医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

昨日の機能

2019-03-08 05:45:22 | 薬局

3極分化が進みそうだ。

 

審議がどうなっているのか見えてこないが、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正は時間の問題である。

業界のことをあまり詳しくない議員が、何か物申しても特に何か変わるものではない。

厚生科学審議会での「とりまとめ」がそのまま決まる。

詳細については、既に厚生労働省が内容を詰めている。

ただ、厚生労働省の担当者とて神ではないので現場からの意見を求める。

最も有力な参考意見は大手調剤チェーンが加盟している日本保険薬局協会じゃないだろうか。

ここには大から中小までの薬局事情が網羅されていると思われる。

もちろん日本薬剤師会からも意見が求められると思う。

ただ、ここからの意見は個人的な内容になるような気がする。

どうも地方の会長と言われ幹部は、中小薬局と言うより小規模が多いような気がする。

小規模薬局がいいとか悪いとかより、厚生労働省が考えている構想に合うか合わないかじゃないだろうか。

こんなことを言っては怒られそうだ。

 

その改正される薬機法の区分は地域密着型の「地域連携薬局」と高度薬学管理型の「専門医療機関連携薬局」に大きく区分が出来る。

もちろん上記2区分から漏れる薬局がある。

それは「第3の薬局」である。

名称などない。

これからの薬局は、この3極分化に進む。

 

それぞれの区分に向けた準備が必要になる。

「専門医療機関連携薬局」は何だかんだ敷地内薬局に集約されそうな感じである。

大手調剤チェーンやドラッグストアが虎視眈々と大病院の敷地内への進出で動いている。

この勝負は意外に早い。

また、薬剤師のスキルアップにも余念がない。

ある大手調剤チェーンでは、外部認定専門薬剤師の育成に動き出している。

その資格として「外来がん治療認定薬剤師(日本臨床腫瘍薬学会)」「腎臓病薬物療法専門(認定)薬剤師(日本腎臓病薬物療法学会)」「栄養サポートチーム専門療法士(日本静脈経腸栄養学会)」「糖尿病薬物療法認定薬剤師(日本くすりと糖尿病学会)」「緩和薬物療法認定薬剤師(日本緩和医療薬学会)」「がん専門薬剤師(日本医療薬学会)」「HIV感染症薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)」だそうだ。

その他にも大学医学部への寄付講座に、寄付を通じて薬剤師のカンファレンス等への参加も活発になりつつある。

動きが速い。

そして薬剤師の役割も大きく変わりそうだ。

 

中小薬局が取り組むのが「地域連携薬局」となるが、この取り組みは中小薬局の会員が多い組織団体が仕組みを作り、啓蒙しなければ乗り遅れる。

特に、地域における1人薬剤師薬局がいかに「地域連携薬局」になれるのかの仕組みを今から準備する必要を感じる。

 

そして「第3の薬局」になった薬局の生き残りは処方箋をサブとした物販業となる。

それはドラッグストアかもしれない。

処方箋からの報酬による期待より来店する際の購買力に期待する。

 

さて、どんな準備がふさわしいか時間は限られている。

 

ただ今、出張中にて貴重なコメントをいただいているが返せないでいる。

iPadの使い方が変わって、操作の仕方がわからない。

かなりおじさん状態だ。

火曜日までお待ち下さい。

 

 

コメント
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