設立され,組織的な取り組みが行われています。今年の加工用ばれいしょ作付け予定面積は約17haとなっており,4月上旬より播種が進められています。また,圃場整備後を見据え,高収益作物の候補として加工用ばれいしょの試験栽培を行う地域の動きも出てきています。

 今回植付けられたばれいしょは、5月上旬に芽を出し、7月末から8月初旬にかけて収穫期を迎えます。

 普及センターでは、加工用ばれいしょの生産者を対象に、今後の加工用ばれいしょ振興に向け、関係機関と連携し、生産者が中心となって取り組む中・長期計画策定と生産体制構築への活動を支援してまいります。

 

 <連絡先>

  宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
  〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

 


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JAみやぎ登米なす部会の現地検討会が開催されました

2024年04月25日 13時01分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年4月18日、JAみやぎ登米なす部会の現地検討会が開催され、生産者のほか、種苗会社や関係機関を含め15人が参加しました。

 検討会では、部会で試験的に導入している新品種のほ場と従来品種のほ場を視察し、生育や品質について比較しながら検討を行いました。新品種は従来品種と比較して、栽培管理が異なるものの、単為結果性で受粉作業が無くとも結実する性質で着果処理作業が不要なことや樹勢が穏やかで整枝作業の負担が小さい特性があるため、生産者からは、省力化を優先する場合には導入する価値は高いとの感想が寄せられました。

 普及センターでは、土壌診断による肥培管理指導など、新品種の品質向上に向けた支援を行っていきます。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター先進技術班
〒987-0511宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127FAX:0220-22-7522


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令和6年産大豆の生産に向けて、栽培講習会が開催されました

2024年04月24日 17時24分09秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 美里農業改良普及センター管内では約1,800ha(令和5年産大豆作付実績。JA新みやぎ調べ)で大豆が作付けされ、品質・単収共に高いレベルを保っていますが、昨年産大豆は開花時期の高温・乾燥などの影響により、例年より品質が大きく低下しました。

 そのような中、令和6年産大豆の高品質安定生産を目指し、4月15日に涌谷町で、4月22日に大崎市田尻地域で大豆栽培講習会が開催されました。

 講習会では、普及センターから令和5年産の振り返りと、令和6年産大豆の栽培に向けたポイントについて、スライドを交えて説明しました。特にほ場の乾燥や高温が大豆に及ぼす影響に触れ、雑草防除や播種様式などの新技術についても情報提供を行いました。説明の最後には、農作業安全と熱中症対策について説明し、「皆さん一人一人が大切な担い手なので、健康に留意して良質な大豆生産に励んでほしい」と呼びかけました。

 普及センターでは、今後もJA等関係機関と一体となって現地検討会や生育調査等を通じて大豆の収量や品質向上に向けた活動を継続していきます。

 

 <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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麦類現地検討会が開催されました

2024年04月24日 16時59分27秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年4月4日、8日、16日にJAいしのまき主催の麦類現地検討会が3つの地域で開催されました。

 4日、8日はそれぞれ河北地区と矢本地区で追肥について、16日は桃生地区で赤かび防除について検討を行いました。今年も気温が高く、麦の生育は平年より早く推移しているため、適期を逃さぬように追肥や防除を行うことが大変重要となります。参加者は、麦の生育を確かめ、高品質な麦の生産に向けて今後の栽培管理を確認していました。

 健康機能性への関心や国内産志向の高まりから麦類の需要は増加しており、管内の生産面積も拡大しています。普及センターはこれからも高品質麦の生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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優良大豆種子の生産性向上に向けて播種前研修会を開催しました

2024年04月24日 16時55分55秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年4月5日に管内の種子大豆生産組織およびJAいしのまき担当者を参集し、種子大豆の播種前研修会を開催しました。

 この研修会は、令和6年度新規普及プロジェクト課題「省力化技術の活用による優良大豆種子の生産性向上」の一環として開催したもので、令和6年産種子大豆に向けた栽培のポイントや手選別の実態調査の結果などを紹介しました。また、意見交換も行われ、今年の作付けに向けた取組や現状の課題、栽培技術に関する疑問など様々な話題におよび、各組織の種子大豆生産に向け意識の共有が行われました。

 近年、管内の種子大豆生産の規模は縮小しており、安定した種子の供給に課題が生じています。普及センターは種子大豆生産の省力化、生産性向上により、大豆種子の安定生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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かきのジョイント栽培実証ほを設置しました

2024年04月24日 13時50分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

県南の丸森町は、干柿の産地として知られています。しかし近年は、高齢化や担い手不足により、栽培面積や出荷量は減少傾向にあります。

かきは高木性で樹高は3mを超えることから、高齢者にとっては栽培管理の負担が大きく、危険を伴う作業が多いのが現状です。また、従来の樹形では未収益期間が長く成園化まで10年以上の年月がかかり、新規栽培者の参入や既存生産者の規模拡大の妨げとなっています。

そこで、丸森町農業創造センターが主体となり、町内のかき生産者に福岡県農林総合試験場で早期成園化及び管理作業の省力化を目的として開発された「カキのジョイントV字トレリス栽培」の実証について取組者を募集したところ「まるもりころ柿クラブ(3名)」が実証に取り組むことになりました。

4月18日に宮城県農業・園芸総合研究所果樹チームの指導によりかきの接ぎ木を行いました。全員、ジョイント栽培の接ぎ木は初めてのため、手順や接ぎ木のポイントなどの説明を受けた後に接ぎ木を行いましたが、実際に行うと見た目よりかなり難しいといった声が聞かれました。

「まるもりころ柿クラブ」では、今回の実証を契機に町内の取組者が増えることを期待しており、例年、年度末に開催している加工用カキ研修会で生育経過等の報告をしたいと意気込んでいます。

普及センターでは、県内でも初めての取組であるため、今後も引き続き栽培支援に取り組んでいきたいと思います。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 

 

 


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黒川地域で水稲乾田直播栽培の播種作業が始まりました!

2024年04月23日 16時05分49秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 今年度仙台農業改良普及センターでは、黒川地域で水稲乾田直播栽培に取り組む法人を対象に、水稲栽培の省力化と乾田直播栽培技術の定着について重点的に支援していくプロジェクト課題を実施します。

 大郷町のみどりあーと山崎(株)は今年から乾田直播栽培に取り組んでおり、4月5日に初めての播種作業がスガノ農機(株)、JA新みやぎあさひな統括営農センター、普及センターの指導と立ち合いの下行われました。

 3月以降の断続的な降雨の影響でほ場準備が進まない地域も多い中、ほ場が乾いた合間を縫って行われた播種と鎮圧作業は、約1haのほ場を3時間で終えることができました。

 普及センターでは、今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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