宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

中学校における農業体験学習の支援

2010年06月30日 17時40分57秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大崎市にある古川黎明中学校では,学校近くの田畑を借り「黎明田畑(れいめいでんぱた)」と名付け,農業体験学習を行っています。本年度で5年目を迎えるこの取組みは,全学年のカリキュラムに取り入れられ,栽培から加工,収穫祭での販売など,活動は年々広がりを見せています。
 平成22年5月14日には2年生による田植え(ひとめぼれ,みやこがねもち),6月1日には1,3年生により,さつまいも,スイートコーン,枝豆,大豆,かぼちゃ,きゅうりの定植,播種が行われました。
 栽培の現地指導は,地元の指導農業士を中心に,JA古川や普及センターが協力して行っています。
 今後は各学年の田畑委員約30人を中心に栽培管理が進められ,かぼちゃ,きゅうりの加工,豆腐づくり,収穫祭での販売が行われます。また,収穫したお米は,西アフリカのマリ共和国へ国際支援米として,贈られるほか,もち米は収穫祭に提供される予定です。

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おいしい稲ホールクロップサイレージを作ろう

2010年06月29日 10時27分29秒 | ⑥環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 大和町南端に位置する石倉営農生産組合(組合員14人)は,集落営農に取り組む生産組織です。特に,10年前から稲ホールクロップサイレージ(WCS)用の稲栽培に取り組み,平成21年度には専用収穫機を導入しています。
 戸別所得補償モデル対策がはじまった今年,黒川地域のWCS用稲栽培面積は2割も増加しました。稲WCSのほとんどを員外に販売している同組合は,これまで以上に品質の良い稲WCSを生産し,販売先を確保しなければなりません。
 そのため組合員の交流を兼ねて開催した研修会では,普及センター職員を講師に稲WCSの栽培から収穫・保管までを学びました。そのなかでも,品質に影響する収穫方法や乳酸菌添加の効果について,多くの質問がありました。
 ハイグレード稲発酵粗飼料利活用推進の事業がスタートした今年,畜産農家からは高品質な稲WCSが求められています。普及センターは,栽培から収穫調製をはじめとして支援を続けています。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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「白さび病とハダニは早めの対策を!」第2回小ぎく現地巡回を開催

2010年06月28日 15時41分19秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
JA南三陸リアス小菊栽培研究会では6月24日,南三陸町において,第2回小ぎく現地巡回を開催しました。今回は,8月お盆及び9月お彼岸出荷用小ぎくの生育状況と,白さび病等の病害虫発生状況を確認しました。
 南三陸町の小ぎくの生育は,5月の低温寡照で遅れていましたが,6月の好天により現在はほぼ平年並みとなっています。今年度初めて小ぎくを栽培している生産者ほ場では,先輩会員から「高畝にして根張りと排水を良くしたら良いのでは」等のアドバイスがありました。また,普及センターからは,これから梅雨最盛期となり湿度や気温も高くなるので,白さび病やハダニの防除を早めに行うよう指導しました。
 普及センターでは7月にも現地巡回を通じて,出荷前の小ぎくの生育状況を確認しながら,予約相対取引量の拡大に向けた小ぎく生産を支援します。

本吉農業改良普及センター
先進技術班
TEL 0226-46-6902
FAX 0226-46-5140

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伏せ込み促成栽培によるホワイトアスパラガスで,農業電化協会長賞(優秀賞)を受賞

2010年06月25日 12時01分34秒 | ⑤安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
平成22年6月10日,仙台市内のホテルにおいて「平成21年度農業電化推進コンクール」の表彰式があり,当普及センター管内の「JAみやぎ亘理 山元地区野菜生産出荷組合」が農業電化協会長賞(優秀賞)を受賞しました。
 同組合では,平成18年からホワイトアスパラガスの伏せ込み促成栽培に取り組んでいます。(平成21年実績 6戸,株養成面積2.5ha)。この作型は,2月上旬に播種し,露地で養成したアスパラガスの根株を11月中旬頃に一度掘り上げた後,ビニールハウス内の温床線を配した伏せ込み床で管理し,12月はじめから翌年2月頃まで収穫・出荷されるものです。同出荷組合では,国産のアスパラガスが品薄となり,特にクリスマス需要で高単価が期待できる12月出荷を目指しています。
同コンクールの審査員からは,「電気温床線をホワイトアスパラガスの伏せ込み栽培へ利用し,需要期に合わせた生産により農業所得を向上させたこと」が評価されました。
 伏せ込み促成栽培によるホワイトアスパラガスは,生産者や関係機関から,遊休未利用地対策や収益性が高い冬期の新品目として期待も大きく,亘理農業改良普及センターでは,今後とも引き続き技術支援等を行っていきます。

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土壌病害虫被害を防ごう!施設野菜の土壌消毒講習会を開催

2010年06月24日 18時55分27秒 | ⑥環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 石巻地域はトマト,いちご,きゅうり,ほうれんそうなど県内有数の施設園芸産地ですが,近年,キュウリホモプシス根腐病やイチゴ萎黄病,センチュウ類など土壌病害虫の発生が問題となっており,土壌消毒など,早急な対策が求められています。

 そこで,普及センターでは平成22年6月22日(火)にJAいしのまき農業情報センターを会場として「施設野菜の土壌消毒講習会」をJAいしのまきと共催で開催しました。 講習会では,宮城県農業・園芸総合研究所の永野敏光上席主任研究員が,米ぬかと太陽熱,水だけで行う環境にやさしい「土壌還元消毒法」について講演した後,普及センター職員から「各種土壌消毒方法の効果とコスト比較」をテーマにいろいろな土壌消毒のやり方と効果の対象・費用試算などの説明を行いました。

 当日は施設野菜の生産者ら約40名が参加し,日頃感じている疑問点や効果的な消毒方法についての質疑応答がなされました。土壌病害虫は作付が開始されてからでは手の打ちようがなく,放置しておくと被害が拡大することから,普及センターでは今後も適切な土壌消毒の普及に取り組んでいきます。

・問い合わせ
石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
℡:0225-95-7612


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会員相互の交流を深める~仙台農業士会総会・情報交換会~

2010年06月24日 09時12分23秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 仙台農業士会(千葉晃彦会長・会員25名)は6月9日に仙台市泉区のハッピーファーム庄司牧場(指導農業士庄司善信宅)の研修・交流ハウスで総会・情報交換会を開催し,21年度事業・収支決算と22年度事業計画・収支予算案を承認しました。今年度は東北・北海道地区農業士研究会が宮城県を会場に開催されることから,会員への協力要請と多くの会員が参加できる方策について質疑が行われました。特に,会員相互の交流を深めることを第一に,東北・北海道地区農業士研究会や各種の研修会等に積極的に参加するよう会員相互で声を掛け合い活動していくことを確認し,総会が終了しました。
 情報交換会は,仙台市中心部の会場では味わえないオープンな雰囲気の中で開催され,会員相互の交流を深めようとの趣旨で参加者は一品持ち寄りを行い,自己紹介のときにお披露目して自分の経営など紹介しました。鉢物・花壇苗を生産している会員は寄せ植えを持参し,これから商材として売り込みたい花などについて熱心に紹介し,会員から大きな拍手が送られていました。参加した普及センターの職員も交え,賑やかに情報交換が行われました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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旬の朝穫り筍をその日のディナーメニューに

2010年06月23日 09時25分55秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
美里農業改良普及センターでは管内で収穫される旬の食材をその日のうちにホテルのディナーメニュー提供するための取組を行っています。その第一弾として5月上旬から朝穫り筍の産消連携に取り組みました。
 これまでの流通ルートでは不可能であった朝穫り筍の当日利用を生産者,流通業者,実需者の連携により実現させ,ホテルのレストランを利用されるお客様に好評を博しています。
 今回の取組は,朝穫り食材の提供が望ましい旬の食材の提供を年間通して行う仕組み作りの第一歩であり,今後の取組の試金石となっているものです。
 美里普及センターでは,今後も生産者と消費者を食材を通して結びつけるための活動を強化してまいります。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班

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乾田直播の普及を目指し,現地検討会を開催

2010年06月23日 09時20分38秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 担い手農家の規模拡大に伴い,低コスト・省力化を図る目的で乾田直播栽培が増加しており,昨年の県内栽培面積の約70%は当普及センター管内の取り組みとなっています。
 去る6月8日、乾田直播の課題の一つである初期の除草対策を主な目的として現地検討会を開催しました。生産者・関係機関約25名が参加し,現地2カ所の生育と雑草の生育状況を見ながら耕種概要の説明を受けました。ほ場では,初めて直播栽培に取り組んだ参加者もおり,参加者どおしでの情報交換も行われていました。
 現地研修後後は普及センターに戻り,古川農業試験場の星上席主任研究員から除草方法と栽培のポイントについて説明がありました。今年度は降雨により5月に入ってからの播種が多く、また低温で生育が遅いこともあって,生育や,除草剤散布の判断に不安を感じている生産者もいましたが,「6月10日頃までに出芽が揃えば出穂晩限に間に合うのではないか。雑草の生育に合わせて除草剤を散布した後,適期に入水し,水でも除草する形とする。」等の説明を聞いて皆さん安心されたようです。
今後も普及センターでは,現地検討会等を通じて乾田直播の安定栽培のための活動を行ってまいります。

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「いちご生産」と「そば生産」をつなぐ石巻地域「Bee(ビー:みつばち)プロジェクト」

2010年06月21日 17時35分32秒 | ⑨農村地域の振興に向けた取組支援
石巻地域は県内有数のいちご産地です。いちごの生産にはミツバチの利用を欠かすことができませんが,近年のみつばち不足への対応やいちごの生産コスト低減へ対応するために,現在の使い捨て状態から,次期作へつなげるための「ミツバチの延命」が課題としてあります。
 一方,石巻地域では桃生地区,鳴瀬地区において,米の需給調整作物の1つとしてそばの栽培が行われています。そば生産者においては,ミツバチ利用によって受粉率が向上し,増収することが期待されます。
 今年度,普及センター,JAがいちご生産者へ呼びかけを行い,この取り組みに賛同したいちご生産者がいちご出荷終了にあわせて6月14日(火)に巣箱をそばほ場へ移動しました。巣箱は,そば栽培が終了する秋に再びイチゴハウスへ移動する計画です。
 この取り組みにより,「いちご」,「そば」,「ミツバチ」の3者の有機的な繋がりによる相乗効果が期待されています。
 先週からそばの開花が始まり,ミツバチも元気に活動し始めました。晴天時の白いそばの花と巣箱は今年度からの石巻地域の名物になりそうです。普及センターでは今後もこのような地域内のコーディネートと生産者の経営の充実に向けた取り組みの支援を行っていきます。


みごとに咲いたそばの花と巣箱


巣箱移動時のふそ病自主検査の様子

・問い合わせ
 石巻農業改良改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435

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「女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第1回目)」を開催

2010年06月21日 14時24分27秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 亘理地域の農産物・農産加工品に込めた想い・特徴をお客様に伝え,商品を選択していただくため,平成22年6月14日(月)に「平成22年度 女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第1回目)」を開催しました。

 当日は,亘理町内で農産加工等に取り組んでいる女性農業者や直売所の販売スタッフ18名が参加しました。
 株式会社COM消費生活創研代表取締役社長 鈴木裕子氏を講師として「消費者の望む商品とは」と題した講話とグループ演習を行いました。

 商品を選択してもらうためには,お客様の望んでいる「価値」が必要で,お客様は「簡単」「便利」「楽しい」「おいしい」「安心」「ヘルシー」といった価値の高さで商品価格が決まること,また「商品」の食べ方(どうしたら簡単で便利か)や,内容(安全安心・ヘルシーな理由)についてアピール・情報発信し「教える」ことが必須である等のお話しがありました。

 次いで「漬物」をテーマとし,食べ方提案・特徴・内容などを「言葉」にして,お客様に対するアピールポイントの設定・コンセプト立案についてグループ演習を行いました。

 また,「コンセプト」や「商品内容」を解りやすく伝えるツールとして,コルクボード等の活用や使用法の紹介がありました。


 参加した方々からは,「核家族や若年層の食生活は,想像もつかないねぇ」,「思っていることを言葉にするのは難しいものだねぇ」,「私たちの商品の特徴や食べ方を伝えるって大切だね」といった声が聞かれました。


 当普及センターは,今後とも地域の農産物や農産加工品に付加価値をつけ,その価値を正しく消費者に伝えることにより,消費者に選んでもらえる商品の生産を支援し,生産者の所得向上と地域の振興に向けた活動を継続していきます。




<連絡先>亘理農業改良普及センター 0223-34-1141

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