蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

今、日常こそが大切

2024-03-03 | 日々のこと
ホームに設置された暖かい待合室。
電車が来るまで、ぬくぬく待とう、、、と思っていたら、、、待合室の中に、脳に特徴を抱えた人が大声で叫んでいる。
待合室から一人抜け、二人抜け、、、席を立った。
しかし、抜けて外で待ったら、今日は真冬の寒さが戻っている。
しかも10分ぐらい待ち時間がある。
寒さを我慢か、恐怖に耐えるか、、、
寒がりで怖がりのわたしには、哀しい選択だ。

さて。
大谷翔平、ご結婚、おめでとうございます。
と言いつつ、第一報を聞いた時、わたしはなぜかガッカリした。
独身でいて欲しかった。
世の中の素敵な独身男性が1人減ると思うと、肩を落とす。
1番上男子孫(小5)にそう言ったら、「ばあちゃんは、結婚してるやん」と。
確かにそうだけど。

なぜなんだろう? 
スイーツが大好き!!と、似たような感覚か。

大谷翔平の奥さん、羨ましいな。
と、一瞬思ったが、次の瞬間にはそんな感情はなくなっていた。
大谷翔平、リタイア後に1000億円。
羨ましいな、と瞬間的に思ったが、瞬時にその感情は消えた。
なぜなら、、、
あれだけの大物になると、どこに行っても何をしても注目を浴びる。
何かしても、逆に何も行動しなくても、なんやかんや言われる。
「みなさんが、うるさい」
一時も放って置かれることがない。
プライバシーは1000億円で買われた。
まあ1000万円ではないので、まあいいか。
超人のことを凡人のわたしが想像しようにも出来るはずがない。

実力、名声、お金、、、わたしには縁のないものだが、ないモノねだりはしない。
(お金はあっても邪魔にならないし、欲しいけれど、人生が狂うほどの大金は要らない)
と書くと、紛れもなく「取らぬ狸の皮算用」である。
いや、それどころか、たんなる妄想家。

それはそうと。
なぜ、わたしはこんなに承認欲求がないのだろう。
自分が楽しければご機嫌。
ではあるものの、災害で苦しんでいる人を見るのは辛い。
他人事とは思えない。
この歳になって、やっと他人を思い遣る気持ちが芽生えた。
実に遅い。
石川県の人々の郷土愛は凄い。
試練に負けない芯の強さ。
ニュースを見る度に、その強い姿勢に感動する。
美しい輪島塗、伝統の火を絶やさないでいただきたい。
こころから応援している。

話は元に戻る。
わたしは、一般人である。
この一般人は、世間並みという意味が含まれている。
だが、捉えようによってはかなりの開きがる。
かつて、「一億総中流」なるワードが流行った。
流行りに「下流老人」なども追加。
日本人は他国に比べると統計的に幸福だと感じる人は少ないらしく、経済も世界第4位に脱落し低迷が続く。
その対策としてかどうか知らないが、人と比べるのではない考えも浸透しつつある。
辛抱しろということか。
だが、普通の営み、いつもの暮らし、日常が、いかに大切か。
当たり前であると思っている日常に、喜びを感じ、感謝し、ささやかな幸せを大切にしたい。


※今回のトップ写真は、3月3日に、ぜひ使おうと思っていた。
お雛様が飾られているのは、江戸時代吹田村の旧庄屋屋敷。
今は吹田歴史文化まちづくりセンターとして再生されている。