宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

黒川地域で水稲乾田直播栽培の播種作業が始まりました!

2024年04月23日 16時05分49秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 今年度仙台農業改良普及センターでは、黒川地域で水稲乾田直播栽培に取り組む法人を対象に、水稲栽培の省力化と乾田直播栽培技術の定着について重点的に支援していくプロジェクト課題を実施します。

 大郷町のみどりあーと山崎(株)は今年から乾田直播栽培に取り組んでおり、4月5日に初めての播種作業がスガノ農機(株)、JA新みやぎあさひな統括営農センター、普及センターの指導と立ち合いの下行われました。

 3月以降の断続的な降雨の影響でほ場準備が進まない地域も多い中、ほ場が乾いた合間を縫って行われた播種と鎮圧作業は、約1haのほ場を3時間で終えることができました。

 普及センターでは、今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美里町の農事組合法人みらいす青生で、ほ場管理システムの研修を行いました!

2024年03月27日 17時05分09秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 美里町の農事組合法人みらいす青生は、水稲・大豆・麦の土地利用型作物の生産に加え、露地園芸作物の生産に取り組んでいる地域を代表する農業法人です。

 RTKシステムやドローンを導入する等、アグリテックを積極的に活用し、農作業の効率化を進める一方で、経営面積の拡大に伴い、管理するほ場数が増え、ほ場ごとの栽培履歴の管理や共有の効率化が課題でした。

 そこで、「みやぎアグリテックアドバイザー派遣事業」を活用し、3月13日・21日の2日間、ほ場管理システムの社内研修を行いました。

 13日はほ場管理システム「Z-GIS」及び衛星データを活用した営農支援システム「ザルビオ」について、21日は栽培管理支援情報サービス「SAKUMO」について、システムのアドバイザーから説明がありました。

 研修ではそれぞれのシステムを実際に操作しながら、特徴や操作性、注意するポイント等について説明がありました。参加者は、疑問点を質問しながら、法人における効果的なシステムの導入方法について理解を深めていました。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、アグリテックの推進に向けて支援を行っていきます。

研修の様子

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町内産堆肥で黄金色の麦浪をつくろう!

2024年03月26日 09時48分33秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 昔からの格言で「米は地力で、麦は追肥で作る」と言いますが、実際には、麦作にも地力は重要です。地力を上げるには堆肥など有機物を水田に入れることが1番ですが、管内で多い「水稲-麦-大豆」などの輪作体系では、ほ場の準備期間が短く、作付け前に堆肥の散布期間をとれないことが課題でした。

 そこで、3月18日、涌谷町内のほ場において、生育中麦への牛ふん堆肥の散布試験が行われました。越冬後のまだ小さい麦の上から堆肥を散布する大胆な試みですが、他県では麦や後作大豆の収量が向上するという試験結果も出ています。当日は強風でしたが、風に負けない大きなマニュアスプレッダーが登場し、無事に2t/10aほどの堆肥が散布されました。

 今後、普及センターでは、堆肥が麦や後作物に与える影響を調査していきます。

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター先進技術班   

  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農業用ドローンの活用に向けた相談会を開催しました。

2024年03月15日 09時28分57秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年3月8日気仙沼市の農業法人1社を対象に、農業用ドローンの活用に向けた相談会を開催しました。

 県のアグリテックアドバイザー派遣事業を活用し、株式会社ケーエスに薬剤散布の実演をしてもらい、その後規模に応じた機体性能や費用対効果、必要な資格等について、情報・意見交換が行われました。

 中山間地域での効率的な作業のために導入を検討する生産者からは、ドローン自体の作業性の良さやRTK-GNSS基地局のデータを活用した自動飛行に対する期待が寄せられ、アドバイザーと熱心な意見交換が交わされた結果、活用に向けた方向性が整理されたようでした。

 宮城県では、アドバイザー派遣の他、農業用ドローンをはじめとしたアグリテック推進のため、トラクターや田植機の自動操舵・直進アシスト等にも活用可能なRTK-GNSS基地局のサービスを本年度から提供していますので、御活用ください。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第12回「富県宮城」グランプリで「みやぎの食」振興部門賞を受賞されました

2024年02月19日 10時11分54秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 2月9日(金)、宮城県庁で第12回「富県宮城グランプリ」表彰式が開催され、仙台ターミナルビル株式会社(仙台市)が「みやぎの食」振興部門賞を受賞されました。 

 仙台ターミナルビル株式会社では、ショッピングセンター事業、ホテル事業を手掛けながら、津波で被災した荒浜地区に「JRフルーツパーク仙台あらはま」を開業し、生産から販売、農業体験といった幅広いサービスを提供することで、周辺施設との差別化を図っています。

 また、フルーツパークでは、約11haの農園で、イチゴやブドウ、リンゴなど果物を150品種以上栽培し、スマート農機や全国的にも取組が少ないジョイント栽培の導入により、省力化と早期多収を実現したほか、その技術を農業者に発信する取組も行っていることなどが高く評価されました。

 仙台普及センターでは、多様なニーズに対応した園芸品目の生産拡大に向けた取組みを支援してまいります。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アグリテックアドバイザーによる農業用ドローン相談会を開催しました。

2024年02月05日 11時40分11秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和6年1月26日南三陸町、気仙沼市の農業法人2社を対象に、農業用ドローン導入に向けた相談会を開催しました。

 アドバイザーとして、株式会社ケーエスをお迎えし、最新機種による散布作業のデモを行いました。RTK-GNSS基地局のデータを活用し、事前に測量したほ場データに基づく飛行マップ作成と自動飛行による散布の様子を見学しました。10a当たり1分程度で散布が完了すると、見学者からは驚きの声が上がりました。デモの後は、規模に応じた機体性能や費用対効果、必要な資格等について、情報・意見交換が行われ、導入に向け、より具体的なイメージが整理されました。

 宮城県では、アドバイザー派遣の他、農業用ドローンをはじめとしたアグリテックの推進のため、トラクタや田植機の直進アシスト等にも活用可能なRTK-GNSS基地局のサービスを本年度から提供していますので、御活用ください。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乾田直播栽培総合検討会を開催しました

2024年02月01日 09時02分02秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 水稲乾田直播栽培技術を導入し収量向上を目指す生産者を支援するため、仙台湾沿岸地域で栽培管理の要所となる時期に勉強会を開催してきました。今回は令和6年1月19日に今年度のまとめとなる乾田直播総合検討会を開催し、生産者や農協職員など34名が参加しました。

 総合検討会では、普及センターから令和5年作についての情報提供を行ったほか、東北農業研究センターの方を講師とした講義や、普及協力員を中心とした意見交換を行いました。東北農業研究センターの講義では、基本技術の解説のほかに、記録的な高温であった今作の課題やその対策についてもご講義いただきました。特に、高温時の対策については参加者も頷きながら熱心に耳を傾けており、関心が高いことが窺えました。また、意見交換の際は、雑草防除や栽培品種等、様々な課題について活発に意見が交わされました。

 今年度で仙台湾沿岸地域で実施している乾田直播栽培に係るプロジェクト課題は終了しますが、普及センターでは今後も管内の水稲乾田直播栽培技術の定着を支援してまいります。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登米市で開催された「令和5年度スマート農業推進セミナー」に参加 しました。

2023年12月11日 08時53分01秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年11月30日、中田町農村改善支援センターを会場に、登米市及び登米市農業振興協議会主催で「令和5年度登米市スマート農業推進セミナー」が開催されました。

 当日は生産者、関係機関含め約40人の参加があり、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支店の阿部課長よりスマート農業の手法と導入にあたっての留意点の講話をいただいた後、ラジコン草刈り機の実演、GNSSを活用したトラクター、ドローンのデモ運転が行なわれました。

 生産者の方の中にはスマート農業の導入を検討している方もおり、活発な意見交換が行われました。また、GNSSを活用した自動操舵は生産者の関心も高く、スマート農業導入の足がかかりとなるセミナーとなりました。

 普及センターでは、今後もスマート農業の普及に向けて支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第5回水稲乾田直播栽培勉強会を開催しました

2023年09月19日 17時52分39秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 乾田直播栽培技術を導入し水稲の収量向上を目指す生産者を支援するため、これまで月1回、仙台市若林区のほ場を会場に勉強会を開催してきました。5回目となる今回は、乾田直播栽培の県内先進地である、石巻市の(農)たてファーム・和を会場に勉強会を開催し、農業者や農協職員など21名が参加しました。
 (農)たてファーム・和は、出芽状況や雑草の葉齢、追肥時期の葉色等ほ場の状態をよく観察して、各作業の有無やタイミングを決定する等しており、その技術力により成果をあげている法人です。今回の勉強会では同法人役員の方から、施設や現地ほ場の案内とともに農業機械の使い分けや設定、耕種概要等の説明をしていただきました。またJA石巻や石巻普及センターからは石巻管内の今年の生育状況、当普及センターから仙台管内の生育状況を説明しました。
 質疑応答では、フラッシングの方法や、播種量、堆肥の活用、病害虫の発生への対応等、活発に意見交換がなされ、有意義な勉強会となりました。令和5年から乾田直播栽培に取り組んでいる法人の参加もあり、今後の技術力の向上と面積拡大が期待されます。
 普及センターでは、今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農業用ドローンによる作業実演会(第2回)を開催しました。

2023年08月08日 17時21分48秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年8月4日、気仙沼市本吉町津谷新明戸の水田を会場に、本年度第2回目となる農業用ドローンによる作業実演会を開催し、生産者や市、JA、農機具代理店等の関係機関や地元新聞社など計14名が参加しました(「金のいぶき」栽培研修会との2部構成)。

 最初に、普及センター担当から、農業用ドローンの概要や本年度4月から本格運用を開始した「宮城県RTKシステム」の概要およびシステムを利用した自動飛行の方法等について説明を行った後、出穂後の斑点米カメムシ類・穂いもちを対象とした茎葉散布を想定した実演を行いました※。

※防除適期の穂揃い期には達しなかったため、デモとして水を散布

 自動飛行により、約60aの水田の散布を3分半で終えると、参加者からは自動飛行のためのほ場測量の方法、資材に応じた散布可能面積、農業用ドローンの利点について、質問が挙げられました。

 オペレーターを務めていただいた(株)小峯興業芳賀代表取締役からは、実際に導入・活用している生産者の観点から、農業用ドローンの活用による効率化に加え、作業負担の軽減が図られること、RTKシステムにより、数㎝という高精度で散布が可能になるなどの利点とともに、RTKシステムの受信がうまくできない場合があること、操作にはある程度習熟が必要なこと、導入・維持にはある程度コストがかかるので、経営判断が必要なことなどの課題・留意点を御紹介いただきました。

 中山間地域の農業の効率化に向け、農業用ドローンは非常に効果的なツールです。こらからも、現場のニーズに応じて研修会を開催してまいりますので、御興味のある方は普及センターにお問い合わせください。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

 

散布作業実演の見学


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする