宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大河原町にサフランライス誕生!

2011年09月29日 15時19分11秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保

           本格カレーを引き立てるサフランライスです

 大河原町の一般社団法人 ふるさと産業活性化プロジェクトでは、平成21年度からサフランを大河原町の特産品とするため、国の「緊急雇用創出事業(ふるさと雇用再生特別基金事業)」により、サフラン栽培・商品化に取り組んでいます。球根は国内生産の8割以上を占める大分県竹田市から導入し、平成22年11月に室内で開花させ、めしべの収穫を行いました。また、収穫後の球根は稲刈り後の水田に植え付け、翌年春に堀り上げました。こうして収穫されたサフランは大河原駅前の直売所「梅小町」で乾燥サフランとして販売され、サフランライスを使ったカレーは大河原駅前の大河原亭で食べられます。
 そして、平成23年9月、新たな商品開発として、レトルトのサフランライスが誕生しました。普及センターでは、サフランの滅菌をはじめとしたレトルト化支援や販売促進活動支援、球根養成の地域適応性の検討等を行っています。今後、宮城県内を中心としてイベント等で宣伝する予定です。

    10月23日(日)『第21回おおがわらオータムフェスティバル
                    (於:大河原町役場駐車場)
    11月3日(木)ベガルタ仙台戦(於:ユアテックスタジアム)等

 大河原町産のサフランライスを見かけたら、ぜひ手にとってお試しください。
 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

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牧草の生産力向上を目指し,実証ほを設置

2011年09月28日 07時30分30秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  地域畜産業を振興するには産地間の競争力強化が重要であり,そのためには,自給粗飼料の生産基盤を強くしなければならないという考えから,平成23年9月9日(金)に「飼料作物増産対策研修会」を開催しました。研修会の開催にあたっては,国内で育成された優良な飼料作物品種の普及を目的とした展示ほを設置しており,設置事業の主体である全国飼料増産協議会(社団法人日本草地畜産種子協会),実証ほの設置者である大崎市(鳴子総合支所観光建設課),約8㌶もの広大な実証ほに使用する牧草種子と除草剤を提供する雪印種苗(株),日産化学工業,また,草地の簡易更新作業の実演も併せて行うことから,サージミヤワキ(株)の後援を得て実施しました。当日は天気に恵まれて,出席者は33名でした。
  最初に,会場となった大崎市営鳴子放牧場の原9区において,サージミヤワキ(株)職員からの草地簡易更新機(シードマチック:作溝法)の機械操作についての説明後,播種作業の実演が行われました。牧草だけでなく,麦,ソバ,大豆,トウモロコシ等の直播するものならばすべて作業が可能である作業機に,出席者は強い関心を持って見入っていました。 
  終了後,会場を大崎市鬼首地区公民館に移し,サージミヤワキ代表取締役社長・宮脇 豊氏から「草地の生産性・維持と向上のために」と題した講演がありました。ニュージーランドで開発された今回の実演作業機の誕生から,現場での活用までの内容でした。次いで,東北大学大学院農学研究科・農学部資源生物科学・栽培植物環境科学講座の齋藤雅典教授から「放射性物質と農作物」と題した講演がありました。出席者らは,福島原子力発電所事故という予期しないアクシデントに振り回されている真っ最中ですが,正しい情報を知ることが大切であることを先生はあらためて話されていました。最後に,日産化学工業(株)の伊藤洋一氏から,実証ほで使用した「ラウンドアップマックスロード」についての特性と使用上の注意について講演がありました。今回は,実演会という性格上,40年近く更新されなかった草地を使い,優占していた雑草を一掃するために念入りに除草したのですが,その役割を十分に発揮したと考えています。                                           東日本大震災という困難な状況の中で,農家の畜産経営への取り組みも厳しい状況にありますが,今回の研修会の内容を今後の普及活動に活用し,地域の畜産振興を図っていきたいと考えています。

宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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デリシャストマト育苗検討会を開催

2011年09月27日 13時15分49秒 | ③先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 大崎市鹿島台で活動するJAみどりのトマト部会鹿島台支部は、トマト品種「玉光デリシャス」の生産者部会です。この玉光デリシャスは糖度が高く酸味もあって味が良い反面、光や温度に敏感であり規格外品の割合が多いなど、安定した栽培が難しいという特徴をもっているため、他産地では栽培されていません。部会員は例年、毎月一回開催される現地検討会を通じて互いの知識と技術を研鑽し、より食味の良いトマトの安定生産を追及してきました。

 今年も8月中旬から栽培がスタートし、99日には、今年度最初となる育苗現地検討会が開催されました。6名の生産者が互いの圃場を巡回して8月中頃に播種した苗の生育状態を確認すると共に、コート種子の発芽率や今年多発しているハモグリバエの対策について情報交換が行われました。8月に高温が続いたことから着花の遅れが予想されるものの、苗の状態はまずまずで、10月中ごろから定植される予定です。美里農業改良普及センターでは今後、生育調査や食味試験の実施と月々の現地検討会におけるデータ提供を行い、より美味しいトマトの安定生産を支援していきます。

<問い合わせ先>

 美里農業改良普及センター 先進技術班 

 

 TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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期待の小麦「あおばの恋」の品質向上を目指して

2011年09月27日 12時46分37秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成23年9月7日,JAみやぎ登米豊里支店を会場に「小麦新品種あおばの恋に関する意見交換会」を,当普及センターと古川農業試験場の共催で開催し,「あおばの恋」を生産する市内農業者や,卸業者,製粉業者,製麺業者,産業技術総合センター,宮城大学などの関係者32人が参加し,産学官・農商工連携の検討が行われました。
 普及センター,白石興産,宮城大学及び古川農試から調査結果や研究成果等を発表し,現在の課題やその対策について,それぞれの立場から意見を出し合いました。
 小麦粉を使う立場からは22年産麦のタンパク質の低さが指摘されましたが,生産者からは追肥回数を増やすと二等や等外に品質が低下し,コストをかけるほど収入が減るという課題があげられました。古川農業試験場からは,やみくもに追肥するのではなく,タンパク質10~11%をねらった栽培管理を行う事で品質向上も期待できるとの助言がありました。
 「あおばの恋」は,そのネーミングや地場産の強みから,周囲の期待も大きく,実需者と生産者のミスマッチ解消に向けて,関係機関一体となった取り組みを今後とも進めていくこととなりました。 ◆宮城県登米農業改良普及センター◆ 電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 Eメール:tmnokai@pref.miyagi.jp


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乾燥野菜で直売所の販売額アップを!

2011年09月26日 09時38分00秒 | ④競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 直売所における農産物端境期の品薄解消を図る手段の一つとして,乾燥野菜・果物を製造販売している実践者から加工・販売の実際について学ぶため,8月31日に直売活動等支援研修会を開催しました。
 講師には黒田吉五郎商店の黒田一夫代表取締役をお願いし,乾燥野菜に取り組むメリットや販売のコツ,加工のポイント等についてお話しいただきました。直売所の会員や農産加工実践者など約35名の参加者は,皆熱心に耳を傾けたりメモをとっていました。
 講演後も,既に乾燥野菜を加工している参加者が,講師に自分の製品についてのアドバイスを求めたり,実際に乾燥機の導入を希望する方が講師に詳しく機種を訪ねたりと,熱気のある意見交換が行われました。
 普及センターでは,今後,冬に向けての乾燥野菜づくりの支援を行っていく予定です。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-0296
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

 


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「平成23年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会」を開催

2011年09月22日 15時00分26秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原農業士会(会長:白鳥一彦氏)の平成23年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会が平成23年9月8日,栗原市若柳地区で開催されました。本研修会は会員の経営について相互に視察研修を行うことにより,個々の経営の向上と発展に役立てることを目的に毎年開催しており,今年は先進農業体験学習中の農業大学校生6名を加えた24名(農業士14名,農業大学校生6名,普及指導員4名)で若柳地区の青年農業士の小澤大助氏,指導農業士の小林茂樹氏,オープンしたばかりの農産物直売所「くりでん」を視察しました。
 最初の視察先である小澤大助さんは非農家出身ですが,結婚相手が農家であったため,新たに農業を始めました。現在,独立部門として鉄骨ハウスできゅうりを栽培しており,冬は父のレンコン栽培を手伝っています。野菜栽培の大ベテランである指導農業士の方々から土づくりや害虫防除に関するアドバイスをいただき,大変参考になったようです。
 次に視察した小林茂樹さんは,若柳地区のきゅうり栽培の草分け的な存在であり,栗原のみならず,宮城県のきゅうり栽培のリーダーでもあります。養液土耕栽培による抑制・促成きゅうりの2作体系について農業大学校生も熱心に話を聞いていました。
 最後に今年の7月末にオープンした農産物直売所「くりでん」を視察しました。若柳地区の農業士も数多く出荷しており,今後地産地消の中心としての役割が期待されています。
 また,研修会終了後,若柳地区の青年農業士である高橋敦司さん宅で情報交換会を行いました。先進農家に派遣されている農業大学校生の激励も兼ね,4Hクラブとの共催で開催し,研修会参加者以外にも4Hクラブ員,研修受け入れ農家,普及センター職員など総勢40名が参加しました。農業士同士の情報交換はもちろん,農業大学校生や4Hクラブ員も話の輪に加わり,和やかな中にも有意義な情報交換会になりました。

後継者を交えた情報交換会の様子

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144

 

 


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「気仙沼いちご」の復活に向けて,被災したハウスで定植作業が行われました。

