宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

津波被災からの復活 JA仙台トルコギキョウ生産組合

2013年06月28日 17時20分55秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
津波により組合員の半数が被災し,土壌の除塩等で作付が行われていなかったJA仙台トルコギキョウ生産組合(会長佐藤とみ氏・会員15名)では,今年度より組合員全員がほぼ震災前のレベルまで作付を復活させました。
 6月24日に,8月出荷のトルコギキョウと,新たに導入した小菊の生育状況を確認する現地検討会が開催され,津波被災した組合員のハウスを巡回しました。
 自宅やハウス・農業機械も流失した組合員は,仮設住宅から通いながら元の場所にハウスを再建し,仲間の支援を受けて作付を再開しました。復旧と同時にハウスを新設して規模拡大した組合員もいました。
生育は概ね順調で,組合員は以前のような活気を取り戻し,地域の方々に地元で生産された花を届けるため,細心の注意を払い栽培管理をおこなっています。8月には販売イベントも企画されており,賑わいが戻ってくることが期待されます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAあさひなりんご部会現地検討会

2013年06月28日 16時50分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 JAあさひなりんご部会は部会員数9名で黒川郡4町村あわせて約6haの栽培面積があります。部会では,普及センター職員を講師に年3回の巡回講習会を開催しており,6月25日に今年1回目の講習会を開催し6名の参加がありました。
 当日は参加者のほ場を全員で巡回しながら各々の管理状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 今年は開花期間の低温の影響や発芽期以降の少雨の影響で結実量の確保や果実肥大の遅れが心配されましたが,平年よりも若干少ないものの十分な結実が確保されており,果実肥大もほぼ平年並みとなっています。
 東北地方南部は6月18日に梅雨入りしましたが,その後の降水量が少なく推移しているため,特に目だった病害の発生もなく,心配されたハダニ類の発生も確認されませんでした。
 普及センターからは,
・これまでの生育状況について
・この時期の管理 仕上げ摘果について
・今後の気象予想と病害虫の発生予想について
等の説明を行いました。
 普及センターでは今後もJAあさひなりんご部会員の技術向上を支援していきます。

<連絡先>
宮城県仙台農業改良普及センター
〒981-8505 宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲直播栽培の指導会を開催

2013年06月27日 16時07分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 農事組合法人稲和ファームは,平成25年2月に設立した法人で,今年度のプロジェクト課題の対象経営体です。経営規模は水稲39ha,大麦5haで,今年から水稲39haのうち9haで,備蓄米用として初めて直播栽培に取り組んでいます。
そこで,水管理や除草対策等の不安解消のため,平成25年6月6日に現地での指導会を開催しました。
 役員4名が参加し,初めに普及センターの齋藤技術次長より直播栽培での管理の考え方を説明した後,圃場を見ながら今後の水管理と除草剤の使い方について技術支援を行いました。
 普及センターでは,法人としての経営確立の基盤となる生産量安定に向け,今後も現地での指導会等を開催し,支援する予定です。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAあさひないちご塾

2013年06月27日 16時01分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
JAあさひなでは,いちごの生産振興を進めるため,平成24年度より「いちご塾」が行われており,平成25年6月4日に,いちご栽培講習会が開催されました。 講習会では,普及センターの大川主任主査を講師として,親株の導入から収穫終了までの基礎技術について講義を行いました。第1期生は研修のまとめとして,第2期生はこれからの作業の大まかな流れを学びました。
 平成26年産については,第1期生のうち2名が栽培を開始し,第1期生の作付面積は約5aとなる予定です。第2期生は4名で,5月から研修を開始しており,平成27年産から作付を開始する予定です。
 今後も,普及センターでは,あさひな管内でのいちご栽培技術定着に向けて技術支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大崎地域法人化推進研修会の開催

2013年06月26日 18時55分24秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
管内の農業経営体では,集落における担い手確保や家族内の代替わり等を契機として法人化を検討するところが増えてきています。大崎農業改良普及センターでは,「農業の法人化って何っしゃ?」をテーマに「大崎地域法人化推進研修会」を平成25年6月17日に大崎合同庁舎において大崎地域農業士会,市町担い手支援総合支援協議会・支援センターと共催で開催しました。

 県担い手育成総合支援協議会今野善行企画員から農業の法人化のいろはについて講話をいただいた後,管内で最近法人化した(農)KAMIXの近田代表理事と(株)三本木グリーンサービスの渋谷代表取締役から法人化の際の苦労話や留意点等についてユーモアも交えながら事例報告をいただきました。あわせて東北農政局大崎地域センターからも法人で活用できる制度等の情報をいただきました。

 参加者からは「法人化してどの点がよかったか」「会計処理は」といった質問も出されるなど意欲の高さが伺え,特に若い世代の代表の話は,今回参加した集落の代表者のみならず20~30才代の若き経営者に大いに刺激になったようでした。
普及センターでは,今後,ニーズや経営形態等に応じた法人化等を通じ,関係機関と連携しながら意欲ある経営者の経営発展を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水田除草剤散布用RCホバークラフトの実演会が開催されました

