宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地域計画策定に向けた地区協議が開催されました

2023年11月30日 09時26分36秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 名取市において、地域計画策定に向けた地区協議が11月20日から28日までのうち5日間、認定農業者等の担い手、農業委員、農地利用最適化推進委員を参集して開催されました。

 協議に先立ち、普及センターから、名取市全体の年代別認定農業者の状況と10年後の担い手の予測を説明し、担い手が減る中で誰が地域の農地を維持管理していくのかについて話題提起しました。続いて市から地域計画策定の概要が説明された後に意見交換を行いました。

 市内東部地区では東日本大震災に伴う農地整備事業により、認定農業者や農業法人に多くの農地が集積されており、今後は集約をどうするかが課題となること、西部地区では小区画の未整備農地が多く、耕作されていない農地もあることから、その対応をどうしていくのかが課題となることが確認されました。

 出席した担い手からは、「集落単位での出し手農家も交えた話し合いが是非とも必要」との意見が出されました。

 市では、今後の進め方を更に検討して作業を進めていくこととしています。

 普及センターでは、地域計画策定について引き続きサポートしていきます。

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 

 


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「なとり・ぐるっと親子講座せり収穫体験」が開催されました

2023年11月30日 08時46分02秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 名取市地域農産物等消費拡大推進協議会(事務局:名取市農林水産課)が主催する「なとり・ぐるっと親子講座せり収穫体験」が令和5年11月11日に開催され、普及センターは運営支援を行いました。

 当日は、あいにく肌寒い日となりましたが、13家族37人の親子が「せり」の収穫や洗浄を見学した後、洗浄・調製作業を体験しました。

 また、講師を務めた生産者からは名取市でせりが栽培された歴史や栽培の苦労について、JA担当者からは食卓にせりが並ぶまでの流通についてパネルを使いながら説明がありました。

 参加者からは「寒くありませんか。水に浸かりながらの作業は大変ですね」などの声が聞かれ栽培の苦労を実感したようでした。

 また、生産者からは「『仙台せり』を鍋物などで美味しく召し上がってください」と一言ありました。

 

 普及センターでは、地元の農業への理解を深める取組を支援し、名取市の特産品のファンが一人でも多く増えるよう努めていきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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枝もの用クロマツ生産現地見学会を開催しました。

2023年11月29日 14時20分21秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年11月22日、気仙沼市・南三陸町内の枝もの用クロマツ生産ほ場2カ所を会場に、普及センター主催で枝もの用クロマツ生産現地見学会を開催しました。
 枝もの用クロマツ(以下、クロマツ)は、南三陸町の株式会社南三陸Pine Proを中心に、県内5市2町(14名)で生産されていますが、地域内でのさらなる拡大を目指しクロマツの栽培方法や収益性について生産現地見学会を開催しました。
 当日は、クロマツに関心のある4名の方に参加していだき、クロマツの苗定植1年目のほ場、2年目のほ場、収穫作業をしているほ場をそれぞれ見学してもらいました。
 参加者からは、「耕作放棄地を利用して栽培したい」、「出荷するのは手間だが南三陸Pine Proが協力してくれるならやれるか」、「まずは10a定植してみるか」とクロマツ生産に前向きなコメントを多くいただきました。
 県では、枝もの用クロマツ栽培を支援するとともに、地域内の生産面積の拡大を行うため、今後も生産者の掘り起こしを行っていきます。

   
定植2年目のほ場見学 収穫ほ場見学

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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たまねぎ・ブロッコリーの生産拡大に向けて

2023年11月29日 09時58分04秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年11月17日、JAみやぎ仙南と共催で仙南地域たまねぎ・ブロッコリー拡大推進研修会をJAみやぎ仙南本店で開催しました。約50名が集まり参加者は熱心に講演を聞いていました。

 仙南地域ではみやぎ園芸特産振興戦略プランの重点品目として、生産振興を進めている品目に「たまねぎ」と「ブロッコリー」があります。今回はこの二つの作物を栽培している県外法人の講演を中心に、地域で問題となっている病害の防除、JAみやぎ仙南の取り組み等について情報提供を行いました。

 はじめに福島県南相馬市原町区でたまねぎとブロッコリー併せて4haを経営している「豊かな福島をつくる豊福ファーム株式会社」の代表取締役である豊田雅夫氏の講演がありました。豊田氏は平成27年に農業以外からの新規参入でたまねぎ栽培に取り組んだ方で、秋から春にかけ収穫するブロッコリーを栽培した後に、3月末から緑肥作物を栽培し夏にすき込み、10月にたまねぎを定植し6月頃に収穫する作型を行っています。特に、たまねぎの作業はほとんどが機械化されており、効率的な栽培体系を進めていることについてお話がありました。

 また、農業園芸総合研究所からは仙南地域で問題となっているブロッコリーの黒すす病対策として定植30日後頃からの予防防除の徹底について注意喚起がありました。それ以外ではJAみやぎ仙南からたまねぎ・ブロッコリーの取組状況、当普及センターからはたまねぎの収量構成要素から自分の栽培上の課題を見つける方法等の情報提供を行いました。

 普及センターでは、今後も関係機関と一体となり、仙南地域の園芸振興に取り組んで参ります。

<連絡先>大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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第1回JA新みやぎあさひなまつりが開催されました

2023年11月29日 08時26分12秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

  

 令和5年11月12日(日)、第1回JA新みやぎあさひなまつりが開催されました。

 JA新みやぎは、令和元年7月1日に県北地域の5JA(栗っこ、南三陸、あさひな、いわでやま、みどりの)が合併し「新みやぎ農業協同組合(愛称:JA新みやぎ)」となりました。合併後記念すべき第1回のあさひなまつりは、令和元年10月10日~13日の台風19号による大雨の大災害で中止となり、その後コロナの影響を受けて中止が続き、令和5年に晴れて第1回の開催となりました。

