宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

四季成りいちごの先進的農業法人への視察研修会を行いました。

2023年02月28日 16時43分38秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和5年2月15日,四季成りいちごの先進的農業法人である株式会社リアスターファームへの視察研修会を岩手県大船渡市で開催しました。この研修会は,令和5年から四季成りいちご栽培を開始する有限会社水山養殖場の畠山専務と社員1名が参加し,四季成りいちごの生産開始に向けて栽培技術への理解が深まりました。
 初めに,(株)リアスターファームの太田代表取締役より栽培の現状や出荷体制について紹介いただきました。(株)リアスターファームでは,高度な栽培技術と専用の栽培施設を用いて2年8季どり栽培を実現しており,周年出荷しているとのことでした。また,完熟状態で実需者へ届けるため,選果場や予冷庫を低温管理するなど品質管理が徹底されていました。加えて,ほ場ごとに「作業進捗状況管理表」を設置しており,毎日の作業を項目ごとに記録することで,従業員同士の引継ぎが円滑に行われるよう工夫がなされていました。
 (有)水山養殖場のいちご生産開始に向けて太田代表取締役より,業務用規格を遵守して出荷できるよう栽培管理を徹底すること,地元を中心に販路を確立させることの2つが特に重要であるとの感想を頂きました。
 参加した(有)水山養殖場の畠山専務と社員からは,栽培だけでなく収穫調製や労務管理など参考になることが多かったので,今後の栽培開始に向けて生かしていきたいとの声が聞かれました。気仙沼普及センターでは,(有)水山養殖場のいちごの生産体制確立に向けて,引き続き支援していきます。



<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター
      先進技術班 TEL:0226-25-8069,FAX:0226-22-1606

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JAみやぎ登米環境保全米講演会が開催されました。

2023年02月28日 16時33分45秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
令和5年2月22日,登米市のホテルサンシャイン佐沼にて,JAみやぎ登米環境保全米講演会が開催され,組合員など約90人が参加しました。
講演会に先立ち,「飼料用米多収コンテスト表彰式」として,令和4年度に飼料用米栽培で多収を収めた生産者の表彰が行われました。
講演会では,株式会社神明から日本米の輸出をめぐる動向と今後の取組について,東北農政局から「みどりの食料システム戦略」の概要や有機農業の推進について情報提供いただきました。
その後,令和4年度に取り組んだ「グリーンな栽培体系」の報告として,普及センターより,検証した栽培体系が現行の環境保全米とほぼ同等の生育経過を辿り,同等の収量を見込めることを説明しました。併せて片倉コープアグリ株式会社より,今回検証したペースト肥料の,プラスチック削減効果をはじめとした環境負荷軽減効果について説明いただきました。
最後に,稲作部会連絡協議会の大久保副委員長が「サステナ宣言」を読み上げ,JAみやぎ登米として,環境に配慮した持続可能な農業を実践していくことを宣言し,会は終了しました。
普及センターでは,今後も,みどりの食料システム戦略に沿った環境配慮型農業の実践を支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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女性農業者向け「安全で快適な職場の作り方」研修会を開催しました

2023年02月28日 11時09分18秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 雇用を導入している経営体では,女性農業者が雇用管理を担うケースが増えてきており,労務管理などのマネジメント能力の向上が必要となっています。また,農業における労働災害の発生件数は年々増加しており,安全で働きやすい職場づくりの取り組みが重要となっています。
 美里農業改良普及センターでは,一昨年,昨年に引き続き「女性農業者のためのマネジメント講座」を企画し,本年は「安全で快適な職場の作り方」をテーマに社会保険労務士法人プロゲート仙台オフィス庄司弥生社会保険労務士を講師に招き,2月10日に研修会を開催しました。
 講師から,「安全と快適」は人の生命にかかわる要素であり,事業者にとって重要な責務であることから,効率的な「安全で快適な職場の実現」を目指すには,従業員が主体となって現場に落とし込むことが必要であることを分かりやすく説明がありました。
 そして,改善活動のポイントとして,リスクアセスメント,5S活動,高年齢労働者の災害防止対策の3つを取り上げ,現場で取り組みやすい活動の紹介がありました。
 講義のあと,参加した女性農業者から,農作業でヒヤリとした事例について発言があり,講師から,「女性は危機に関する感度が高いので,農作業に潜む危険性を察知しやすい。主体となって安全管理に取り組んで欲しい。」と励ましの言葉がありました。
 普及センターでは,今後も資質向上研修等を通し,女性農業者の活躍を支援します。




  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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大島ウェルカム・ターミナルで販売組合の研修会が開催されました

2023年02月28日 11時01分19秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 令和5年2月16日に気仙沼市大島ウェルカム・ターミナルを会場に大島ウェルカム・ターミナル地場産品出荷・販売組合(以下大島WT販売組合と略す)の研修会が開催されました。
 研修会には,大島WT販売組合の役員12名が参集しました。
 大島WT販売組合では,農産物等直売所機能強化支援事業を活用し,8月から月1回の定例会を行い,経営改善に必要な取り組みについて話し合ってきました。
 事業を業務委託された株式会社東北農都共生総合研究所の片岡所長から,定例会で話し合ってきた内容をとりまとめた,「経営改善に向けたアクションプラン」の内容について報告してもらい,役員全員一致でこのアクションプランを令和5年度から取り組むこととなりました。
 この報告会終了後,有限会社ベネットの青木隆夫代表から「大島WT 課題と今後の対策」と題した講演をしていただきました。
 講演の中では,小規模な直売所が売り上げを伸ばすための手段,イベントによる集客の事例,POPによる宣伝効果など,多くの改善策を提案していだきました。
 大島WT販売組合では,大島特産のユズや大島カブを使ったオリジナル加工品の開発を始めており,片岡所長のまとめたアクションプラン,青木代表の提案を活用しながら新商品の開発と販売を目指していくと一致団結していました。
 普及センターでは,農産物の安定生産や商品開発の支援などを行いながら,大島WTを支援していきます。

<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班TEL:0226-25-8069,FAX:0226-22-1606

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令和4年度第2回美里地域農業普及活動検討会を開催しました

2023年02月28日 10時58分13秒 | ⑩要請・緊急対策,その他
 美里農業改良普及センターでは,農業者等のニーズに対応し,より高い成果を創出する普及指導活動を行うため,活動計画とその活動実績,目標の達成状況等について,外部委員の客観的な視点から評価をいただき,次年度以降の普及指導計画の改善を図るために普及活動検討会を年2回開催しています。
 令和4年度第2回目の検討会を,普及活動検討委員6名に出席いただき2月3日に開催しました。
 今回は,令和4年度普及指導計画の中から,今年度で完了する2つのプロジェクト課題の活動について,現在策定中の令和5年度普及指導計画からは,普及指導方針や,新規課題を含めた3つのプロジェクト課題,重点活動の計画について検討いただきました。
 委員からは,「豪雨災害などの被害があった中,継続的にプロジェクトに取り組んだことで生産者の栽培技術が向上し,次年度の作付拡大に繋がっている。」といった評価や,「プロジェクト課題活動を通して得られたノウハウを今後の普及活動に活かし,地域で波及して欲しい。」という要望が出されました。
 普及センターでは,今回の普及活動検討会でいただいた評価や意見を踏まえ,より成果の上がる普及活動に取り組んでまいります。




<連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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道の駅大谷海岸直売組合で研修会が開催されました

2023年02月28日 09時42分16秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 令和5年2月16日に気仙沼市大谷公民館を会場に道の駅大谷海岸の農林水産物及び加工品等を出荷している直売組合の研修会が開催されました。
 研修会には,道の駅大谷海岸の社長,事務局,直売組合の組合長,役員,総勢12名が参集しました。
 研修会の講師は,全国の道の駅や農産物直売所の立ち上げから経営改善までのコンサルを行っている,有限会社ベネットの青木隆夫代表を迎え,道の駅大谷海岸の良い所,改善が必要な所,お手本となる全国の事例について1時間講演してもらい,講演後,道の駅事務局や直売組合役員からの質疑応答をじっくりと行いました。
 青木講師から,道の駅大谷海岸はアニメ映画「すずめの戸締まり」に登場することから,これから数年は聖地巡礼の舞台となるので,映画内で紹介された飲食メニューを積極的にPRする他に,インスタ映えする「とがったメニュー」を考案して,新規顧客やリピーターを獲得するようにと提案され,参加者全員が大きくうなずいていました。
 質疑応答では,直売組合の役員から,道の駅事務局への不満なども出されましたが,青木講師が全国の事例を交えながら,定例会の開催や商品の配列方法などについての改善アドバイスがありました。
 コロナウイルス感染拡大防止のために,外出を控える方々が多い状況のなか,道の駅大谷海岸の売り上げは前年を上回っていることから,急激な販売不振がおきることはないものの,これからは「映える」を意識して店舗のデザイン,飲食メニュー,お土産品を考えていかないと淘汰されてしまうと激励があり,参加者は良い刺激をもらった様子でした。
 普及センターでは,農産物の安定生産や新規品目の提案などを行いながら,道の駅大谷海岸を支援していきます。

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令和4年度農業法人ステップアップセミナーを開催しました

2023年02月28日 08時58分38秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 普及センターでは,仙台市農業振興課と共催で「農業法人ステップアップセミナー」を開催しました。毎年恒例の当セミナーですが,今年度は「人材募集や雇用環境整備を考えよう」をテーマに,令和5年2月10日と16日の全2回コースで開催し,当普及センター管内の11法人から12名の参加がありました。
 講師として,松倉社会保険労務士事務所の松倉惠子特定社会保険労務士をお招きし,選考基準や面接のポイント,採用後のサポート等について講義とワークショップを行っていただきました。参加者からは,「自分や組織を見直すきっかけとなった」,「セミナーの内容を法人内で共有したい」などの声をいただきました。
 普及センターでは,今後も法人の組織力向上のため支援を実施してまいります。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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みやぎ農業未来塾「正しい農薬の使い方・選び方」を開催しました

2023年02月24日 16時02分22秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和5年2月20日,宮城県仙台合同庁舎において,みやぎ農業未来塾「正しい農薬の使い方・選び方」を開催し,新規就農者や就農希望者,管内農業法人の従業員など28名が参加しました。
 研修会では,公益社団法人緑の安全推進協会から講師をお呼びし,農薬の種類や法律による規制,使用方法,RACコード,農薬の処分方法など,農薬の安全使用についてのお話をしていただきました。その後,普及センター職員から,病害虫の特定方法と,植物と病害虫に適した農薬の検索方法について情報提供を行いました。
 参加者からは「農薬の知識はインターネットや本から得ていたが,専門家の話が聞けて勉強になった。」「農薬の検索が自分自身でできたり,疑問に思っていたことが解決できてよかった。」などの感想がありました。
 また,アンケートの結果では,土づくりや土壌肥料を勉強したいとの意向もあったことから,今後の研修会に生かしたいと思います。
 普及センターでは今後も,新規就農者や就農希希望者を支援していきます。
     
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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JA新みやぎあさひな大豆栽培講習会が開催されました。

2023年02月22日 16時11分21秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和5年2月16日,JA新みやぎあさひな統括営農センター主催の大豆栽培講習会が開催されました。新型コロナウイルス感染症拡大防止等のため,JAではこれまで講習会の開催を見送ってきましたが,今回は久しぶりの開催とあって,会場には約50名の生産者が集まりました。
 講師に古川農業試験場の研究員を迎え,「令和4年産大豆の作柄概況」及び「多収栽培のためのポイント」について講義をしていただきました。特に後半の講義では,研究成果を紹介しながら,ほ場の砕土や播種など基本的な作業の重要性について説明があり,生産者は熱心にメモを取りながら,聞き入っている様子でした。また,質疑応答の時間にも活発に質問が出されるなど,生産者の増収に向けた生産意欲が感じられる講習会でした。
 普及センターでは,今後もJAと連携して大豆の生産性向上を支援していきます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp  


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栗原地域農業経営セミナーを開催しました

2023年02月22日 15時53分37秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
令和5年2月14日(火),県栗原合同庁舎を会場に,「農業経営セミナー」を開催しました。
今回のセミナーには,管内の農業法人・関係者等を合わせて29人が参加し,若い人材の確保と定着率向上の手法を学ぶことを目的に,株式会社スリーデイズ代表取締役の伊藤理恵様より,「学生に選ばれる農業法人とは」と題し,ご講演いただきました。
参加した農業法人は,地域の方々に自社の魅力を知ってもらえるようPRを図ることが大事であり,また,やりがいや地域貢献などが離職率低下のキーワードであること,雇用確保のためには中長期の経営戦略が重要であることなどを改めて理解したようでした。
当普及センターでは,農業法人の経営向上のため,今後も継続して支援していきます。

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