宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾 果樹農業後継者育成講座を開催!

2023年01月31日 14時43分59秒 | ②新たな担い手の確保・育成
 
 令和5年1月20日に「果樹農業後継者育成講座~りんごせん定実技研修会~」を開催しました。
 本研修会では,大河原農業改良普及センター管内における若手果樹農業者を対象に,亘理名取果樹振興協議会の若手メンバーと共に栽培技術の向上や交流を図りました。当日は指導農業士である結城喜和氏(亘理町)から,矮性台とマルバ台のりんごせん定技術について,3時間に渡り,理論的かつ丁寧にご説明いただきました。
 参加者からは「せん定を丁寧に教わる機会が無かったので大変勉強になった」「りんご以外の品目でも勉強会を開催してほしい」など前向きな意見が聞かれました。
 普及センターでは,今後も技術研鑽や交流等を通じて,若手農業者の育成に努めてまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     地域農業第二班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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令和4年度東和町稲作部会総合検討会が開催されました

2023年01月31日 09時44分56秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 令和5年1月27日に,JAみやぎ登米東和町稲作部会の総合検討会が開催され,部会員11名が参加しました。
 はじめに,普及センターから令和4年度の水稲の作柄について説明を行いました。その後,農薬や肥料メーカーから令和5年度から変更になる環境保全米Cタイプの除草剤について,肥料の脱プラスチックの観点からペースト肥料を使用した水稲栽培の試験結果,斑点米対策,各種資材について説明がありました。最後に,全農みやぎから資材情勢について説明がありました。部会員からは,アオミドロや表層剥離,カメムシの発生状況等に関する質問があり,今年度の作付けについて振り返りが行われました。
 普及センターでは,今後も水稲の品質向上,安定生産に向けた支援を行ってまいります。

 <連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
 電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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「吟のいろは」作柄検討会を開催しました

2023年01月30日 18時27分13秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 大崎市松山地域の松山町酒米研究会(以下「研究会」)は,県内最大の酒米の産地で宮城オリジナルの酒米品種「吟のいろは」の栽培に取り組んでおり,普及センターではJAや関係機関と共に高品質な「吟のいろは」生産支援に取り組んでいます。

1月20日には,普及センター主催で今年度の「吟のいろは」の作柄を振り返る作柄検討会を開催し,会員10名が出席しました。
普及センターからは生産者と共に取り組んだ生育の経過について説明を行いました。今年度は7月の大雨に見舞われたことから,収量はやや目標に達しませんでしたが,千粒重が目標を上回り,品質面でもタンパク質が低い水準になるなど一定の成果が得られました。一方で生育後半での倒伏や,胴割粒の発生など,次作に向けた課題も明らかとなりました。
研究会からは次作の試験設計のほか,今後の要望として蔵元とのコミュニケーションの場を作りたいとの意見が出されました。

午後からは会場を移し,県みやぎ米推進課と連携した「吟のいろは栽培研修会」を開催しました。普及センターからは今年度の生育の経過を中心に説明したほか,玄米品質や酒米としての品質等の分析結果について説明がありました。会場からは品質に関する質問などが出され,次作に向けた期待の高さが窺われました。

次年度は県内で「吟のいろは」の作付けがさらに拡大する見込みです。
 普及センターでは,今後も研究会の活動を支援していきます。


  <連絡先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225

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石巻農業士会が研修会を開催し,オランダ型次世代施設園芸を学ぶ

2023年01月30日 15時33分10秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化
 令和5年1月20日に石巻農業士会は農業経営と地域農業振興の一助とするため,石巻市北上町でパプリカとトマトを大規模生産販売する株式会社デ・リーフデ北上を視察しました。
 株式会社デ・リーフデ北上は,平成26年に「愛ある強い農業を通じて,人々の心を豊かにし,健康で笑顔あふれる社会を築こう」を経営理念に掲げ,東日本大震災からの復興,雇用の創出,地域活性化の願いを込め,オランダ型の次世代施設園芸への挑戦を決意し,平成28年からパプリカ1.3haとトマト1.1haの栽培を開始しました。
 オランダ型の園芸施設は,透光性の高いフェンロー型ガラス温室,雨水と排液リサイクルの養液栽培システム,木質ボイラーのハイブリッド暖房システム,作物の生育に最適な環境を整える高度環境制御システム,人工光型の育苗施設,労働生産性を上げる労務管理システム,多様な出荷形態に対応した集出荷施設を備え,パプリカは年間約260t,トマトは約500tを契約販売等で全国へ出荷しているとのことでした。
 鈴木社長は「コロナ禍,円安,物価高で経営環境は厳しいが,自社販売で価格決定権を持ち,人材育成を図って,農場拡大や食料自給率向上に貢献したい」と将来の展望を話されました。
 オランダ型施設園芸への挑戦,会社創立の苦労,関係者の協力,販路の拡大,若手社員の人材育成など貴重な体験やお話を聞くことができ,大変有意義な研修となりました。
<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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JAみやぎ登米加工用ばれいしょ説明会が開催されました

2023年01月27日 13時20分08秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
令和5年1月24日に、登米市中田町及び米山町でJAみやぎ登米加工用ばれいしょ説明会が開催され、JAみやぎ登米の組合員6名が参加しました。
 説明会では、カルビーポテト株式会社の宮城駐在員より、ばれいしょ栽培の概要や必要な機械装備、宮城県における栽培上の注意点などについて説明がありました。また、既に加工用ばれいしょに取り組んでいる生産者を交えた質疑応答の場も設けられ、参加者からは、ほかの転作作物と比べたばれいしょの特徴や使用している機械についてなどの質問が挙げられていました。
説明会後には、ばれいしょの自走式収穫機械を見学し、収穫方法や運用上の注意点などの説明がありました。
 普及センターでは、JAみやぎ登米が進める加工用ばれいしょの生産拡大に向けた取り組みに、支援を行ってまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 

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「蔵の華」栽培反省会を開催しました。

2023年01月27日 08時14分52秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給
 気仙沼市廿一地区の清流「蔵の華」廿一会では,酒造好適米「蔵の華」を栽培し,市内の蔵元2社に出荷しています。
 今年は平均反収約490kg/10aで等級も高く,目標を上回る成績を収めることができました。
 反省会では,来年度の更なる高品質・多収化に向け,栽培の振り返りと問題点の洗い出しを行いました。各会員からは,問題となる雑草への対策,高温に対応した肥培・水管理,もみ殻や堆肥など有機物の活用や獣害対策など,幅広く質問が挙がり,議論が展開されることで,来年に向けた改善点を整理しました。
 また,「蔵の華」の栽培だけでなく,より地域の特色を生かしたブランド化を勧めたり,地域おこしの材料に活用したりするなど,地域の維持発展に向けても前向きなアイデアが積極的に共有されました。
 普及センターも,県庁の関係各課,市と協力しながら,地域の発展に協力していきたいと思います。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606

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農業法人経営に関する研修会を開催しました。

2023年01月27日 08時11分38秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 国際情勢の不安定化に伴う資材高騰,新型コロナウイルス感染症拡大に伴う農産物需要の減少など,厳しい情勢が続く中,農家経営の安定化には,技術的な対策だけでなく,需要に応じた農産物の生産や販路の開拓,効率的な作業体系の確立,人財育成など,費用対効果を考慮した総合的な経営戦略が必要となっています。
 12月14日に開催した研修会では,「株式会社舞台ファーム」伊藤専務取締役を講師にお招きし,「農業法人経営の戦略」と題して御講演いただきました。舞台ファームは,水稲,野菜の複合経営に加え,運送やコンサルティングなど多角的な経営を行うとともに,ニーズを先取りした独創的な販売戦略を展開している県内の先進的農業法人です。
講演では,「新しい価値を作り出す」ための,マーケティングの考え方や「イノベーション」など,具体例を基にした経営戦略の思想を語っていただきました。
 参加した管内農業法人経営者からは,積極的な質問が寄せられ,経営の高度化に向けた議論が盛り上がるとともに,講演内容や他経営体との交流をとおして「刺激になった」との感想をいただきました。
 また,令和5年の10月から開始される消費税インボイス制度について,気仙沼税務署を講師にお招きし,事前に経営者から聞き取った疑問点を中心に説明いただきました。参加した各法人は,制度のわかりづらさから準備が遅れていたり,準備は進めているものの,疑問を抱えていたりする中,円滑な対応に向け疑問点が解消出来ました。

<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606



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JA新みやぎあさひなりんご部会の研修会が開催されました

2023年01月27日 07時59分25秒 | ④園芸産地の育成・強化支援


 JA新みやぎあさひなりんご部会の研修会が令和5年1月18日に開催され,部会員8人が参加しました。
 午前に大郷支店で実施した防除暦検討では,普及センター職員が講師となり,今年度の生育概況や病害虫の発生状況の総括を説明後,事前にそれぞれの園地から提出していただいた防除暦の実績をもとに,今年度の防除時期や病害虫発生状況の振り返りを実施しました。そして,今年度の課題等を次年度の防除計画に反映させた内容の防除暦(案)が策定されました。
 午後のせん定実技講習は,部会員のほ場で,わい化栽培の樹を普及センター職員が実技指導しました。せん定では,受光態勢の改善や薬剤のかかりやすさ,作業性の向上等を目的とした枝の間引きと小枝の整理方法について指導しました。その後,生産者もグループに分かれてせん定を行い,意見を交わしながら枝の良し悪しを見極めて技術向上を図りました。
 当研修会に初めて参加する後継者もおり,各部会員の栽培技術やせん定方法等についてたくさん情報交換がなされ,有意義な研修となったようです。
 普及センターでは,今後も情報提供や技術指導を行い,JA新みやぎあさひな地域のりんごの安定生産を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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栗原地域園芸振興セミナーを開催しました

2023年01月26日 17時07分56秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年1月18日(水),昨今の肥料高騰を受け,園芸における施肥コスト低減に向けた技術の紹介と化学肥料の代替としての家畜由来堆肥の有効活用を目的に,県栗原合同庁舎を会場に「園芸振興セミナー」を開催しました。
 はじめに,県農業・園芸総合研究所瀧上席主任研究員から土壌分析値の活用方法や堆肥の原料別肥料効果について具体的に解説いただき,続いて,情報提供として栗原市から栗原市有機センター堆肥について,普及センターから市内堆肥生産・販売業者,土壌分析について紹介しました。
 セミナー当日は,農業者・関係者合わせて50人の参加があり,熱心な質問も飛び交い関心の高さがうかがわれました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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春まきそらまめの栽培講習会が開催されました

2023年01月26日 17時02分59秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年1月13日(金),JA新みやぎ栗っこそらまめ部会「春まきそらまめ栽培講習会」がJA新みやぎ志波姫支店で開催されました。JA新みやぎ栗っこの主な作型は秋まきの移植栽培ですが,収穫をずらして忙しい時期が集中しないよう,秋まきの直まき,春まきの移植栽培にも取り組まれています。
 はじめに,種苗会社から生育の揃った苗を定植できるよう,播種や育苗時の温度管理などの栽培ポイントについて説明がありました。次に普及センターから,そらまめに発生する病害虫の特徴と対策,また,肥料価格の高騰による生産コスト増加が予測される中,過不足なく適切な施肥を行うため土壌分析に取り組むよう推奨しました。参加者は,低温期の栽培管理,適期防除の重要性について,知識を深めたようでした。
 普及センターでは,同部会員のそらまめの栽培技術向上に向けて,今後も継続して支援していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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