宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農産加工ステップアップ講座(漬物編)が開催されました

2018年10月31日 10時10分20秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

南三陸町の「ばっけの会恵工房」では,農産加工ステップアップ事業を活用して加工技術及び商品力の向上に取り組んでおり,平成30年10月19日に漬物をテーマにして3回目の講座を開催しました。アドバイザーには,前回に引き続き,企業の商品開発等で豊富な実績を持つフードコーディネーターの早坂具美子氏をお招きしました。

今回の講座では,塩分や漬け込み期間などこれまでの加工技術を再確認するとともに,商品開発に向けてアドバイザーから提案のあった漬物を調理しました。

7月から開催してきた講座も今回で最終となり,アドバイザーからは「自分たちの加工技術に自信を持って前進してほしい。」と工房に期待を寄せる言葉があり,自信に繋がった様子でした。また,アドバイザーから直接,指導を受けることで工房の活動の幅を広げるヒントが得られ,今後,全員で講座の振り返りを行い,活動の内容を検討することにしています。


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平成31年産スナックえんどう栽培講習会が開催されました!

2018年10月31日 09時55分20秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 (講習会の様子)

 平成30年10月23日(火)にJA栗っこ瀬峰支店で,スナックえんどう栽培講習会が開催されました。今回の講習会には生産者9名,JA担当者,種苗メーカー職員等の合計12名が参加しました。

 はじめに,種苗メーカーから基本的な栽培管理ポイントとして「光と水と根張り」が重要であり,播種後の過湿や整枝の仕方,灌水のタイミング,温度管理,病害虫防除について注意するよう説明がありました。

 普及センターからは,例年病害虫の発生するほ場では予防防除すること,播種時,定植時や収穫開始前に確実に防除することを指導しました。参加者からは,粒剤の使い方や農薬ローテーションの考え方について質問があり,早期防除の重要性について理解した様子でした。

 普及センターでは,今後も土壌分析や現地指導などを通して生産性や栽培技術の向上を目指し,JA栗っこのスナックえんどうの安定生産につながるよう支援していきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    

TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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国内最大級938トンの環境保全米「ひとめぼれ」を初輸出

2018年10月30日 17時33分41秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年10月25日,JAみやぎ登米は,なかだ農業倉庫で登米市,国,県,全農,米穀卸等関係者約50人出席のもと,輸出用米出発式を開催しました。
 今年度の輸出量は単一農協として国内最大級の938トンで,登米市内の農家235戸168ヘクタールで収穫された環境保全米「ひとめぼれ」を,同日,約13トンを初出荷しました。
 人口減による米の国内需要が年々減少する中,国による米の生産調整の廃止に伴い,JAみやぎ登米では農家の所得向上を図るため,海外への販路拡大を目指しています。
 米穀卸「(株)神明」は,海外の日本食ブームを捉え,香港やオーストラリア,米国等で「登米産米」の販売を進めています。登米市は,産地交付金で新市場開拓に10アール当たり2万3千円助成して輸出用の米生産を支援しています。
 普及センターでは,農業所得の向上,地域農業の活性化に向け,JAや市,企業等関係者と連携して引き続き支援していきます。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター
〒987-0511登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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石巻地域いちごの環境制御勉強会を開催しました。

2018年10月29日 18時26分50秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成30年10月26日石巻地域いちごの環境制御勉強会を開催しました。勉強会には生産者やJAいしのまき営農担当者が参加し,いちごの環境制御手法などについて意見交換を行いました。
 第一部では,現地研修会として東松島市のいちごのほ場にて栽培状況の確認を行い,第二部では,本県園芸振興室による情報提供及び環境・生育データの検討を行いました。環境データの検討では,ほ場毎に温湿度,CO2濃度や天窓の換気設定,EC管理,生育程度などについて情報共有しながら,生産者が抱える様々な課題や対策について検討しました。「湿度」という項目一つでも,ほ場や時期によって状況は大きく異なり,現在の自分のハウス内環境を把握しながら,今後どのような管理が必要か考えることが重要です。現在は指標となる環境のデータに加えて,生育調査のデータも共有しながら意見交換を行っています。
 本勉強会が,同じ地域で同じ課題を持つ生産者同士の意見交換の場になり,更なる技術向上につながればと考えています。
 石巻地域いちごの環境制御勉強会は,全6回開催予定です。今後も多くの生産者が参加することを期待します。
 
<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


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カーネーションハダニ防除検討会を開催しました

2018年10月26日 08時25分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年10月22日に名取市閖上公民館と市内天敵導入生産者ほ場において,カーネーションハダニ防除検討会を開催しました。出席者は,名取市と亘理町のカーネーション生産者15名と関係機関3名でした。

亘理名取地区は,カーネーションの主要産地となっていますが,薬剤抵抗性のあるハダニが増えていることが課題となっています。そこで,ハダニの効果的な防除方法について,農業・園芸総合研究所園芸環境部関根主任研究員の講義と,ハダニの天敵であるミヤコカブリダニとチリカブリダニを放飼したほ場を視察し,天敵によるハダニの防除について検討しました。

  天敵の利用は,導入コストが高いことや,効率のよい防除体系が確立していないこともあり,生産者の感想はまちまちでしたが,夏季の暑い時期に薬剤を散布する作業が軽減されることにはメリットを感じているようでした。新たに導入を希望する生産者も現れ,今後の技術確立が望まれています。 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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平成30年産「南三陸米」新米試食会,第14回南三陸米図画コンクール表彰式が開催されました

2018年10月25日 16時24分11秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

   管内では稲刈りがほぼ終わり,新米の季節を迎えています。平成30年10月20日にJA南三陸本吉支店において,平成30年産「南三陸米」新米試食会が開催されました。「南三陸米」はJA南三陸管内(気仙沼市,南三陸町,登米市津山町)で生産された「ひとめぼれ」で栽培履歴が明らかな1等米です。

 試食会に先立ち,今年で14回目を迎えた南三陸米図画コンクールの表彰式が開催され,管内の小学生が描いた絵画の展示と入賞者の表彰が行われました。

 表彰式終了後,コンクールで入賞した小学生と保護者,関係機関の職員等が出席し,「南三陸米」の新米試食を行いました。試食会では,「南三陸米」の新米のほか,南三陸ねぎの入ったなめこの味噌汁,気仙沼市産の鶏のからあげ,気仙沼市産のりんごとなし等,旬の食材が振る舞われました。

 出席者は「ご飯がもちもちしていておいしい」と話していました。

南三陸米図画コンクール表彰式

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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平成30年度第2回みやぎ農業未来塾・気仙沼地区農業士会視察研修会を開催しました

2018年10月25日 14時21分29秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成30年10月23日(火)に当管内の青年農業者等を対象とした視察研修会を開催しました。当日は指導農業士及び青年農業士にも参加いただき,青年農業者と農業士との交流と意見交換も行いました。視察先は,株式会社サンフレッシュ小泉農園で,今野社長から施設内を見学しながら,収穫中のトマトの栽培管理方法について説明をいただきました。参加者からは,トマトの定植時期,誘引方法,養液栽培設備の仕組み等について質問が出され,今野社長との意見交換が行われました。

 また,会議室に移動し,GAPに取り組むこととなったきっかけや,農場として認証を取得するまでの経緯,GAPの取組を実践・継続するために気をつけていることなどについて,説明をいただきました。

参加者からは,農場内で働いている職員の変化,GAPに取り組んだメリット,トマトの販売・流通との関係などについて質問が出され,今野社長から,ホワイトボードなどへの掲示,取り組むべき内容とその理由について一つ一つ詳しく丁寧に説明することを心がけたことによって,農場内で働いている職員が共通の認識によりGAPに取り組めるようになってきたことなどについて説明をいただき,参加した青年業者と農業士,今野社長との活発な意見交換が行われ,たいへん有意義な視察研修会となりました。

               

        施設内の視察        GAPについて説明と意見交換

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0181 気仙沼市赤岩杉ノ沢47-6 宮城県気仙沼合同庁舎3階

TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

E-MAIL: ksnokai@pref.miyagi.lg.jp


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栗原の多くの農林産物・花きが受賞の栄誉に輝く~平成30年度宮城県農林産物品評会・花き品評会~

2018年10月24日 15時55分11秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

   
  普通作物-水稲(うるち玄米)部門        果実-りんご,なし他部門(りんご)          野菜-葉茎菜類部門(ねぎ)
 農林水産大臣賞・宮城県知事賞(1等)       生産局長賞・宮城県知事賞(1等)         生産局長賞・宮城県知事賞(1等)
      有限会社 狩野農友                  佐々木 繁 氏                     片倉 栄治 氏


 平成30年10月20日(土)・21日(日)
に仙台市の宮城県庁1階ロビーで開催された「平成30年度宮城県農林産物品評会・花き品評会」において,県内各地から出品された選りすぐりの農林産物・花きの審査が行われ,当管内からの出品物が下記の各賞を受賞しました。

■平成30年度宮城県農林産物品評会

作物名

地区名

受賞者氏名

宮城県知事賞

 

水稲(うるち玄米)

栗駒

有限会社狩野農友

1等

農林水産大臣賞

水稲(うるち玄米)

若柳

岩淵 幸夫

2等

公益社団法人みやぎ農業振興公社理事長賞

りんご

高清水

佐々木 繁

1等

生産局長賞

ねぎ

瀬峰

片倉 栄治

1等

生産局長賞

トマト

志波姫

有限会社サンアグリしわひめ

2等

宮城県園芸協会会長理事賞

ズッキーニ

若柳

鈴木 伸

2等

 

キャベツ

金成

千葉 正美

3等

 

■平成30年度宮城県花き品評会

品目名

品種名

地区名

受賞者氏名

 

スプレーぎく

コロン

一迫

白鳥 幸彦

銀賞

輪ぎく

ソルベットベリー

一迫

白鳥 拓也

銀賞

パンジー

パシオ

若柳

千葉 勝美

銀賞

シクラメン

ハイライト

金成

千田 繁

銀賞

 今年は夏の酷暑や秋の相次ぐ大型台風の襲来等があり,農作物の栽培には厳しい気象条件となりましたが,適切な栽培管理を行った管内の生産者の方々から合計82点もの立派な農林産物・花きを出品していただきました。出品者の皆様の良品生産へのたゆまぬ努力に対しまして,深く敬意を表します。受賞された皆様,誠におめでとうございました。来年度も皆様からの多数の出品をお待ちしています。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班   
TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-5795・6144


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長沼ふるさと物産館で農産物加工研修会が開催されました。

2018年10月23日 17時00分35秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

平成30年10月17日に長沼ふるさと物産館主催による農産物加工研修会が開催され,会員20名が参加しました。

長沼ふるさと物産館は,長沼湖畔にあり,オランダ風車のある長沼フートピア公園やボート競技をみることができる観光スポットで,地域の新鮮な野菜や特産物を販売しています。

今回の研修は,物産館食堂で提供する新メニューの開発に向け,フードコーデイネーターで野菜ソムリエのカワシマヨウコ先生を講師に迎え,「長沼周辺の特産野菜(空心菜,レンコン)の栄養」と「子供でも楽しく食べられるチョコベジ(※野菜を溶かしたチョコレートに付けて食べるもの。チョコレートフォンデュ)」について学びました。参加者からは,「チョコベジは,イベントで子供達に喜ばれるメニューで面白い。」との意見がありました。

登米管内には,長沼ふるさと物産館以外にも農産物直売所や農家レストランが多数あり,新鮮な野菜等を提供しながら登米市の魅力を発信し続けています。普及センターでは,今後も関係機関と連携しながら支援していきます。

<連絡先> 宮城県登米農業改良普及センター先進技術班 

 TEL:0220-22-6127,FAX:0220-22-7522


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「丸森町産ブランド米発表会及び試食会」が開催されました

2018年10月23日 13時00分24秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

丸森町では「高品質良食味米の生産による丸森町産のブランド化」に平成28年から取り組んでいます。

去る10月9日,丸森町のブランド米として誕生した「いざ初陣」の発表会及び試食会が,国民宿舎あぶくま荘(丸森町)で開催されました。

「いざ初陣」は「丸森町ブランド米生産組織」に加入している生産者が生産したコシヒカリのうち,一定の水準(食味値 85点以上,整粒歩合 80%以上)をクリアしていること,減農薬,減化学肥料栽培(慣行栽培の1/2以下)で栽培されているを要件としています。

当日は丸森町より「いざ初陣」プレデビューまでの取組経過が説明されたほか,ネーミング受賞者の表彰,講演会,販売を担う地域商社,株式会社GM7から販売戦略プランの発表があり,出陣式と試食会が行われました。

参加者からは「大変おいしい」との声が多数聞かれました。

「いざ初陣」は,藤崎やGM7の仙台直営店(10月29日開店予定)での販売を予定しています。

「いざ初陣」を是非御賞味ください。

「いざ初陣」の出陣エイ・エイ・オー!

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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