宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「宮城県女性農業士交流研修会」~自分たちの姿に感激!仲間達の頑張りに勇気をもらった~

2020年02月28日 11時27分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   令和2年2月26日,ホテルメトロポリタン仙台を会場に,「宮城県女性農業士交流研修会」を開催しました。

 県内には27人の女性農業士がおり,各地域農業の牽引役を担っていますが,女性農業士同士の技術や情報の交換,連携した活動が少ない状況にあります。今回の研修会では自身の資質向上や地域農業への還元,さらに今後の会員相互の連携活動につなげてもらおうと『交流』をメインとした内容で開催しました。

    一口に「交流しましょう」といっても,話しをするきっかけがなければ,中々話は弾まないものです。そこで,交流するためのツールとして,3つの企画を用意しました。

    一つ目は,会員の方々の農産物をシェフお薦めの料理に仕立てていただき,参加者で賞味しました。農産物を提供した参加者からは,「一言CM」として自身の生産物の「ウリ」をお話ししていただき,交流の輪を広げました。

    二つ目は女性農業士の日頃の作業風景や頑張っている様子を撮影し,会員紹介を兼ねたプロモーションビデオを作成し,放映しました。自分が映像で映し出されると,ちょっと恥ずかしながらも,自分がこんなにも輝いて農業に打ち込んでいる姿,そして仲間達も同じように頑張っている姿を見て,大きな感激に包まれました。

 そして最後に「名刺交換交流会」。美味しい食事とビデオ放映により会員相互の理解が深まり,ほとんどの参加者が今日初めて会う会員同士とは思えないほど交流は大いに賑わい,話が尽きることはありませんでした。

 3つの企画に加え,仙台ターミナルビル株式会社の菊地秀喜氏より「JRグループによる観光果樹園の取り組みと地産地消」について情報提供いただいたほか,ホテルメトロポリタン仙台 後藤博甲副総料理長兼洋食料理長より「メトロポリタンの地産食材への想い」と題しての講話と,今回食材として提供した会員の農産物へのコメントを頂戴しました。

 参加者からは,「自分たちが作った農産物がこんなにもすばらしい料理になるなんて」,「日々休むことなくへこたれそうな日々も,一生懸命生きている同じ仲間達の美しい姿を見て勇気づけられた」,「長い農業士活動の中でこんなにも感激した研修会は初めてでした」などの感想をいただきました。特にプロモーションビデオは,改めて自分たちの仕事に誇りを持つことができ,自己肯定感の高まりにも大いに効果があったようです。

 県では,今後も女性農業者が活き活きと輝く活動や環境づくりを支援して参ります。

  

       交流会の様子                   会員の取組紹介(ビデオより抜粋) 

〈連絡先〉

宮城県農政部農業振興課 農業人材育成班

〒980-8570 仙台市青葉区本町三丁目8番1号

TEL:022-211-2837 FAX:022-211-2839

E-mail:nosin@pref.miyagi.lg.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「栗原農業未来塾 次世代経営塾」を開催しました

2020年02月27日 13時47分43秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


   令和2年2月21日(金)に,「令和元年度栗原農業未来塾 次世代経営塾」が栗原合同庁舎で開催されました。
  「栗原農業未来塾」は,新規就農者等が農業に関する知識や情報を収集しながら,生産技術はもとより流通,販売に関するノウハウ等について,経営の発展段階に応じた研修を通して習得できるように開催しています。
   今回の研修会は, 栗原市地域おこし協力隊員の筒井保治氏を講師に迎え「地域おこし協力隊員から見た栗原農業の魅力について」御講演をいただきました。西日本出身の筒井氏が栗原市を移住の地として選んだ理由から,現在の地域おこし協力隊の仕事や,将来の就農計画についてまで,参加した若手農業者にとって興味深い内容でした。参加者からは,「地元出身者からはわからないことを気づかせてくれた」との感想が聞かれました。

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    

TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大崎農業士会・美里地区農業士会合同研修会

2020年02月26日 10時51分04秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 宮城県では技術と経営に優れた農業者の方々を指導農業士,青年農業士として認定し「次代の農業の担い手になろうとする者に対する指導・助言」,「地域農業の振興・農村生活の向上に関する助言・指導」等の役割をお願いしています。
 大崎農業改良普及センター管内の農業士で組織する大崎農業士会と美里農業改良普及センター管内の農業士で組織する美里地区農業士会は毎年会員の資質向上を図るため,それぞれで研修会を開催していましたが,今回,新たな試みとして両会合同での研修会を開催することとなり,2月20日に大崎合同庁舎で大崎農業士会・美里地区農業士会合同研修会を開催しました。
 はじめに,特定社会保険労務士でメンタルヘルス対策促進員でもある有限会社西嶋労務経営事務所の西嶋淑子代表取締役から「農業における働き方改革」について御講演いただき,働き方改革の意義や農業現場における働き方の特徴と問題点などについてお話をいただきました。さらに,「働きたい職場にするためには何が必要?」をテーマにグループディスカッションを行いました。与えられた時間はごく短い時間でしたが,働きやすい職場とは何か,より働きたいと思えるような職場にするには何をすべきかについて活発な意見が出されていました。
 講演の後には宮城県農業共済組合大崎支所から収入保険制度についての御説明をいただきました。
 普及センターでは,今後も地域農業をリードする役割を担っていただいている農業士会の活動を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター
   地域農業班
 TEL:0229-91-0727
 FAX:0229-23-0910


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大崎市古川農産加工クラブが最優秀賞を受賞されました

2020年02月25日 16時26分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年2月7日,2020農山漁村パートナーシップ推進宮城県大会において宮城県農業・農村活性化女性グループ等表彰式が執り行われ,大崎市古川農産加工クラブ連絡協議会が地域社会参画部門最優秀賞を受賞されました。
 同クラブは現在13グループ47名で活動されており,昭和57年の設立以来農産加工に関する技術の習得・研鑽だけではなく地域女性農業者の交流の場として,共同販売体制の確立や福利増進に寄与してこられた功績が認められました。
 同会が平成6年より仙台市で開催している「古川まごころ市」では,伝統的農産加工技術を反映した商品による世界農業遺産のPRも担われており,農村女性の活躍による地域農業文化の伝承に今後益々の御活躍が期待されます。

<連絡先> 
宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
TEL:0229-91-0727


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風19号からの復旧支援~JAみやぎ仙南角田いちご部会~

2020年02月25日 15時33分49秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JAみやぎ仙南において,いちごは野菜部門でトップを占める主要な品目です。今回の台風第19号による冠水のため,被災直後は収穫の見通しが立たず,栽培継続すら厳しい状況でした。

 普及センターでは産地の復旧に向けて,被害程度に応じた病害防除の徹底指導や,生育回復を図る肥培管理により,収量確保に向けた技術指導を行いました。また,ハウスが倒壊した農家には特に重点的な指導を行い出荷再開まで支援しました。

 これらの取組みにより,栽培継続が困難と思われた生産者を含め,いちご部会の全員が栽培を継続し出荷できるまでに回復しました。また,出荷については,1か月程度遅れたものの集荷量も少しずつ回復し,今作の出荷期間延長も検討されています。

 
栽培ハウスが3日間冠水                    1月下旬生育回復し出荷開始

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風19号からの復旧支援~JAみやぎ仙南ネギ部会~

2020年02月25日 15時20分21秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JAみやぎ仙南ネギ部会は若手の生産者が多く,補助事業を導入するなど順調に生産を拡大しています。今回の台風第19号では約4haが冠水し,1週間近く冠水したほ場もあるなど,被害は甚大でした。

  被災直後は出荷の最盛期を迎える時期であったことから,普及センターでは早期営農再開に向け,病害防除,根圏への酸素供給のための中耕などの指導,補助事業に関する情報提供を行いました。被害程度が軽微であったネギは,みやぎ生協において「わけありネギ」として販売され,法人の部会員は11月恒例の「ねぎまつり」を開催し,地域の被災者を元気づけました。

  なお,冠水したほ場では次期作に向けた土壌改良や施肥設計が重要であることから,今後は現地巡回を中心に栽培支援を行っていきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
      TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上品の郷エコファーマー向けに農薬研修会を開催しました。

2020年02月25日 10時51分52秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

令和2年2月12日、石巻市河北総合支所において、管内の直売所である”上品の郷”に出荷しているエコファーマー認定者等を対象に、直売ならではの少量多品目栽培における農薬の使用方法、留意点などについて、より理解を深めることを目的に研修会を開催しました。
 研修会では、「農薬の使用管理について」と題して、講師に普及センター職員があたり、農薬の保管管理の他、ローテーション散布の推奨も加えた説明を行いました。
 生産者からはRACコードについてなど,熱心な質問が多く挙がり農薬の適正使用への意識の高さを伺うことができました。この研修により、より適正な農薬使用が図られるとともに、より安全で生産者のまごごろのこもった野菜の出荷が期待されます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人・農地プラン検討会が開催されました

2020年02月25日 10時44分25秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 令和2年2月6日に,石巻市稲井地区において,人・農地プラン検討会が開催され,12名の地域の農業者が参加しました。
 参加者は,まずはじめに,石巻市および県の担当者から,人・農地プランの概要について説明を受けました。その後,地域の白地図を見ながら,地域の課題や未来の営農の姿について意見を出し合いました。白地図の上に課題はピンクの付箋,将来の方針については水色の付箋に書いて貼り出しながら話し合うことで,参加者から各自の意見が次々に出され,非常に密度の高い検討会となりました。
 現在の課題として,今後,担い手に集まる面積が予想できないことや将来の担い手にはサラリーマン並みの所得が必要なことがあげられ,将来の方針については,担い手に農地を集約していくこと,これからの集約的な営農のためにはほ場の大区画化や排水不良の水田のほ場整備が必要であるとの要望などが出されました。
 現在の人・農地プランに今回の検討会で出た意見が反映されることで,将来の地域営農の道しるべとなり,人と農地の問題を解決するためのより実効性のあるプランになることが期待されます。
 普及センターでは,今後も人・農地プランの実質化に向けた話し合いやその実行など,活力ある地域づくりについて,継続的に支援を行っていきます。

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA栗っこズッキーニ部会通常総会及び栽培講習会が開催されました

2020年02月21日 13時52分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年2月13日(木)にJA新みやぎ栗っこ志波姫支店で「ズッキーニ部会第4回通常総会及び栽培講習会」が開催され,生産者37人が参加しました。
 総会では,部会の発展と部会員の生産技術向上,経営安定を図ることとし,7月には仙台市に新設される直売所での消費宣伝活動を行うことにしました。また,年間出荷量1位,月間出荷量1位の生産者を表彰し,部会員の生産意欲向上を図りました。
 栽培講習会では,種苗メーカーから春まき栽培の栽培技術について,普及センターから病害虫防除,雑草防除と春まき栽培のポイントについて説明し,生産者と質疑応答を行うなど栽培技術向上に向け有意義な講習会となりました。
 令和2年産については,ハウス栽培の播種作業を始めている生産者もおり,今後,定植作業が行われます。普及センターでは関係機関と連携しながら,県内一のズッキーニ産地として生産の拡大に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-6144


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大唐桑栽培愛好会の15周年記念イベントが開催されました

2020年02月21日 09時37分20秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 気仙沼市で栽培されている「大唐桑」は,養蚕に使われていた桑ではなく,葉や果実(マルベリー)を利用するために品種改良されたもので,平成15年から旧唐桑町で栽培が始まりました。また,2年後には大唐桑栽培愛好会が設立し,栽培技術の向上や「大唐桑」を使った特産品づくりなどに取り組んでおり,今年は設立から15年目を迎えたことから,2月3日に記念イベントが開催されました。
 イベントでは,日本中医薬研究会の川那邊氏より,桑の歴史と薬効についての講話があったほか,「大唐桑」を使った料理の調理試食がありました。この日のメニューは大唐桑パスタのミートソース,コールスロー,大唐桑の実・パウダー入り団子,桑茶入りしょうが湯,大唐桑のカップケーキの5品で,参加者は料理を試食しながら,大唐桑茶やパウダーの利用拡大に向けて意見交換を行いました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする