10月24日。水曜日。 『夏山縦走登山のリベンジ』
今夏の『夏山縦走」は、
2日間で、『ダイヤモンド・トレル・コース の 2/3』 制覇の予定でした。
約2/3 =『金剛山-水越峠-葛城山-岩橋峠-二上山-屯鶴峯』 =約35㎞。
ところが、
縦走2日目の午後2時。 台風の影響で大雨となり、終着点・『二上山』を目に前にして、『岩橋峠』でDNFとなった。
そして。
今日は・・・
『屯鶴峯』と『二上山』を制覇。 夏山縦走登山の雪辱を挽回です。リベンジ。
夏とは逆コースの終点からの出発です。
朝6時。
家を出発。
『紅葉の始まった我が家の近所の路地』
犬を散歩させる方一人。 空気が清々しい。
9時。
『二上山駅』 到着。
神戸~梅田~天王寺~近鉄南大阪線で『二上山駅』まで。 ここまでで3時間もかかった。
9時10分。
『二上山駅』 出発。 登山の一日の始まりです。
大型トラック
がビュンビュンと走る自動車道路、を歩くこと20分。
9時半。
『ダイヤモンドトレイル』の起点・・・ 『屯鶴峯 どんずるみね』
2000万年前に、『二上山』が噴火した時の、火山灰が積もった跡です
「凝灰岩」の間に「サヌカイト」「金剛砂(ざくろ石)」が見られます。
2000万年前の自然の上に現在の私たちは立っているのです
感動!感激!
今日、この地に立てたことが嬉しい。
何事でも、やり残しがあっては、のどに骨が刺さったような・・・。 心がすっきりしない。
今日は、夏山縦走でやり残し:のどの骨を取りのぞいて、スッキリさせます!
ファイト!
再び。
集石トラックが走りすぎる道を、しばらく歩いて・・・
いよいよ。
左手に『標識』が見えてきました。
10時30分。
『標識』の立つ山道に入ります。
『←屯鶴峰 二上山』
二上山へ向かって・・・
『ダイヤモンドトレール』の山道の始まりです。
『ダイヤモンドトレール』
1970年に大阪府によって整備された『自然歩道』です。
『屯鶴峯 - 二上山 - 岩橋山 - 大和葛城山 - 金剛山 - 岩湧山 - 槇尾山』と、六つの山制覇。全長約50km。
ちなみに。 『六甲山縦走』は、六甲連山:西は須磨から東は宝塚まで、六山制覇。56km。
両道はどちらがつらいか? 両道とも、今日の4人で走って…私たちの結論は、『六甲縦走』でした。
今夏。 私たち山仲間:『櫻会』は、『金剛山』からスタート、2/3地点でDNF。
今日。 『二上山』と『屯鶴峯』、残りの1/3を制覇し、『完走の体験』を積み重ねます。揺るぎのない自信となる。
山道は・・・
大阪市によって整備されて・・・
全行程がほとんど、『木階段』となっています。
その一段一段の高低差が大きく、”よいしょ!”と、足を持ち上げて登るのです。
昨夜の雨で木階段がすべりやすい。 転ばぬように要注意です。
『自然歩道』ですが、遠望がなく、景色に変化が乏しいのには、疲れます。
文句は言わない。 反省!反省!
『道脇の花々』 疲れた体が癒されます。
山越え・・・山道を登り・・・高度差のあるアップダウンが続き・・・
12時。
長い登りが終わり・・・鉄塔の所まで来ました。
鉄塔越しに見えました・・・ 『二上山』
もう一山を越さねばならぬ。 ”山がそこにあるから登る!”
再び、下って・・・
又、上って・・・
次は。
まっすぐの道・・・ 『二上山・馬の背』 方面です。
落ち葉が、足にやさしく、しかも美しい!
12時10分。
到着・・・ 『二上山 馬の背』
『←雄岳 雌岳→』 『馬の背』をはさんで右と左。
『二上山』は、北方の『雄岳』 と 南方の『雌岳』
、2つの山頂がある、『双耳峰』です。
『自然歩道』を大阪府が作ってから48年。安全な道程なので、一人登山者も多いいです。
登山を歳を重ねても続けていける環境は、『先進国』ですよね!!
馬の背から右へ・・・ 『雄岳』に、登ります。
木の階段を目印に・・・『けもの道』に迷うことがない。 助かる。
とうとう到着。
『二上山 雄岳 頂上』 517m
古来より、
雄岳・雌岳の真ん中に
日が沈む
様子から、『神聖な山岳』として、人々からあがめられてきました。
古墳時代から飛鳥時代にかけて。二上山周辺は、
海上の交通の要所:大阪湾・住吉津・難波津 から 政治要所:『飛鳥地方』への、重要ルートとなり、
二上山の南に、日本で最初の官道:『竹内街道』 が作られました。
二上山の石切場から切り出された石材は、『高松塚古墳』に使われました。
雄岳山頂付近に。
『天武天皇の皇子:大津皇子の墓』
謀反の疑惑をかけられて自害した、
天武天皇の皇子:『大津皇子の墓』 が雄岳山頂付近にあります。
由緒ある二上山に敬意を払い、深々と頭を下げました
『雄岳』頂上から。
又もや下って・・・そして上って。
12時40分。
到着。
今日の最終目的地点・・・ 『二上山 雌岳 頂上』 474m
『我らが仲間4人』
マリアテレジア。月一位?でフルorウルトラマラソン出場者。 一番若手がリーダー。ベテランの黒一点。
今日の目的達成です
そこで。
待ちに待った・・・ 『昼食』
まずは・・・ ワインで・・・『リベンジ成功! 乾杯!』
次に・・・ ビールで・・・『めでたい! うれしい!』
充実感に満たされて・・・『持ち寄り昼食』
お湯を沸かして・・・『野菜とわかめスープ』 & 『ドリップ・コーヒ―』
数か月間の空白を埋めるように、互いの近況報告。 互いを気遣う。
長年の友は、数か月の空白も、一瞬にうまります。
たった4人の仲間だからこそ、夫さんの死・大病からの回復・孫さんの事故、と、共に支え合ってきた。
好きな山に登って・・・慰め合い、励まし合ってきた。
あっという間に、『楽しい昼食タイム』、1時間半は過ぎていく。
仲間はいいな! 山はいいな!
2時。
下山です。
今夏の大型台風の影響で・・・ 『沢山の大木が折れて道をふさぐ』
折れた大木の下をくぐり・・・。 道を探しながら・・・。 1時間半。
3時半。
到着。
正真正銘の天然温泉・・・ 『聖徳太子めぐみの湯 太子温泉』
『天然温泉 露天風呂』 自然の木々を眺めながら・・・
今日の疲れを癒し・・・明日の英気を養います。
至福の時間が流れます。
最後は。
温泉の送迎バスで。
近鉄南大阪線:『上太子駅』まで。 そこから、電車で、『阿部野橋駅』まで。
天王寺で。
打ち上げ会・・・ 『お疲れ様でした!』
『2時間以内・・・10%Off』 2時間でお開きにしました。
9時帰宅。 15時間労働。 31663歩。 感謝!感謝!
男子高校の女子部員一人の山岳部以来の『My山人生』は、歳を重ねて、益々開花していきそうです!
若い頃と今では、山登りの意義も目的も、まるで違う。 歳を重ねた者だけが知る『深い味わい』が、山にはある。
皆様、長々と『私の登山』にお付き合い頂き、ありがとうございました
そして。
今日は10月24日。年間第二十九水曜日。
『今日の第一朗読 使徒パウロの言葉』
『皆さん、この計画は、今や〝霊〟によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。
すなわち、
異邦人が福音によってキリスト・イエスにおいて、
約束されたものをわたしたちと一緒に受け継ぐ者、同じ体に属する者、同じ約束にあずかる者となるということです。
これは、
神がわたしたちの主キリスト・イエスによって実現された『永遠の計画』に沿うものです。
『神の永遠の計画の始まり:イエスの誕生』
わたしたちは主キリストに結ばれており、
キリストに対する信仰により、確信をもって、大胆に神に近づくことができます。』
エフェソの教会への手紙 3章2-12節
2000万年前の『神の計画』・・・『二上山の噴火』
2018年前の『神の計画』・・・・『イエスの誕生』
使徒パウロは強調します。
私たち人間は、『神のあわれみの計画』により、キリストの復活において、『死から命へ』移されたのです。
大自然は、 『神の御旨』のままに、神の働きにおいて、『死から命へ』と移るのです。
ですから・・・大胆に、迷わず、『神の恵み』に飛び込みましょう!
私も、『大自然の摂理』の中で、大自然に教えられて、『死から命へ』と、再確信をした今日でした。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
秋深し、紅葉の美しさもすぐですね。楽しみましょうね。 お元気で!