2011年09月22日 13時47分08秒 | ②津波被災地域の営農確立支援

気仙沼市階上地区では昭和40年代頃からイチゴの生産が行われており,「気仙沼いちご」として地域の人々に親しまれてきました。
 しかし,3月11日の東日本大震災による津波で,地域内の栽培施設の約9割が流失する壊滅的な被害を受けました。
 そのうち,気仙沼市階上の小野寺さんはイチゴ生産をしていた1,500㎡のパイプハウスのうち500㎡を津波で流失しました。しかし小野寺さんは「震災直後は,栽培を継続するべきか悩んだが,「気仙沼いちご」がこのまま衰退していくのは残念なので,何とか栽培を再開したかった。」との思いが強く,震災直後からガレキの撤去を早急に行うとともに,堆積した土の除去及び,湛水と落水を繰り返す除塩作業を行いました。その結果,イチゴの定植が可能なレベルまで土壌のEC値が下がったことから,被災前の面積のパイプハウス復旧し、作付けを決断しました。
 普及センターでは,4月末から除塩作業の方法や土壌分析するなどの支援を行って来ました。今後は定植後の生育調査を実施し,今後の生育経過を観察することにしています。
 

定植作業中  被災直後のハウス           

本吉農業改良普及センター 先進技術班                          
TEL 0220-41-0201
FAX 0220-41-0204 

 


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震災を乗り越えた11年産米の初検査,全量1等米!

2011年09月22日 08時09分55秒 | ⑤安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 2011年産米の等級検査が9月14日,県内のトップを切ってJAみやぎ仙南・角田倉庫で行われ,持ち込まれた「ひとめぼれ」645袋は全量1等米となりました。
 今年は,福島第一原発事故を受けて,米の出荷は放射性物質の予備検査,本検査が終了するまで自粛されていました。
 普及センターでは,管内の市町,JA,NOSAI,統計・情報センター等と連携して,成熟期前に放射性物質の本検査が終了できるよう打ち合わせを重ね,まず,角田市で県内トップで9月10日に出荷自粛を解除することができました。角田市以外の市町でも,20日までに順次,本検査が終了します。
 震災を乗り越えた今年の宮城米は,まもなく店頭に並びます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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仙南・農・AKOGARE-navi(あこがれ-ナビ)が集い,消費者理解促進に向け研修会(寄り合い)を開催

2011年09月21日 13時27分38秒 | ⑦地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  今年度から,20~30歳代の次代のリーダーを目指す13名が,仙南・農・AKOGARE-navi(あこがれ-ナビ)という緩やかなネットワークの下に集い,消費者に農業・農村を理解していただくための勉強会(寄り合い)を始めました。
 このメンバーは,普及センターが取り組むプロジェクト課題の対象者として,各市町関係課からご推薦いただいた方々と,普及センターが関わっている経営者数名に声掛けしています。それぞれの経営は,畜産(酪農・養豚・鶏卵),水稲,野菜(施設・露地),花き(鉢花・花壇苗等),野菜(有機)を主体とする新規参入予定者等,バラエティーに富んでおり,農業部門の異業種交流の場であると同時に,メンバーそれぞれが農業経営者でありながら,経営規模や経営における位置づけが異なるため,互いに大きな刺激を受けている様子です。経営部門が異なることから,集まれる時間帯などがバラバラで寄り合いの日程を決めるのも難しいのが現状ですが,「管内の次代のトップリーダーが一堂に会する貴重な場」という位置づけがメンバー個々にあり,出席率や寄り合い参画へのモチベーションも高くなっています。
 9月3日は,東京農業大学の門間教授を招いて,農業を取り巻く現状(消費者ニーズ,食料危機,食料自給率等)について講義を受けた後,その主要な動きや傾向について話し合いました。
 今後は,個々の経営において,消費者に農業の現状をわかりやすく伝え,農業者と消費者が「農業・農村を共に支える」関係に高めていけないか,消費者にも参画してもらいながら検討することとしています。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

豊富な事例紹介と熱心な質疑 

 

テーマに基づき課題整理

 

 

 


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東日本大震災津波被災をのりこえて「気仙沼茶豆」の収穫始まる

2011年09月20日 15時12分51秒 | ②津波被災地域の営農確立支援

  

気仙沼市階上地域では,食味がよい特産の「気仙沼茶豆」を栽培してきましたが,東日本大震災で大きな津波の被害を受けました。そんな中,階上生産組合では復興に向け6月8日に登米市米山町の「西野北部地力増進組合」の支援を受け3haに播種を行うことが出来ました。 今年は品質向上を目指し,害虫防除を徹底したことと,登熟期間の気温日較差が大きいなど天候にも恵まれ,品質・食味とも優れた「茶豆」に仕上がりました。一方,収穫適期は10日間程度とと非常に短いので機械作業は必須ですが,ほとんどの機械が津波で被害を受けたため,新たに補助事業を活用して収穫調製用の機械を導入することとなり,このほどようやく揃いました。
  順調に生育した茶豆の収穫は9月9日から始まりました。「心をひとつに復興へ!!」のシールを貼った3㎏入りの箱で毎日200ケースずつ県内を中心に出荷しています。生産者はおいしい「茶豆」を是非,消費者の方に賞味していただき,復興が始まったことを実感してもらいたいとしています。

<連絡先(仮)>
宮城県本吉農業改良普及センター先進技術班 

登米市迫町佐沼字西佐沼150-5 登米合同庁舎203会議室 

電話:0220-41-0201


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