宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理・山元果樹産地協議会が設立しました!

2021年12月28日 17時50分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年12月24日(金),JAみやぎ亘理本店で「亘理・山元果樹産地協議会」の設立総会が開催されました。
 当協議会は,亘理町・山元町内の生産者組織と両町,当農業改良普及センター,農地中間管理機構,JAの7機関で構成されています。
 果樹産地協議会は,産地の維持・発展のため,果樹産地の担い手が行う優良品目や品種への改植,小規模園地整備など果樹経営の基盤を強化する取組に対し,国が支援する事業の受け皿となる組織で,県内では3番目の設立になります。
 片平新会長からは,「県内最大のりんご生産地で歴史がある当地域だが,老木化した樹も多く,今後は,国事業を活用して,改植や新植を進めていき,産地の維持・発展を目指したい」と抱負の言葉がありました。
 普及センターでは,今後,関係機関と共に産地計画の作成や事業導入に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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農業法人経営者向け組織力向上研修会を開催しました

2021年12月28日 13時18分00秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和3年12月7日,人材育成を通じた組織力向上を目指す研修会を開催し,10法人が参加しました。今回の研修は,夏に開催した社会人基礎力向上セミナーへ職員を派遣した経営者を対象とし,研修内容もセミナーの成果を促す組み立てとなっておりました。
 講師に,ホライズンコンサルティンググループ株式会社の庄司代表取締役を迎え,社員セミナーの際の社員の反応なども交えながら講義いただきました。
 社員セミナーではコミュニケーションに苦慮している社員も多かったことから,傾聴や上司からの「ホウ・レン・ソウ」の必要性について多くの時間を割き,経営者に説明されました。また,社員は経営目標や短期・中期の到達点を具体的に示された上で,OJTを実践することでモチベーションや自己効力感が向上し,組織の経営力向上に大きく影響することも解説されました。
 さらに,当日は,松倉社会保険労務士から各種法改正等に伴う就業規則の見直しなどの説明もありました。普及センターとしても就業規則の見直しや人材育成の実践を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

 

            経営者研修                          就業規則見直しポイント


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山元町の「株式会社一苺一笑」が全国優良経営体表彰の農林水産省経営局長賞を受賞しました

2021年12月28日 13時08分19秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和3年12月24日,山元町の「株式会社一苺一笑」が,令和3年度全国優良経営体表彰の働き方改革部門で農林水産省経営局長賞を受賞し,宮城県農政部長から賞状を授与されました。例年であれば全国規模の表彰式が行われていましたが,新型コロナウイルス感染拡大の懸念からオンラインによる表彰のみとなったため,宮城県庁で実施されたものです。

本表彰事業は,農林水産省と全国担い手育成総合支援協議会が,優れた経営を実践している農業経営体を表彰するもので,「働き方改革部門」は,生産性が高く,「人」に優しい職場環境づくりの取組に優れた農業者が表彰されることとなっています。

株式会社一苺一笑は,東日本大震災からの復旧にあたり,いちごの生産に加え,観光農園や6次産業化等,多岐にわたる事業を展開しています。

いちご栽培では,ICT活用の環境制御システムの導入により生産効率と品質向上を実現した他,作業の見える化や生産工程管理ソフトの導入により,生産・販売の精度向上や労働時間の削減につなげ,ASIAGAPの認証も取得しています。

職場環境づくりでは,従業員からの改善要望を経営に反映させるとともに,女子更衣室や水洗女子トイレの整備を行い,加工品開発部門の責任者への女子社員登用等,女性の活躍の場を広げており,令和元年からは障害者就労支援団体と作業委託契約を結ぶなど農福連携にも取り組んでいます。

株式会社一苺一笑のこれまでの功績に深く敬意を表するとともに,今後も地域農業の発展に向けて,益々,御活躍されることを祈念いたします。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 

 

 

 


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女性農業者を対象にキャリアアップ研修会を開催しました

2021年12月28日 12時59分24秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 美里農業改良普及センターでは,自家生産物を利用した商品づくりなど,女性農業者の能力開発を支援しています。
 令和3年12月3日には食品衛生や農産加工について学ぶ研修会を開催し,管内の女性農業者20名が参加しました。
 研修会は二部構成で行われ,始めに大崎保健所の職員より令和3年6月から施行された食品衛生法の改正点やHACCPに基づく衛生管理について講義を受けました。HACCPの考えに基づいた衛生管理を基本に忠実に行う事や,計画を作成し,計画通り行われているかチェックをし記録に残す事が大切である事を確認しました。
 研修会の後半は,みやぎの食を伝える会の菅原美代子氏より,漬け物加工の基本について講習を受けました。加工目的による加塩割合の変化について説明を受けた後,実習として,自分の味覚を確かめるために異なる塩分濃度の塩水5種類のティスティングを行いました。参加者は,味見した塩分濃度が,普段の感覚と合っているとうなずいたり,首をかしげる様子も見られました。
 その後は,安全で美味しい漬け物づくりについて質問が出され,熱心に意見交換が行われました。
 普及センターでは,今後も研修会等を通じて女性農業者の資質向上を支援します。

  

 

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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南三陸町で初のぶどうせん定講習会を開催しました

2021年12月27日 14時22分32秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年12月14日に南三陸町において,管内で初のぶどうせん定講習会を開催し,ぶどう栽培者14人が参加しました。
 せん定講習会では,当普及センター職員が講師となり,定植4年目の「シャインマスカット」を用いて,短梢せん定方法について実演を交えて指導を行いました。ぶどうの枝の性質など基礎事項を説明し理解を深めた後に,せん定のポイントを説明しながら実習を行いました。参加者からは充実した枝の見極め方など,積極的に質問があり有意義な講習会となりました。
 普及センターでは,今後も果樹の安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606


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初冬直播栽培意見交換会が開催されました

2021年12月27日 14時22分10秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和3年12月6日に,水稲初冬直播栽培の普及を図るため古川農業試験場主催で意見交換会が開催されました。

 初冬直播栽培とは,岩手大学が開発した,11月下旬から3月上旬の比較的時間や労力がある時期に行う作業分散播種技術のことです。慣行乾田直播栽培で使用している機械を利用できるため,すでに乾田直播に取り組んでいる生産者の方であれば,そのまま使用できます。

 始めに,当該技術を開発した岩手大学下野教授から,初冬直播栽培について講義いただき,苗立ちを確保するための播種量やシグモイド型緩効性肥料の有効性など,ポイントや注意点について学習しました。

 また,実際に管内で初冬直播を取り組んでいる生産者から事例紹介があり,経営面積の拡大や春先の天候も悪いことが多いため,初冬直播によって作業時期の幅が広がり,春先の負担が軽減されたという報告がありました。

 今後,さらなる農業人口の減少が懸念されており,それに伴って経営体あたりの作付面積が増えることが想定されます。そのため,移植や慣行の乾田直播に加えて,初冬直播を組み合わせることで,作業時期を分散し,生産者の労力負担軽減の一助となることが期待されます。

 初冬直播栽培に関心のある方は,普及センターまで御相談ください。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnkt@pref.miyagi.lg.jp


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「農業・農村女子会 第2弾」を開催しました!

2021年12月27日 14時19分37秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 農村女性のネットワークづくりを目的に,令和3年12月13日に「農業・農村女子会 第2弾」を開催し,管内の女性3人が参加しました。
 震災後から地域の女性とともにコミュニティを育てる活動を行っている特定非営利活動法人ウィメンズアイの栗林美知子氏を講師に迎え,「1年を振り返ってみよう!」をテーマにワークショップを行いました。自らの1年を振り返り,参加者同士で発表し合うことで,自分の抱えている悩みやこれからの課題に対して,新たな視点や解決へのヒントを得ることができ,自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
 研修会終了後には参加者同士で連絡先を交換するなど,交流を深めることができた研修会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606


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冬の味覚をレジャーや食卓でどうぞ味わって!

2021年12月27日 08時48分53秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

   

 日増しに寒さが厳しくなってきましたが,仙台市内の2カ所のいちご摘み取り農園では,令和4年1月5日から暖かな大型ハウスの中でいちごの摘み取りが楽しめます。農園は仙台市泉区松森にある「株式会社一苺一笑松森農場」と若林区荒浜にある「JRフルーツパーク仙台あらはま」です。宮城県オリジナル品種の「もういっこ」,本格デビュー2年目の「にこにこベリー」の他,摘み取り農園ならではの様々な品種のいちごを食べ比べすることができます。営業時間や料金,アクセスのほか新型コロナウイルス感染症対策への協力等,詳細については,各ホームページ等で御確認いただき,ぜひ御家族,御友人と共にお立ち寄り下さい。
 また,畑でじっくりと寒さにあたって育った冬野菜がその美味しさを増してくる時期です。仙台市と黒川郡は県内トップの曲がりねぎの産地です。畑でまっすぐに育てられたねぎは,一度掘り上げて,再び斜めに寝かせて土に埋めると,日の光に向かって立ち上がろうとして曲がりながら伸びます。この時のストレスによって柔らかく育ち,さらに寒さにあたることで甘みが増します。鍋の食材として欠かせない,この時期だけの味わいが楽しめますので,ぜひお買い求めください。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班,先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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アグリテックアドバイザー派遣事業を活用したほ場管理システム(KSAS) の研修を実施しました

2021年12月24日 08時47分13秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 宮城県ではICT技術を活用したスマート農業の普及推進を図るため,スマート農業に精通した専門家を派遣する「アグリテックアドバイザー派遣事業」を実施しています。12月21日に東松島市の農業法人である農事組合法人奥松島グリーンファームと株式会社高橋農産を対象にして,本事業による研修会を石巻合同庁舎で開催しました。株式会社アグリ東北の鈴木健也常務をアドバイザーとして迎え,ほ場管理システム(KSAS)の導入や活用方法について指導・助言をいただきました。講演の中では,KSASのセットアップ(ほ場,社員,農業機械等の登録)や社内での情報共有(作業指示の送信と受信方法,作業の進捗状況の確認),収量・食味コンバインと可変施肥田植機の連携による取得データの活用方法について説明を受けました。講演後の意見交換では,同様のほ場管理システムZ-GISとの機能の違い等についての質問や議論がありました。その他、ドローンの活用方法について,オペレーターの数や具体的な操作方法について,オペレーター一人で効率的に稼働させるため,バッテリー6個,充電器3台を使い回して使用していることや,一日の作業地域は広くないので位置の補正は1回としていること,自動運転は使わずオペレーターによる手動操作としていること等の工夫が紹介され,活発な意見交換が行われました。両法人では,本研修を参考にして,今後,スマート農業技術の活用を検討していく予定です。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 


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JA新みやぎ栗っこ稲作総合検討会が開催されました

2021年12月24日 08時41分44秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和3年12月14日,JA新みやぎ築館支店を会場にJA新みやぎ栗っこ地区本部,JA新みやぎ栗っこ米戦略部会が共催する稲作総合検討会が開催されました。本検討会には,稲作各部会の会員や稲作生産者が出席し,本年産米の作柄や次年産に向けた対策について検討しました。

はじめに普及センターから,本年産米の作柄概況と次年産に向けた対策について説明しました。本年は,気象変動の大きい年ではありましたが,収量は概ね平年並みで,1等米比率は高く,品質は非常に良好でした。

その後,JA全農みやぎから米の販売状況,東北農政局から来年度の農業政策等について情報提供がありました。

 参加者からは,米価下落や資材費の高騰等,稲作農業を巡る情勢は厳しいが,互いに知恵を出し合い,省力・低コスト化に努めることで,稲作経営を安定させていきたいとの声が聞かれました。

 


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