宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和4年度加美郡りんご協議会先進地視察研修会

2022年08月29日 17時31分33秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 加美郡内のりんご生産者15名で組織する加美郡りんご協議会は,毎年研修会や先進地視察などの調査・研究活動を精力的に行っています。令和4年8月24日には,これら活動の一環として,先進地視察研修会を開催しました。
 最初の視察先の岩手県農業研究センターでは,土壌中の窒素量と果実品質の関係や凍霜害発生後の管理等について,2か所目の農研機構果樹茶業研究部門盛岡研究拠点では,ほ場の視察を中心に摘葉※の程度や時期と果実品質の関係,盛岡研究拠点における最近の研究内容などのお話をいただきました。
 今回の研修会には会員13名の参加がありましたが,今後の栽培管理を行う上で大変参考となる情報をいただくことができました。
 普及センターでは,今後もりんごの生産振興に向け,協議会活動の支援を行っていきます。

※摘葉(てきよう)とは「葉つみ」とも言われ,果実全体に光をあて均一に着色するように日照の妨げとなる果実付近の葉を摘み取る作業。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班 
 TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えだまめ振興部会・研修会が開催されました

2022年08月25日 14時47分32秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和4年8月18日に,園芸推進課主催で令和4年度第1回えだまめ振興部会・研修会が開催され,管内からは,大郷町内でえだまめを生産している法人3社が参加しました。
 午前は,大郷町の「農事組合法人かすかわ」のえだまめ栽培ほ場において,えだまめコンバインによる収穫作業と収穫後の洗浄脱水作業を見学する予定でしたが,あいにくの降雨のため,機械を見学しながらメーカーによる説明を受けました。
 午後からは,えだまめの一次加工を行っている大崎市鹿島台の「マルヒ食品株式会社」を視察しました。工場見学では,「ゆで加熱工程」と「剥き作業工程」を見せていただきました。
 情報交換では,同社の佐藤専務より加工用えだまめに求められる品質は,粒が大きく,薄皮が薄く,剥き豆の緑色が濃く,香りが高いもの,とのお話を伺いました。
 普及センターでは,プロジェクト課題として大郷町の土地利用型法人によるえだまめ生産体系の導入定着を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いちご育苗現地検討会が開催されました。

2022年08月25日 12時40分41秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 JAいしのまき管内では,旧石巻地区,河南地区,矢本地区にそれぞれいちごの共販を行う部会があります。令和4年8月8日(月)~10日(水)各地区ごとに育苗現地検討が開催されました。部会員各戸の苗の生育状況を確認し,今後の管理などについて総合検討を行いました。
 今年のいちごの育苗は高温や曇雨天を繰り返す難しい条件で行われていますが,部会員の適切な管理により概ね順調に生育しています。普及センターからは,育苗後半の肥培管理,病害虫防除,定植前の本ほの準備などについて指導を行いました。
 9月上中旬に本ほへ定植し,11月下旬から12月には収穫開始となるよう支援していきます。

<連絡先>
石巻農業改良普及センター
先進技術第二班
TEL 0225-95-1435
FAX 0225-95-2999

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みやぎ農業未来塾「若手経営者経営管理講座(夏の特別講座)」を開催しました

2022年08月24日 17時02分27秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 美里農業改良普及センターでは若手経営者の経営管理能力の向上を図るため,みやぎ農業未来塾の研修会を8月18日に開催し,5名の若手経営者が受講しました。
 始めに,みやぎ農業未来塾の塾長である美里農業改良普及センター所長から,「農業界の流れ~平成から令和にかけて~」というテーマで講義を行いました。
 農業機械の改良・発展や防除方法の変化により,農業生産が大きく変わったことについて説明し,今後は,みどりの食料システム戦略を柱に施策が展開されることや,自家の経営の将来を考える際,農業の今後の流れをつかむよう助言を行いました。
 次に,HS経営コンサルティング株式会社代表取締役本田茂氏から,「欲しい利益から戦略的に経営計画を組み立てる!」をテーマに講義を行いました。
 会計は数字を使って家族やスタッフなどの目線を揃える目的で行うといった話の後,売上高や経費を部門毎に分け,部門別収支実績を把握する手法について説明がありました。部門別収支実績を把握することにより,利益率が高い品目と利益率の低い品目が明確になり,利益率の高い品目を伸ばすことが経営改善につながる,という説明を受講者は熱心に聞き入っていました。
 研修後,受講者からは,「計画を立てる重要性を改めて感じた。」「収入については部門別に管理していたが,経費は分けていないので早速取り組んでみたい。」「家族で経営を話し合う際に,数字でもって話し合いを行いたい。」「固定費が大きいので,利益が出るように経営を改善したい。」等の感想が出されました。





  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋植たまねぎ栽培講習会が開催されました

2022年08月24日 13時03分00秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 


 令和4年8月17日(水),秋植たまねぎの栽培講習会が,JA新みやぎ志波姫支店で開催されました。栗原地域では,露地園芸振興の新たな取組として,たまねぎを導入する計画であり,この日の講習会には,法人等の生産者2名,講師として,種苗メーカー及び普及センターの担当者が出席しました。
 はじめに,種苗メーカーから,たまねぎの栽培に適した畑の作り方や,各生育ステージにおける栽培管理の注意点について説明がありました。つぎに,普及センターから,病害虫の防除のポイントとして,主要病害虫の特徴や,防除に使用できる農薬の提案を行いました。参加者は,たまねぎの栽培管理についての知識を深めたようでした。
 普及センターでは,たまねぎの栽培技術向上に向けて,今後も継続して支援していきます。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「女性農業者活躍支援研修会」を開催しました!

2022年08月22日 09時14分01秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 令和4年8月9日(火)に登米合同庁舎で女性農業者活躍支援研修会を開催しました。本研修会は,特定非営利活動法人とめタウンネットの足立千佳子氏を講師に迎え,管内の女性農業者自らが生産する食材を活用した創作料理を学ぶとともに,地域農業を担う女性農業者同士が意見交換を行うことを目的として開催しました。研修会には,アグリレディーズネットとめ及び登米地域生活研究グループ連絡協議会の2団体から女性農業者15人が参加しました。
 当日は2団体の各会員が生産した「ピーマン」及び「こんにゃく」をメインの食材とし,講師の足立氏が考案した料理9品を紹介していただき,レシピ集を配付しました。新型コロナウイルス感染症の蔓延防止の観点から料理の実演はせず,事前に調理していただいた料理を持ち帰って試食する形となりましたが,参加者からは料理を作る上でのコツなどの質問があり,「自宅で作ってみたい」との声がありました。
普及センターでは,今後も研修会等を通じて,女性農業者を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登米市の和牛が第12回鹿児島全共に出場します!

2022年08月19日 12時50分40秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 今年10月に開催される全国和牛能力共進会鹿児島大会(全共)に向け,7月8日,9日に宮城県最終選考会が開催され,登米市からは第2区(14~17ヶ月齢未満・単品区)に小野寺正人氏の「えりな号」,第4区(3産以上の産歴・繁殖雌牛群)に伊藤博幸氏の「ゆりひろ号」,小野寺正人氏の「さいぜんれつ号」,チバズファーム(株)の「かなのこ号」が見事,県代表牛に選ばれました。
 全共に向けて,7月末から9月にかけて計4回,みやぎ総合家畜市場にて代表牛の集合指導会が予定されており,7月27日に第1回,8月16日に第2回の指導会が開催されました。生産者の皆さんは通常の飼養管理に加え,毎日牛体の手入れや調教に尽力し,全共での上位入賞・日本一を目指しています。指導会では互いに声を掛け合い,切磋琢磨しながら正姿勢の取り方や歩行の練習に取り組む姿がみられました。

第2回集合指導会の様子


正姿勢の練習

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

えだまめが旬を迎えました!

2022年08月19日 11時54分33秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
登米地域では,昨年から大規模なえだまめ栽培が始まりました。2年目となる今年は,大雨で2~3日畑が浸水するなどの災害に見舞われましたが,えだまめは全てのほ場で力強く成長を続け,無事収穫を迎えることができました。
 今年は,1年目の反省を活かして適期中耕を行うなど栽培管理を改善したことで,収量は伸びる見込みです。現在収穫されているのは「湯あがり娘」という早生の品種ですが,えだまめの収穫は晩生の「秘伝」などの品種が旬を迎える9~10月まで行われます。
 普及センターでは,今後も園芸産地の拡大と活性化を支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

施設なす栽培視察研修を開催しました

2022年08月18日 10時19分18秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和4年8月5日(金)に施設なすを導入して間もない農業法人や新規就農者の栽培技術向上のため,大崎市古川の施設なすほ場で,栽培視察研修を開催しました。
 JA古川なす部会副部会長の成田氏を講師に,品種,仕立て,病害虫防除,肥培管理などの栽培技術について,摘心や芽かきの実演を交えて御説明いただき,情報交換を行いました。
 参加者は,栽培方法を見直したり確認したりする良い機会になりました。
 普及センターでは,今後もほ場の巡回等を行いながら,高品質ななす生産を目指して技術指導を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
 TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲稲作部会現地検討会が行われました。

2022年08月17日 14時13分30秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和4年7月13日にJAいしのまき主催の水稲稲作部会現地検討会が開催され,稲作部会の会員ら11人が参加しました。検討会では,環境保全米を含む4品種(ササニシキ,だて正夢,ひとめぼれ,金のいぶき)4ほ場(矢本,河南,河北,桃生)を巡回して,草丈,茎数,葉色値や幼穂長を測定しながら,追肥の要否や出穂日について検討しました。
 幼穂長の観察から既に減数分裂期を迎えており,今後平年並みに推移すれば,7月末に出穂期を迎えるほ場もありました。また,全てのほ場で葉色の低下が始まっており,基肥の肥効は消失していると考えられました。地力,生育量に応じた追肥量について検討しました。
 当普及センターでは,これからもJAいしのまきと連携して水稲栽培の技術支援に取り組んでいきます。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする