蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

アホとカシコ

2024-03-05 | お付き合い
いつも同じことを書いている。
進歩がない、進展もない。
このままずっと行くのだろう。
それはそれで、結構なこと。

ある人、Aさんと、焼肉ランチに行った。
会話の最中に、話の流れで不意にAさんの実年齢がわかった。
え??うそ??そんな年齢でした?
わたしの中では17年前から時が止まっていた。
逆算して、当時のAさんの年齢を割り出した。
今のわたしの年齢だ。
それぐらいの年齢の開きがあったのかと、今頃になってやっと気づいた。

そういえば、前に偶然、バッタリ道で出会した時、なんだか老けてみえるなあ、、、と思った。
浦島太郎的。
だが、Aさんは元々あまり若々しいタイプではないので違和感はなかった。
(これって、ひょっとして失礼な感想?)

何しろ、自分と同世代だと思っていた人が17歳も年上だったことに、浦島太郎はわたし?と我が身を案じた。

出会った時にはすでに17歳年上だったAさんと、年齢ギャップもなく冗談を言って笑いあったり、普通に接していた。
年齢を超えた、何かなんだろう。

あ、わかった。
ポイントは、Aさんの頭の良さ。
これが実に気持ちよかった。
どんな話題に及んでも、行ったり来たりラリーの応酬になっても、話題に必ず付いてきてくれた。
私の知っていることぐらいは全て知っておられた。
Aさん>わたし
知識と経験。
教養があり、柔軟性に富み、そして、リタイア後は楽器演奏をしておられた。
書くことも。
専門は物理専攻の技術者ではあるものの、鉄板みたいにカチンコチンではない柔らかさが内在しているのだろう。
やはり、ユーモアや芸術はまろやかな薬味になる。
絶妙な味を際立たせる。

ただし、低俗なことや流行にはあまり通じておられないものの、それはそれで良い。
その分、わたしが俗世間にまみれている人間だから、低俗部分は自分で補える。
アホとカシコは正反対なので、衝突しない。