マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『灰の水曜日』・・・『神と和解させてただきなさい』・・・『今や、恵みの時、今こそ、救いの日』 そして 『灰の塗布式』・・・『あなたはちりであり、ちりに帰って行くのです。』

2021-02-17 19:00:00 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。
2月17日。水曜日。曇り。強風注意報。

今日は『灰の水曜日』

                    『Ash Wednesday・灰の水曜日』
     
           今日から 『四旬節』 にはいります。

        『灰の水曜日』 は、『四旬節』の初日、 『復活祭』の46日前、 です。

           『四旬節』の40日間(日曜日は数えない)は、
       『灰の水曜日』ではじまり、『復活祭の前日』(聖土曜日)までの期間で、
        1年の典礼の頂点である『復活祭』を目指しての『準備期間』です。


午後7時。

              『灰の水曜日 ミサ』
      
         司式司祭の典礼服は、『悔い改め』を表わす『紫色』です。

   今日の典礼では、前年の枝の主日(復活祭の1週間前)に使用された棕櫚(しゅろ)の枝
         を集めて燃やした灰の『祝別式』『塗布式』が行われます。


『今日の入祭唱』

   『神よ、あなたはすべての人をあわれみ、回心させようとして、
           人々の罪を見過ごされる。
 あなたは存在するものすべてを愛し、お造りになったものを何一つ嫌われない。』

       知恵の書 11章23-24節



『今日の第二朗読 使徒パウロの言葉』

      『皆さん、 キリストに代わってお願いします。
        神と和解させていただきなさい。

   罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。
     わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
 
     わたしたちはまた、神の協力者としてあなたがたに勧めます。
     神からいただいた恵みを無駄にしてはいけません。

 「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」
         と神は言っておられるからです。

     今や、恵みの時、今こそ、救いの日。』
          コリントの信徒への手紙Ⅱ 5章20-6章2節


司式司祭様の御説教。 一部です。

     『四旬節が始まりました。   
       初心に立ち返り、心を白紙に戻していきたい。
       今こそ神に立ち返り、神と和解させていただきながら、
         神から癒やしと恵みを頂きながら、心に平和を頂きましょう。

     四旬節の和解と癒やしの期間を歩むためには、
       一人ひとりで祈ることが必要です。 神に向かうことが必要なのです。
       偽善者のように人に見せるために祈ることは、人に向かっているのです。
         一人で祈ることは、神に向かっているということです。

        見えない、隠れた所におられる神に向かって祈りながら、
           必ず、お人のためにも祈りながら、   
          四旬節の準備をしていきたいものです。』
      


               『灰の祝別式』
      
          司祭様が、灰を前に神に祈り、灰を聖別します。

      『皆さん、回心のしるしとしてわたしたちが頭に受けるこの灰を、
       神である父が祝福してくださるよう、心から祈りましょう。』


 続けて・・・

             『灰の塗布式』
 
        コロナ禍のため、額に灰の十字の印を記すのではなく、頭に灰をかけて頂きました。   写真はネットより


         『あなたはちりであり、ちりに帰って行くのです。
             回心して福音を信じなさい。』



       『四旬節』は、イエスが宣教活動を始める前に『四十日間』荒れ野で断食し、
             ただ『神とのかかわり』を生きるように求められました。
             私たちの四旬節の意味もここに示されているのです。
                  『主日の福音を味わう』より

私たちも、
40日間の四旬節の間、
回心と愛の業に励み、欲望と罪から解放されて、 
『キリストの受難』を
ふさわしく記念することができるといいですね。


『今日の祈願』

   『全能の神よ、 
  わたしたちがみ心にかなう者となり、いつもあなたの道を歩むことができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
『灰の水曜日』の典礼にお付き合いくださり、ありがとうございました。
今年の復活祭は4月4日(日)です。 入学式や入社式の頃でもありますね。
今年の『新しい始まりの日々』は、コロナの終息も見えて、穏やかな日々となりますようにと
心から願い、心よりお祈り申し上げます。