宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

冬どりキャベツの現地検討会が開催されました

2011年10月25日 16時19分22秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成23年10月21日に,大郷町で冬どりキャベツの現地検討会が開催されました。JAあさひな管内の冬どりキャベツ生産者11名が参加し,普及センターで設置している加工・業務用の冬どりキャベツの実証ほを会場に,現在の生育状況や今後の管理について検討を行いました。
 普及センターからは,実証ほの概要や生育調査,病害虫発生状況調査の結果について説明し,追肥や防除,収穫までの管理について,参加者の質問に一つ一つ丁寧に対応しました。
 JAあさひな管内では,今年から冬どりキャベツの生産に取り組んでいます。初めて作付する生産者がほとんどで,他の生産者と意見交換する良い機会になったようでした。
 今後も,生産者が互いに意見交換できる場を設け,次作の栽培技術向上につなげていく予定です。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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いよいよ小麦播種開始!準備は万全に

2011年10月25日 11時45分09秒 | ⑤安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 美里地域は県内で最も小麦の栽培が多く,平成23年産小麦の作付面積は727ha(JAみどりのまとめ)と,県内の53%を占めています。
 今年の収量は,降雨による播種の遅れ,高温による登熟期間の短縮等による影響で前年より低下したものの,等級はほぼ100%が一等と,実需者からは品質の高さが評価されています。
 JAみどりの管内では,平成24年産小麦の播種時期が近づいてきたことから,基本技術を再確認してもらい良質麦の生産を確保しようと,播種前の栽培講習会が開催されています。
 鹿島台地区での講習会には,地区内生産者の過半数となる28名の出席がありました。最初に普及センターから23年産小麦の作柄解析と,「播種は10月中に実施する」「砕土を十分に行い,除草剤は確実に散布する」「追肥は麦の生育ステージを確認して実施する」等,前年の反省を踏まえた重点事項を説明しました。
 続いて,農薬メーカーの方から新規除草剤の情報提供があり,雑草に悩まされているほ場も多いことから説明に興味を持った参加者が多く,参加者は熱心にメモを取っていました。
 今年度は現在までは天候に恵まれ,ほ場状態も良好なことから,播種作業も順調に進むことと見込まれます。普及センターでは今後もJAみどりのと協力し,現地検討会を通じ,収量・品質の向上に向けて支援していきます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
                                   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


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「梨でつけたキムチ」が本格販売開始

2011年10月25日 09時04分57秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 県では,農商工連携の取組を支援しており,この取組の中で,蔵王町産梨を使った新しい漬け物商品「梨でつけたキムチ」が商品化されました。

蔵王町は,梨生産量が年間1000t以上を誇る宮城県で一番の梨の産地ですが,梨を活用した商品がほとんどない現状でした。そこで,当事務所で,規格外の梨に着目し「生産者」と「蔵王漬物センター」とのマッチングを図り,商品化を支援しました。

商品の最大の特徴は,甘さと酸味のバランスの良い品種「豊水」の梨ペーストをキムチのつけタレの主原料としたこと。そのタレで地元仙南産のはくさいやヤーコンを漬け込んだおいしいキムチが完成しました。梨のフルーティーなさわやかさ,ヤーコンの特徴ある食感により,他にはない,梨を活用したキムチです。

原材料も地元産にこだわった「梨でつけたキムチ」は,1パック315円(税込価格)で,当管内の蔵王産直市場四季彩果,産直市場みんな野等で販売されています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班   

  TEL0224-53-3431 FAX0224-53-3138


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山元町,「夢いちごの郷」が復活~直売所を再開しました

2011年10月24日 11時42分56秒 | ②津波被災地域の営農確立支援

 地震に伴う津波により,山元町の「夢いちごの郷」は,いちご栽培施設と併設する農産物直売所がすべて流されてしまいました。
 しかし,農産物直売所に出品している「夢いちごの郷 友の会」の皆さんから,早期に再開してほしいとの要望が多く寄せられ,7月末に再開に向け,事業を活用して準備を開始しました。
 準備にあたっては,用地の確保や店舗の用意など様々な手続きがあり大変だったということですが,準備から2ヶ月あまりで開店となりました。陳列テーブルは野菜コンテナ等,工夫して利用しています。出品される農産物の売り上げデータなどは,パソコンで管理していましたが,幸いデータを管理していた会社が被災を免れ,すぐ立ち上げることができました。
 店舗は,国道6号線沿いの浅生原地区で,駐車場も大変広く入りやすい場所にあります。現在の品揃えは,なすや葉物等の野菜類とりんご等が中心で,りんごジュースやジャム類等の加工品もあります。また,以前から好評だった「いちご」と「パプリカ」のアイスクリームも今後販売することにしています。現在,営業日は週末のみですが,本格的ないちごの出荷を迎える11月からは毎日開店したいとのことでした。オープン当日は,復興の明るい話題として,多くのマスコミから取材を受けていました。これからたくさんのお客さんに利用されることでしょう。

営業日:金土日祝祭日のみ
営業時間:午前9時から午後4時まで
電話番号:0223-37-1115


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加美郡のりんご園主が農産加工の視察研修を行う

2011年10月21日 09時31分14秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

加美郡内のりんご園主らが山形県内の農産加工実践事例を学ぶため,8月29日に視察研修を行いました。

  大崎地方では西部の丘陵地帯でりんごが栽培されており,外部へ製造委託する形でジュース等の加工品生産も行われています。
 しかし,規格外果実の有効利用という側面が強く,果実の特徴を活かした商品の開発には十分な成果が上がっていませんでした。
 そこで,大崎農業改良普及センターでは生産者団体の加美郡りんご協議会と連携して,果実を原料とした農産加工の先進地である山形県内への視察研修を企画し,実行しました。
 当日は加美郡内のりんご園主とその家族ら16名が参加して,山形県大江村の果汁工房「果実の森スズキ」と,尾花沢市の有限会社「尾花沢農産加工」を見学しました。
  「果実の森スズキ」の経営主である鈴木茂氏からは,りんごや山ぶどうを原料とした加工品の製造販売に力を入れ,今では売上の過半を占めるに至った経緯を聞き,りんごの加工用品種「紅玉」のほ場などを見学しました。
 また,尾花沢農産加工では,第三セクター方式で設立した会社が成長して,漬物や果実の加工品で年商3億円以上を上げている様子や,商品開発の工夫や原料調達の方法について伺うとともに,同業大手との競合といった苦労についても話していただきました。
  普及センターでは,研修に参加した園主たちは2つの事例を見聞したことで,農産加工を柱にした経営に対する確かなイメージを持ったのではないかと評価しています。
  園主たちのなかには,宮城県で新たに育成したりんご加工用品種「サワールージュ」を導入している者がおり,今後の加工品開発に期待が集まります。
 普及センターでは今後とも,6次産業化に商品開発を目指し,農業生産の活性化を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


 


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水稲乾田直播現地検討会の開催

2011年10月21日 09時12分16秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  大崎農業改良普及センターは平成23年9月1日に大崎市内の現地ほ場を会場にして,水稲乾田直播現地検討会を開催しました。
 平成23年度に宮城県内では約750haの水田直播が行われており,そのうち古川・加美地域では約190ha取り組まれています。乾田直播はそのうち約7%となっています。
  水田直播は主食用米のほか,米粉用・飼料用・バイオ燃料用米,WCS用稲の新規需要米や加工用米などでも導入が始まっています。
  特に,水稲の大規模農家や生産組織で受託や利用権設定の面積が増加する中,既存の水稲機械や大豆・麦等の機械が使える乾田直播は,コスト低減に有効な輪作体系技術として期待されています。
 
  当日は,宮城県古川農業試験場の星上席主任研究員より「2年3作体系における水稲乾田直播について」と題して,栽培試験データや経営分析の結果をテーマにお話していただきました。
 さらに,検討会会場である農事組合法人アグリ高倉代表より,取組経過や苦労された点を紹介していただきました。
  参加者は,現地ほ場を見て移植栽培と比較しても遜色ない生育に感心しており,低コスト技術の試験成果を学ぶことができ有意義な検討会となりました。しかし,参加者から回収したアンケートには「2~3年状況を見てから導入を検討したい」という意見が多く,周辺へ普及拡大するには,まだ,時間が必要であると感じました。
 当普及センターとしては,今後も水田乾田直播の普及に向けた支援を継続します。

宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229(91)0726 FAX:0229(23)0910

 


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「利府梨」直売所今年も売れています

2011年10月20日 09時55分05秒 | ⑤安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 利府町は古くから日本なしの栽培が盛んで,県内では蔵王町に次ぐ栽培面積があります。毎年9月になると県道8号線(通称利府街道)沿いを中心に約60か所ある直売所がオープンします。
 今年は春先の低温により,「幸水」で4~5日ほどの生育遅れでスタートし,6月の生育調査では,果実の径が対平年比で90%程と今後の生育が心配されましたが,その後の天候にも恵まれ,収穫期には平年並みかそれ以上の大きさになったところが多くなりました。夏期の暑さにも恵まれ,大変甘い果実に仕上がりました。
 また,心配された放射性物質も検査の結果不検出となり,今年も多くのお客様に安心してお買い上げ頂くことができました。
 「利府のなし」と言うと,これまでは「長十郎」のイメージがありましたが,最近では食味の良い「あきづき」や「かおり」等の新品種への更新が進んでおり,よりお客様の好みにあった産地へと変わりつつあります。
普及センターでは,今後も利府なしの産地発展に向け,支援を行っていきます。


連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296


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先進農業体験学習でたくさんのことを学びました!

2011年10月19日 09時17分20秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 当管内には農業大学校の1年生6名が,9月5日から10月7日までの33日間先進農業体験学習に訪れました。
 今年学生を受け入れたのは,水田農業部門では佐藤弘毅氏(志波姫),白鳥一彦氏(志波姫),園芸部門ではグリーンディステニー有限会社(若柳),狩野和義氏(一迫),三浦孝夫氏(築館),酪農部門では有限会社小山牧場(一迫)です。
 学生達はそれぞれの受け入れ先で,いちごの定植,稲刈り,搾乳,アイスクリームの製造・販売,花壇苗や野菜の管理・出荷など様々な農作業と農家の暮らしを体験しました。
 研修が始まってすぐの9月8日には,栗原4Hクラブの主催で農大生激励会を開催しました。日中は4Hクラブ員との意見交換会や栗原農業士会との合同視察研修を行い,夜は青年農業士宅で交流会を行いました。学生達は普段同年代のみで生活しているため,始めはとまどっている様子でしたが,徐々に打ち解けて積極的に大人達の輪の中に入っていく様子が見られました。色々なタイプの経営者と交流することができ,大変勉強になったようでした。
 学習期間を折り返してからは,受け入れ農家や地域の方々ともすっかり打ち解け,家族と同様に農作業を進んで行う姿が見られました。
 去る10月7日に体験学習の終了式が行われました。学生から受け入れ農家に対し,「本当の家族のように温かく接してもらいうれしかった」「最初は早く終わってほしいと思っていたが,あっという間に終わってしまった」「農業に対する考え方が変わった」「将来農業に就きたいと思うようになった」「将来やってみたいことが見えてきた」といった前向きな感謝の言葉が述べられました。
 受け入れ農家から学生に対しては,「やればできるということ,最後までやり通すということを伝えたかった。これから自分自身を鍛え上げて成長してほしい」「家庭にすぐに溶け込んでくれた。自宅が近いので機会を作ってこれからも足を運んでほしい」「目的意識がはっきりしない中でとまどいがあったと思うが,他人の家の飯を食べたことが一番よい経験になったと思う。次に来てもらえるのがとても楽しみ」「将来独立したいと考えているなら,色々なことに興味を持ち,何をすべきか自分で考えられるようになってほしい」
「忙しい農作業が続いても余裕を持ってやれることが大切。それは自分の気持ち次第でもある」「果たして18歳で将来の目標を明確に決められるのか。これからも多くの体験をして自分の道を見出していってほしい」といった激励の言葉をいただきました。
 普及センターでは,今後も農業大学校と連携し,学生と受け入れ農家のパイプ役を担っていきます。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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日本酒ファンが,酒米の稲刈り体験!

2011年10月19日 09時05分15秒 | ⑨農村地域の振興に向けた取組支援

 去る9月17日,栗原市一迫長崎地区の水田で,宮城を代表する銘酒「綿屋」の藏元である地元の金の井酒造と原料の酒米を生産している「㈲長崎高原ファーム」の主催による酒米の稲刈りイベントが開催されました。
 イベントは,今年で5回目,栗原市や仙台市の日本酒の愛飲家や酒販関係者等,約70名が参加しました。刈り取った稲は,5月14日に参加者自身が田植え作業を行ったもので,約50aの水田のうち,1時間半ほどで10a程度の作業を行いました。参加者は慣れない鎌を使った刈り取りと,とも結いによる稲束の結束に悪戦苦闘していました。
 作業のあとは,昼食を兼ねた交流会が開催され,稲刈作業が終了したことを祝う「かっきり餅」が振舞われました。参加者は,餅に舌鼓を打ちながらも,稲刈りしたお米が,新酒になることに思いを馳せていたようです。
 普及センターでは,良質米の産地栗原で酒米の生産を増やしていきたいと考えており,プロジェクト課題に取り上げて,酒造好適米「蔵の華」の生産支援や日本酒の需要拡大支援などの活動を行なっています。特に,このような消費者と生産者が交流し,米づくりや酒造りの現場を理解してもらう取組は日本酒の消費拡大,ひいては酒米生産の拡大に大変重要と考えており,今後とも支援していきます。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437  FAX:0228-22-6144
 


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目でも楽しめる5色のジャムが揃いました。

2011年10月17日 17時42分45秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
大崎市鹿島台の(株)デリシャスファームでは,今まで培ってきたジャム作りのノウハウを活かし,5色・5種類のジャムの販売を始めました。ジャムは,(株)デリシャスファームで収穫された桃太郎トマト,桃太郎青トマト,イエローアイコ,いちじく,ブルーベリーを加工したもので,素材の味を活かした材料の配合となっています。
 今回は味だけでなく,目でも楽しめるよう,商品そのものの色で商品棚を彩る工夫もなされています。また,容器サイズを小ぶりにし,既存商品と比較しリーズナブルな価格設定にすることで,数色のジャムを組み合わせて購入しやすくしています。特に3色セットにしたものは,そのカラフルさから,若い女性に人気が高いとのことです。
 引き続き,普及センターでは同社の生産,加工,販売までの一体的な取組みに支援を行ってまいります。


美里農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

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