 今年の夏の猛暑による影響により、生産者は出品する農産物の管理に大分苦労があったようですが、76点が集まりました。農産物の審査では、地元の特産品である「ねぎ」の出品点数が22点と最も多く、揃い・品質が高く審査に苦労しました。最も優秀な出品物に対して、JAからの表彰と副賞として各市町村長賞及び仙台地方振興事務所長賞などが授与されました。

 来年も災害などがなく、無事に第2回目のあさひなまつりが開催されるよう期待します。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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農と食のプロが中学生に教えるそばづくり

2023年11月27日 18時00分38秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 大崎市鳴子地域認定農業者連絡協議会では、毎年、鳴子中学校1年生を対象とした農業体験学習「農と食をつなげる食農講座」を実施しています。この講座では、認定農業者連絡協議会の会員が講師となり、中学生に鳴子地域の特産であるそばの栽培やそば打ち体験を指導しています。

 令和5年11月15日に、中学生が収穫したそばを使ったそば打ち体験講座が開催されました。認定農業者のほか、鬼首そば生産組合や地元でそば打ちをしている職人など、保護者も含め、地域の方々みんなで中学生にそば打ちを教え、和気あいあいとした雰囲気の中、見事な手打ちそばが完成しました。手打ちそばのほか、鳴子産野菜をたくさん使った「なる子ちゃんこ鍋」と、鳴子上原の牛乳を贅沢に使用した牛乳プリンをいただきました。

 最後に、鳴子地域認定農業者連絡協議会の会長である髙橋公氏から、「この食農講座で行ったそばの栽培や調理をきっかけに地元の農業に対して興味を持ってもらいたい」との講評がありました。

 <連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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土壌調査で農地整備事業を支援!

2023年11月27日 15時52分35秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 農業の生産性向上と担い手への農地集積を進める手法の一つに、農地の整備が挙げられます。水田を畑地として利用するには暗渠排水の整備が不可欠ですが、暗渠の高さや間隔を決めるためには、土壌の特性を把握することが必要になります。

 10月中旬から11月中旬にかけ、令和8年度に農地整備事業採択を予定している登米市内2地区の土壌調査が行われ、普及センターが土壌の判定を行いました。

 10月の調査では、検土杖による調査を行い、土壌タイプ別に農地を区分しました。その結果をもとに各地区4カ所の試坑(穴)が掘られ、11月は試坑に入って土層の厚さ、土性や土色等の調査を行いました。調査自体は一カ所20分程度と順調に進みましたが、1m近く水が溜まっていたところもあり、畑地利用のためにはやはり暗渠排水が必要であると感じました。

 普及センターでは、収益性の高い水農業推進に向け、引き続き支援を行っていきます。

 試坑内での調査の様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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家族経営協定が締結されました

2023年11月27日 11時39分25秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年11月20日(月),仙台市若林区の堀江夫妻宅で家族経営協定締結式が行われ、当普及センター所長が立会人として出席しました。

 立会人から、「経営主の急逝により経営承継が早まったが、堀江御夫妻が力を合わせて経営を発展させるとともに、地域の農業法人の役員として御活躍され、担い手として成長されることを期待する」と激励の言葉がありました。

 堀江さんからは、急な経営承継で戸惑いもあるが、これから夫婦力を合わせて堀江家の農業経営の発展に努力するとの決意表明がありました。

 家族経営協定とは、農業経営や生活・将来の目標について家族みんなで話合い、意欲とやりがいを持って農業を行うためのルールです。普及センターでは、家族経営協定締結の御相談をお受けしております。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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(株)宮城リスタ大川にて水稲勉強会を開催しました!

2023年11月27日 09時47分24秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 令和5年11月22日に当普及センター主催で (株)宮城リスタ大川において水稲勉強会を開催しました。

 (株)宮城リスタ大川は、東日本大震災で津波の被害から復旧した農地を中心に193haの面積で水稲を作付けしている県内でも最大規模の土地利用型農業法人です。

 今年の稲作は高温の時期が長く続き、品質への影響や白未熟粒が例年より多く発生しました。本勉強会では同法人の生育調査や収量調査結果をもとに今年の稲作を振り返りました。また、来年以降の稲作に向け、乾田直播栽培の除草に関する栽培指導を行ったほか、高温対策や土づくりなどについて社員の方々と積極的な意見交換を行いました。

 当普及センターは、これからも復興した農地の担い手への栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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大豆種子生産ほの第2期ほ場審査を行いました

2023年11月24日 11時42分51秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 登米管内には、「ミヤギシロメ」約29ha、「タチナガハ」約16haの大豆種子生産ほが設置されており、令和5年11月9日、17日、20日の3日間で、第2期ほ場審査を実施しました。

 今年の大豆は、生育前半は天候に恵まれ、順調に生育しましたが、生育中盤以降高温が続き、特に開花期頃に高温・乾燥の厳しい条件となりました。

 「タチナガハ」では、例年であれば刈り取りが終了しているはずの現在も落葉していない青立ち株が多く見られています。

 また、大豆の粒が小さく、ばらつきも大きいため、収量・品質面で例年より劣るのではないかと心配されます。

 そのような状況下において、管内の種子生産ほでは、刈取前の青立株の除去が必要ではありますが、全筆合格となりました。これから順次刈り取りを進めていく予定です。

 普及センターでは、今後も優良種子生産について支援を行ってまいります。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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