マリアテレジアの独り言

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聖金曜日・『主の受難』・・・御子キリストは、あなたの民のためにご自分の血によって過越しの神秘を定めた。

2017-04-14 19:00:00 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。

今日は4月14日。
             
 『聖金曜日・主の受難』

               全能永遠の神よ、
          御ひとり子キリストの受難によって、
    あなたはすべての人に及ぶ死の遺産を打ち砕いてくださいました。


  皆様!
  今日は、『主の受難:イエスの十字架上の磔刑の日』です。
        キリストの受難を振り返ってみて・・・今日のお祈りを始めましょう!

                          よろしくお願い申し上げます

『今日の祈願』

       『あわれみ深い神よ、
御子キリストは、
あなたの民のためにご自分の血によって過越しの神秘を定めてくださいました。

   いつくしみを忘れず、この民を永遠の愛の内にお守りください。
                  わたしたちの主イエス・キリストによって。 アーメン。』


『今日の第一朗読 主キリストの受難の預言』

            『主は言われる。

    「見よ、わたしの僕は栄える。 はるかに高く上げられ、あがめられる。」
  

      かって多くの人をおののかせたあなたの姿のように、 
   彼の姿は損なわれ(そこなわれ)、人には見えず、もはや人の子の面影はない。

        それほどに、彼は多くの民を驚かせる。
           彼を見て、王たちも口を閉ざす。   
   誰も物語らなかったことを見、一度も聞かされなかったことを悟ったからだ。

        わたしたちの聞いたことを、誰が信じえようか。
        主は御腕の力をだれに示されたことがあろうか。

   乾いた地に埋もれた根から生え出た若枝のように、この人は主の前に育った。
 
   イエスは、『ダビデ家の若枝。ひこばえ。』 アブラハムから数えて42代目です。

    『見るべき面影はなく。輝かしい風格も、好ましい容姿もない。
    彼は軽蔑され、人々に見捨てられ、多くの痛みを負い、病を知っている。
      彼はわたしたちに顔を隠し、私達は彼を軽蔑し、無視していた。

彼が担ったのはわたしたちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに、

    わたしたちは思っていた、
    神の手にかかり、打たれたから、彼はくるしんだのだ、と。

    彼が刺し貫かれたのは、わたしたちの背きのためであり、
    彼が打ち砕かれたのは、わたしたちの咎(とが)のためであった。

      彼の受けた懲らしめによって、わたしたちに平和が与えられ、
 

       彼の受けた傷によって、わたしたちはいやされた。

     わたしたちは羊の群れ、道を誤り、それぞれの方角に向かって行った。

わたしたちは羊の群れ。   キリストは・・・ 『善き牧者』         ミレー作


       
そのわたしたちの罪をすべて、主は彼に負わせられた。
       苦役を課せられて、かがみ込み、彼は口を開かなかった。
屠り場に引かれる子羊のように、毛を刈る者の前に物を言わない羊のように、彼は口を開かなかった。
       捕えられ、裁きを受けて、彼は命を取られた。
 
         『聖金曜日 彼の体はあなた達のために、砕かれた。』

       『彼の時代の誰が思い巡らしたであろうか、
わたしの民の背きのゆえに、彼が神の手にかかり、命ある者の地から断たれたことを。

        彼は不法を働かず、その口に偽りもなかったのに

      その墓は神に逆らう者と共にされ、富める者と共に葬られた。

  病に苦しむこの人を打ち砕こうと主は望まれ、彼は自らを償いの捧げ物とした。
 
               彼は、子孫が末永く続くのを見る。

         彼は自らの苦しみの実りを見、それを知って満足する。
   わたしの僕は、多くの人が正しい者とされるために、彼らの罪を自ら負った。
 

      それゆえ、
    
       世々、永遠に、羊の群れを慈しんで下さるイエス・キリスト


   『わたしは多くの人を彼の取り分とし、彼は戦利品としておびただしい人を受ける。

       彼が自らをなげうち、死んで、罪人の一人に数えられたからだ。
   多くの人の過ちを担い、背いた者のために取り成したのは、この人であった。』
     
                          以上。イザヤ書 52章13節~53章12節


           かくして・・・

        旧約聖書を一貫して貫く『神の愛』、『神の救い』は、
              イザヤが預言した通りに、
        『神の独り子・イエスキリストの十字架上の磔刑の刑により、
              完全無欠に完成成就したのです。

 

そして。

『今日の第二朗読 使徒パウロの励ましの言葉』

            『皆さん!

わたしたちには、もろもろの天を通過された偉大な大祭司、神の子イエスが与え られているのですから、
  
    わたしたちの公に言い表わしている信仰をしっかり保とうではありませんか。

       この大祭司(イエス)は、わたしたちの弱さに同情できない方ではなく、
 罪を犯されなかったが、あらゆる点において、わたしたちと同様に試練に遭われたのです。

        だから、
      憐れみを受け、恵みにあずかって、時宜にかなった助けをいただくために、
            大胆に恵みの座に近づこうではありませんか。

  キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。
 
 『キリストは十字架に上った。なぜなら、神は神聖であり、罪は罰せられねばならない。
                    聖金曜日』


    『そして、完全な者となられたので、永遠の救いの源となったのです。」』
                               へブライ人への手紙 4章14-16節 5章7-9節

最後に。

『今日の最後の祈願』 

          『いつくしみ深い神よ、  
       御ひとり子を記念し、復活の希望を新たにした民の上に
       豊かな祝福を注ぎ、ゆるしと励ましを与えてください。
     
信仰が強められ、永遠の救いが確かなものとなりますように。』

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様とご一緒に、主の受難の日に、お祈りできましたことを心より感謝申し上げます。
      明日は、『復活の主日・復活の聖なる徹夜祭』。

   皆様の上に、主の豊かな祝福がありますように、お祈り申し上げます!                            


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