2013年06月26日 14時56分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成25年6月15日に水田除草剤散布用RCホバークラフトの実演会が,石巻市桃生町の湛水直播ほ場で開催され,管内農業生産法人やJA職員等25名が参加しました。
 このホバークラフトは,除草剤散布の労力軽減,作業時間の短縮化を図るため株式会社コハタ(本社:北海道旭川市)が開発したもので,無線で操縦する機体のタンクにフロアブル剤や顆粒水和剤等を積載し,ほ場を滑走しながら機体底面から薬剤を吐出するしくみになっています。
 イネの上を滑走するため,使用できる時期がイネの活着後草丈20cm程度までと限られますが,連続散布は最大1.5ha,1日当たりで30ha程度の作業が可能であり,また操縦免許や資格,機体の年次点検等が必要ないため,一定程度の作業面積を確保できれば,本機の導入が低コスト・省力化につながるものと考えらます。
 実演会では,10分程度で1haのほ場の散布作業を終了し,参加者からは「作業時間が短く労力軽減につながる」という声が聞かれるとともに,数名が実際に操縦を体験しました。
 普及センターでは,引き続き土地利用型農業における低コスト・省力化技術に関する情報提供や導入支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大豆ほ場におけるクラスト防止対策として山形鎮圧輪(改良型)を利用した播種が行われました

2013年06月26日 09時41分51秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 平成25年6月16日に石巻市河北の中野生産組合が作付けする大豆ほ場のうち52aについて,クラスト(土膜)発生防止や出芽阻害防止のために,改良型の山形鎮圧輪を使用した播種が行われました。
 同組合では昨年作付けした大豆ほ場の一部でクラストが発生し,出芽がかなり阻害されたため,今回の鎮圧輪を試す運びとなったものです。
 山形鎮圧輪はじめトラクター,播種機など機械については,メーカーのデモ機を利用し行いました。播種機は3条でしたが,午前10時25分頃から始まり,およそ1時間後の午前11時30分頃には終了しました。生産者からは,思ったよりも作業時間が短いとの声が聞かれ,作業性については満足している様子でした。
 普及センターでは,今後,クラストの発生状況や大豆の出芽状況を確認する他,生育状況についても調査を行い,山形鎮圧の効果等について検証することにしています。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「地域農業を担う農業生産法人が新たな技術に挑戦中!」

2013年06月24日 15時31分38秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援
農事組合法人・林ライスは,岩沼市に平成25年2月に誕生した農業生産法人で,震災後の地域農業を担うべく5人の地元生産者によって設立されました。
 法人が主に担う林地区では,法人への水田の集積などによって約50haの作付けを 行うこととなり,この面積をこなすにあたって,法人ではこれまで行ってきた移植栽培の他,鉄コーティング種子による湛水直播(たんすいちょくは)栽培,そしてV溝播種方式の  乾田直播栽培に取り組んでいます。
 直播栽培は移植栽培と異なり,苗を育苗するための施設や資材,労力が削減できると  いうメリットがあり,さらに乾田直播では,作業速度が格段に上がることと,播種時期が4月下旬頃なので田植え作業や湛水直播の播種時期と重ならず,作業の分散化が図れるというメリットがあります。
 法人では,今年度,約4.7haの乾田直播に取り組んでおり,順調に生育しています。普及センターでは,生産者や関係機関と連携して,法人が安定した土地利用型農業を営めるように引き続き支援していきます。

連絡先 亘理農業改良普及センター  0223-34-1141



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第一回女性農業者スキルアップ講習会を開催

2013年06月24日 13時49分16秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成25年6月19日,石巻合同庁舎大会議室を会場に,「心を折り結び,包む専門家」アールズアフェア 佐藤美枝氏を講師に,管内若手女性農業者および女性起業者を対象に講習会を開催しました。
 第1回目は,直売活動をするなか消費者から要望が出始めた「贈り物としての直売商品」に焦点をあて,ラッピング技術の実習を行いました。コンセプトは“身近にある資材を利用し低コストかつ短時間で包む”です。約20名の参加がありました。
 直売所で使用する白地のビニール袋や紙袋にマスキングテープの一手間を加えるだけでプレゼント袋に大変身したり,花束等に使われるカラー不織布を利用して造花を作ったりと目から鱗が落ちるような技術・アイデアに参加者は始終真剣なまなざしでした。

 途中,参加者から先生も驚くようなアイデアが出されるなど,それぞれの感性を活かした作品作りができました。また,作業中の会話から交流も生まれ,新たな繋がりを持てた講習会となったようです。

 参加者からは,「短時間にたくさんのことを学べた」「これまで自己流でうまくできなかったが,コツがわかった」「身近なものでできるのですぐに活用したい」などの感想の他,「風呂敷の活用方法をもっと学びたかった」と新たな要望もいただきました。
 普及センターでは,「魅せる農産物」による高付加価値販売技術の習得と若手女性農業者の発掘に向け今後も支援を続けていく予定です。

 問い合わせ
 石巻農業改良普及センター 地域農業班  TEL:0225-95-1435

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土壌病害講習会(ホモプシス根腐病対策講習会)

2013年06月24日 12時42分30秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成25年6月13日,JAいしのまき農業情報センターにおいて,土壌病害講習会が開催されました。当日は,45名前後のJAいしのまききゅうり部会員をはじめ,関係機関を含めて、約60名の参加がありました。
普及センターからは,管内のきゅうりほ場で近年問題となっている「ホモプシス根腐病」と呼ばれる土壌病害について、病徴や防除法を説明しました。

特に「土壌還元消毒」と呼ばれる防除法は,薬剤を必要とせず,コストも比較的安価で,夏季に処理することで高い効果が得られることから,生産者の感心を惹いていました。

その後,種苗メーカー二社から,抑制栽培に向けたきゅうりの栽培品種について説明がありました。

今回の講習会を通じて,生産者は抑制作へのモチベーションが高まっているようでした。
普及センターでは,今後も現地の状況を踏まえて積極的に情報を提供したいと考えております。

連絡先 石巻農業改良普及センター
先進技術第二班
TEL 0225-95-7612

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする