何か義理でもあるのか?
8日に新型コロナウイルス治療薬の薬価が発表になった。
驚くことに1錠の薬価が7,407.40円だそうだ。
初回に3錠服用して2日目からは1錠ずつを5日目までの合計7錠も服用する。
1錠が7,407.40円なので7錠で51,851.80 円となる。
先ず、こんなに高価薬なのに何銭単位の薬価が必要だろうか。
意味がない。
そして新型コロナウイルスって、これほどお金を掛ける重篤な感染症なのか。
当初と今とはかなり異なるように思うが、過去の呪縛から逃れられない頭の固い人が多いようだ。
新型コロナウイルスの感染は、ここまで高価薬を使用する意味があるのだろうか。
しかも併用禁忌が多い危ない薬である。
既に分かっているだけでもかなりである。
そして妊婦への使用は禁忌で流産の恐れがある。
本人が妊娠していると知っていればいいが、知らないと大変なことになる。
まさか「最近…」とは聞けない。
使いだすと新たに出てきそうだ。
そして何と言っても薬を必要とするほどの症状の改善でもないように思う。
咳、のどの痛み、鼻水・鼻づまり、発熱・熱っぽさ、倦怠感(けんたいかん)などが服用によって24時間短縮できたそうだ。
当初は8日が7日になるなんて話もあった。
そもそも24時間の短縮に大きな意味があるのだろうか。
そんなのに国民の税金と保険料を51,850円も使っていいのだろうか。
この薬は9月まで公費扱いのようだが、それ以降は患者負担が生じる。
単純に3割負担だとすると薬だけで約15,000円もの負担となる。
はっきり言って”要らない“と拒否したい。
因みに、薬代だけで15,000円だから診察料と調剤料を含めると「ごめんなさい」となりそうだ。
薬局にとっても在庫の問題がある。
服用方法は発症から72時間以内の初回投与が必要である。
とういことは処方箋を持参したら出来るだけ早く服用させる必要がある。
「今、在庫がないので」は通用しない。
しかも7錠がワンセットなので在庫金額は51,851.80 円となる。
期限はどれだけあるのか気になる。
そう言えば政府は200万人分をすでに1,000億円程度で買っているそうだ。
どれだけ使用されたのか分からないが、かなり在庫として残っていると聞いている。
これも”あべのマスク“にならないようにして欲しい。
これらの無駄遣いが巡り巡って薬価や調剤報酬に影響するのではないかと気が気じゃない。
アセトアミノフェンなら1錠が10円程度ですむんだけど。
世の中は何事も「忖度」ありきで動いているようだ。