宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

若手経営者経営管理講座を開催しました

2022年02月28日 17時50分18秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 美里農業改良普及センターでは,若手農業経営者が経営の計数化を通して経営管理能力の向上を図ることができるよう「若手経営者経営管理講座」を開催しました。講座は12月から1月にかけ4回行い,普及指導員を講師に,簿記記帳の目的や簿記の種類や仕組み,日常の仕訳から決算までの流れについて講義を行いました。
 毎回15人程度の新規就農者を含む若手経営者が受講し,夫婦同伴での参加も多く見られました。
 農業特有の勘定科目や消費税の複数税率,補助金を受けた場合の圧縮記帳など,難しいところもありましたが,毎回参加者からは熱心に質問が出されていました。
 受講者の中には令和3年より複式簿記による青色申告を行う方もおり,今後は,作成した決算書を元に経営改善に向けた支援を行う予定です。

 

  

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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大崎4Hクラブ定例会が開催されました。

2022年02月28日 17時41分57秒 | ②新たな担い手の確保・育成

大崎4Hクラブの定例会が,令和4年2月8日(火)に大崎合同庁舎で開催され,クラブ員9名が出席しました。
 今回は,加美農業高等学校との交流についても話合いが行われました。これまでクラブ役員が加美農業高等学校と準備を進めてきましたが,新型コロナウイルス感染症が拡大していることから交流会は延期になりました。一方,生徒から事前に寄せられた農業に関する質問には2月中に回答することになりました。新型コロナウイルス感染症の動向を見ながら実際の訪問については今春に実施する方向として検討を続けることになりました。「感染対策をしながら実際に顔を合わせて交流する温度感も大切にしたい。」等活発な意見交換が行われました。
 普及センターでは,今後も大崎4Hクラブの活動を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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せり栽培視察研修会が開催されました。

2022年02月28日 11時19分00秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和4年2月15日,せりの栽培技術向上を目的としてJA新みやぎ南三陸地区本部管内の生産者を対象に栽培研修会が開催され,県農業・園芸総合研究所を視察しました。生産者と関係機関を含め6名が参加して,前半は農業・園芸総合研究所の露地野菜チームの試験ほ場を視察し,後半は担当者からせり栽培の年間スケジュールや病害虫防除について講義をいただきました。
 ほ場視察ではせりの品種特性について理解を深め,講義では産地の植付方法や水管理など栽培管理について学びました。生産者からは施肥管理などについて多くの質問があり,有意義な研修会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター先進技術班

 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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令和3年度第2回石巻地域普及活動検討会を開催しました

2022年02月26日 08時29分34秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 石巻地域の普及指導計画等の効率的かつ効果的な推進を図るため,農業者や市,農協等の外部検討委員7名を招き,「令和3年度第2回石巻地域普及活動検討会」を2月3日に石巻合庁で開催しました。
  令和3年度のプロジェクト4課題のうち3課題は終了となるため,これまでの活動の成果をまとめて報告しました。
  ①石巻市大川・北上地区で復旧農地に堆肥を投入,水稲の収量を上げる取組では地域内の耕畜連携により,地力の増進が図られたこと,②東松島市大曲地区で大規模経営法人の組織力強化の取組では,標準作業書作成や社内の情報共有化が進んだこと,③県育成のいちご品種「にこにこベリー」の園芸法人での安定生産の取組では,品種の特性をつかみ,収量増が達成され品質の良い苗が確保できたことを報告しました。
  委員の方々からは,これらの成果を他の地域,品目にも波及させて欲しい,一般の方々向けにも情報発信を工夫して欲しいといった御意見をいただきました。
 令和4年度に新たに課題となる3課題(①いちごの産出額向上,②園芸法人の育成強化,③持続的な水田農業の実現)についても,生産者の高齢化や生産額向上に向けた良い取組として期待しますとの御意見をいただきました。
 今回の検討会で各委員よりいただきました御意見等を参考にし,今後の普及活動を計画的かつ効率的に展開していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 


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令和3年度第2回大崎地域農業改良普及活動検討会が開催されました。

2022年02月25日 16時56分43秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和3年度第2回大崎地域農業改良普及活動検討会が,令和4年2月8日(火)に大崎合同庁舎で開催されました。普及活動検討会は地域の農業者や消費者の代表及び関係機関等を委員として,日頃当所が取り組む普及活動に対して御評価を頂くために開催しています。
 検討委員からは米価下落により園芸品目への取り組み拡大に期待していること,対象生産者や産地が抱える課題によりそった普及活動を継続して行って欲しいとの御意見等を頂戴しました。
 頂いた御意見を参考とし,来年度もより良い普及活動が行われるように取り組みます。
 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910
          


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第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会の開催

2022年02月24日 15時19分58秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年1月31日(月),普及活動への外部評価のため,第2回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。今回,普及センターが重点的に取組むプロジェクト課題について,令和3年度の成果や令和4年度の計画について7名の検討委員から意見をいただきました。
 令和3年度の,「土地利用型農業法人の体制整備による経営安定」については,組織体制構築に向けた伴走型の支援に対して評価をいただくとともに,多くの法人の課題である組織運営に関する支援であることから,更なる能力向上が求められました。また,「きゅうり環境制御技術のスキルアップによる生産拡大」の課題については,スキルを身に付けて収量が向上する一方で,燃料費や労力のコスト増加も懸念されることから,コスト評価も取り入れた横展開への期待の声がありました。「水稲乾田直播栽培技術の向上と安定生産」については,水稲栽培における有力な省力化技術としてさらに拡大が期待されることから,技術のポイントやコストなどの見える化に期待する意見をいただきました。
 令和4年度の新規課題「加工用ばれいしょの栽培技術向上」,「農地整備を契機とした地域営農体制の構築」に関しては,登米市やJAみやぎ登米も重要視しており,転作品目としての「加工用ばれいしょ」の可能性や生産振興に期待が寄せられたほか,当該農地整備地区は,登米市の初期型ほ場整備再生モデル地区となっていることから,両機関との連携した活動への提案がありました。
 今回頂いた実績への評価,計画への提案などを,令和4年度普及活動計画の検討に活かしていきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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農業法人が若手社員向け社員勉強会を開催しました

