宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米にんにく部会の現地検討会が開催されました

2023年05月31日 16時36分34秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和5年5月24日、JAみやぎ登米にんにく部会の現地検討会が開催され、部会員15人が参加しました。

本年は、3月の大雨によりほ場の冠水が見られ病害虫の発生が心配されましたが、病害虫の発生は少なく、生育も良好でした。

検討会では、視察先ほ場でのこれまでの管理や6月末の収穫後の管理について検討が行われました。また、部会員から連作障害への対策や土づくりについて質問があり、部会員が取り組んでいる対策の情報交換や、農業改良普及センターで行っている土壌診断を活用した施肥設計の仕方等、今後の品質向上に向けた意見交換が行われました。

普及センターでは、土壌診断による肥培管理指導など、品質向上に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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アイガモロボや水管理システムで環境にも人にも優しい農業を!

2023年05月31日 11時57分32秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 大崎市などが組織する「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」は、スマート農機の現地講習会を大崎市松山で開催し、生産者や国、県、JAなど約40人が参加しました。これは国の「みどりの食料システム戦略」に対応して有機農業に取り組む生産者に役立つ技術として、水田雑草の成長を抑えるアイガモロボとスマートフォンを活用した水管理システムの実証実験について紹介しました。

アイガモロボはソーラーパネルとバッテリーを搭載し、水田を自動で移動しながらスクリューで泥を巻き上げ光を遮断し、雑草の発生を抑えるものです。水管理システムは水位や水温がスマートフォンから確認できるほか、入水を制御できるモデルでは遠隔で設定した水位まで水を入れることができ、メーカーの実演では参加者の注目を集めていました。

普及センターでは、講習会を主催した協議会に参画し、生産者や関係機関と連携しながら環境にやさしい技術の実証や普及について支援していきます。

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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いちご育苗研修会が開催されました

2023年05月31日 10時02分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

亘理郡内のいちごの出荷はまだ続いていますが、育苗作業が本格的に始まるのを前に、令和5年5月24日にJAみやぎ亘理いちご部会主催の「令和6年産いちご育苗管理講習会」が行われ、33名の生産者が参加しました。

 講習会では、普及センターから栽培管理のポイントとして、前半は肥培管理に注意してランナー数を確保すること、後半は特に病害虫防除対策を丁寧に行い、目標とする収穫時期から夜冷処理時期などを逆算して採苗を行うこと等について説明を行いました。生産者らは、収穫期間中の育苗研修会ではありましたが、次作に向けて、苗づくりの要点を確認しました。

 JAみやぎ亘理における令和5年産いちごの販売実績(5/10時点)は、対前年比で重量94%、金額103%になっています。普及センターでは、今後も関係機関と連携し、いちごの生産額増加に向けて支援していきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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そらまめの現地検討会が開催されました

2023年05月30日 19時01分49秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年5月18日、JAみやぎ仙南白石そらまめ部会による現地検討会が開催され、部会からは5人の生産者が出席しました。

 現地検討会では、白石市内の各生産ほ場を巡り、生育状況や病害虫発生の有無等を確認し、普及センターから、講評と今後の管理の説明を行いました。質疑応答では、生産者から積極的な質問が出され、生産者の方々の栽培に対する意識の高さが感じられました。

 宮城県は、そらまめの主産地であり、生産量のさらなる拡大が求められています。普及センターでは,今後も生産拡大に向けての支援を行っていきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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水稲ペースト二段施肥の実演会が開催されました

2023年05月30日 12時36分43秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 近年、河川を通じて海洋に流入するプラスチックが問題となっており、これまでプラスチックによる被覆肥料を使い続けてきた農業分野においても大きな関心事となっています。

 このような背景を受け、管内にラムサール条約に登録された志津川湾があるJA新みやぎでは、海洋プラスチック問題に配慮した米生産の取組を推進するため,令和5年5月15日、南三陸町において、「水稲ペースト二段施肥」の実演会を開催したところ、生産者や関係機関から多数の参加がありました。

 この技術は、プラスチックを使用しない粘性のあるペースト状の肥料を、田植えと同時に土中の上下二段に施肥することで肥料の効果が持続するもので、被覆肥料の代替として期待されています。今回は、施肥位置を田面から「3cm下」と「12cm下」の二段になるよう施肥位置を調整して田植えが行われました。

 今後、肥料メーカーによる生育調査が実施され、地域での適用性が検討される予定です。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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農大生による普及センター訪問が実施されました

2023年05月30日 11時38分57秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 宮城県農業大学校では、1年生を対象に、学生自身が出身地の農業の現状や普及センターの役割を把握し、先進農業体験学習や進路検討、就農後の経営等に役立てるため「普及センター訪問」を実施しています。

 当普及センターにも、令和5年4月28日、畜産学部と園芸学部に入学された2名の学生が来所しました。

 当日は、普及センター所長による歓迎のあいさつの後、職員から管内農業の現状、普及センターの役割と活動内容、新規就農者の支援策の概要、4Hクラブの活動について説明しました。

 さらに、学生からも「畜産農家の労働時間はどの位か」や「今後、伸びる品目は何か」といった質問が出され、質疑応答を通して農業の現状をより深く理解した様子でした。

 最後に、それぞれの将来の進路について考えをお聞きして助言するとともに、何か相談があれば普及センターを頼ってほしいと伝えました。                                           

 普及センターでは、今後も地域農業の担い手の確保育成に努めていきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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「グリーンな栽培体系」を目指して、展示ほの田植えが行われました

2023年05月29日 16時02分11秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

   登米市は環境保全米の栽培が県内一盛んな地域です。

   昨年度は、「ペースト肥料の田植同時施用によるプラスチック被覆肥料の利用削減」など、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」の検証を行い、従来の環境保全米とほぼ同等の品質・収量を得ることが実証できました。一方で、「肥料価格高騰への対応」や「生産者の選択肢の拡大」といった課題も明らかとなりました。

   そこで、今年度は普及センターのプロジェクト課題として、JAみやぎ登米、肥料・農機メーカーの協力のもと5か所の展示ほを設置し、課題の解決に向けて取り組むこととしました。

   5月12日の登米市豊里町の展示ほで、「田植えと同時に、昨年の3/4の量に減肥したペースト肥料を3cmと9cmの深さに施肥」という設計で実施しました。

    最初に、田植機前部にある2つのタンクに肥料を注入し、田植機から確実に肥料が滴下されていることを確認してから田植えが行われました。途中、機械の調整で時間を要したものの、その後は順調に田植えは進み、肥料の残量から、設計どおり肥料が滴下されたことを確認しました。

    当日は、稲作部会員数名が見学に訪れ、普及センターからは資料を配付し、グリーンな栽培体系に対する理解を図りました。

    今後は定期的に展示ほの調査を行い、グリーンな栽培体系の検証を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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河北ミニトマト部会現地検討会が開催されました!

2023年05月29日 13時34分40秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年5月23日に石巻市河北地区でJAいしのまき主催のミニトマト部会河北北上支部の現地検討会が開催されました。10人の生産者が参加し、各生産者のほ場を巡回し検討を行いました。

 どのほ場でも目立った病害虫はなく順調に生育しています。天候が変わりやすい季節のため、生産者ごとの生育ステージに合わせて、かん水やハウス環境の調節といった栽培管理を指導しました。

 現在は3~5段目が開花しており、生育の進んでいるほ場は6月中旬頃からの出荷が見込まれます。

 普及センターではこれからも巡回指導などを行いながら、栽培管理の支援を行います。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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加美町の花き農家を巡回しました。

2023年05月29日 08時57分58秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

令和5年5月18日、やくらい土産センターに出荷している花き生産者や、市場にばらを出荷している生産者を巡回し、生育状況の確認を行いました。盆の需要期に向けてトルコギキョウや露地ぎくが定植され、概ね順調に生育していました。また、昨年から新規就農者が取り組んでいる、多肉植物の生産状況も確認しました。多くの種類がビニールハウスの中ですくすくと生育していました。

 普及センターでは今後も、地域の花き振興を支援してまいります。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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きゅうりで天敵製剤を導入しました

2023年05月26日 16時57分39秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

登米地域では、促成作、夏秋どり、抑制作の3つの作型で3月から11月まで出荷が行われており、宮城県内一のきゅうりの生産地となっています。

きゅうりは病気にかかりやすく管理がとても難しい作物ですが、近年では病気に抵抗性を持つ品種が開発され、病害防除の回数が減らせるようになってきました。そこで今作から、害虫の防除回数も減らそうと、県外他産地で導入実績のある天敵製剤を導入し、効果を実証することになりました。

天敵製剤の利用は、薬剤散布回数低減による省力化だけでなく、環境負荷低減の効果も期待されます。普及センターでは、天敵の定着度と発生している害虫を定期的に調査しています。

今後も、天敵製剤の種類や特徴、導入上の注意点など、きゅうりの生産技術向上のため、情報発信を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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