2022年02月21日 15時35分37秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年2月4日に,株式会社宮城リスタ大川が社員勉強会を開催し,社員6人が出席しました。石巻農業改良普及センターでは,令和2年から石巻市大川・北上地区の農地復旧を担う3法人の支援を目的としたプロジェクト「被災農地における土づくりの推進による生産性向上」を実施しており,本勉強会はその活動の一環として開催したものです。宮城リスタ大川は非農家出身の若手社員もいるため,今年度も栽培管理技術と生産性向上を目的とした作業時期ごとの研修会を開催しています。今回の勉強会では令和3年度の水稲の作柄についてのまとめを行いました。
    普及センターから稲作情報総括号をもとに今年度の生育状況や収量調査の結果と栽培管理のポイント,乾田直播栽培における水管理の方法や,復旧農地での堆肥施用による収量向上効果などを説明しました。社員からは,水管理の切り替え時期や追肥の要否,刈取適期の判断ができたと報告があり,今年度の勉強会を通して学んだことを活かして,ほ場の条件や水稲の状況を見極めた管理を行っている様子でした。最後に,来年度は乾田直播栽培面積の拡大や,WCS用稲作付けなど新しい取り組みを行うとのことで,社員の方々と来年度作へ向けた意見交換を行いました。
  当普及センターでは,農業法人で活躍する若手社員の技術向上,復旧農地の地力向上の取組を支援していきます。


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株式会社仙台秋保醸造所が第51回日本農業賞「食の架け橋の部」優秀賞を受賞!

2022年02月21日 09時12分38秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 仙台市太白区秋保の株式会社仙台秋保醸造所が,第51回日本農業賞「食の架け橋の部」で優秀賞を受賞しました。
 日本農業賞は,日本放送協会(NHK)及び一般社団法人全国農業協同組合中央会,都道府県農業協同組合中央会が主催し,「食の架け橋の部」は,農業者と消費者を結ぶ優れた活動や、未来の豊かな生き方・地域づくりへのヒントとなる食や農の活動を行っている個人や団体を表彰しています。
 株式会社仙台秋保醸造所代表の毛利親房氏は,東日本大震災で途絶えた宮城のワイン産業復興と地域再生の思いで一念発起し,一からブドウ栽培とワイン造りに取り組まれました。また,担い手育成にも尽力し,その後県内に5カ所のワイナリーが開設されるなどの波及効果をもたらしました。さらに,「人,食,風景,文化」というキーワードを軸に,テロワール(風土と人の営み)とマリアージュ(食と酒のペアリング)を掛け合わせた造語「テロワージュ」を提唱し,秋保温泉の旅館とタッグを組むほか,宮城県内の酒蔵や工芸作家,行政機関も巻き込み,東北全体を盛り立てる様々なイベントを開催しています。今回の受賞は,「人・地域・文化・産業をつなぎ,はぐくむワイナリー」を目指した実践的な経営が,様々な人や資源を結びつけ,豊かな地域社会づくりに大きく貢献されたとして評価され,全国32件の応募の中から見事に優秀賞に選ばれたものです。おめでとうございます! 


 〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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果樹の新規導入に向けた視察を行いました。

2022年02月18日 09時57分45秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 石巻地域は県内でも果樹栽培が少ない地域ですが,ここ数年東日本大震災の津波被害から復旧した農地や防災集団移転跡地への新植,また,水稲育苗ハウスへのぶどうの新植などにより徐々に栽培面積が増加しつつあります。
 このような中,石巻市の河南地区でなすや小松菜などの野菜を大型施設で栽培している株式会社Danny Farmでは,将来観光農園の開設など経営の多角化を図るため,令和3年度に日本なしを新植しましたが,これまで日本なしの栽培経験がなかったことから,栽培の実際について学ぶため,県の農業・園芸総合研究所の視察を行うことにしました。
 研究所の職員から日本なしの通常の栽培方法である平棚仕立てや神奈川県で開発され,樹と樹を接いで1列につなぐジョイント栽培,現在,農業・園芸総合研究所で試験を進めているY字型仕立てなど様々な栽培方法についてのそれぞれの長所,短所や棚や支柱の設置にかかる初期投資費用などの説明を受け,今後の日本なし栽培についてのイメージをつかむことができました。
 普及センターでは,このような新規に果樹栽培を開始する農業者に対する支援や既存園地の生産拡大により管内の園芸振興を図っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999 


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農業簿記の基礎研修会を開催

2022年02月16日 14時15分49秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 12月から4回シリーズで始まった農業簿記基礎研修会の第4回を1月19日に開催しました。新規就農者や女性農業者など5人が参加し,うち3人は4回全て参加し,農業簿記の基本をしっかり学びました。
 最初は仕訳に苦労していましたが,元帳への転記,合計残高試算表,精算表と演習を重ね,複式簿記による記帳から決算までの流れを確認することができました。
 同時に開催していた簿記記帳会では,先輩農業者が行っていたパソコンによる農業簿記記帳について,「手書きの簿記記帳と何が違うか」「実際に記帳しての苦労」と言った感想を直接聞き,「今後の簿記記帳はパソコンを使って行い,青色申告する」という新しい目標を立てていました。
 当普及センターでは,引き続き,農業者の経営管理向上のため,簿記記帳をサポートしていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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