医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

神経の痛み

2017-04-14 05:44:34 | 薬局
四面楚歌になっている…かも。

新たな脅威が迫っている。
閣議決定の元になる考え方を審議する内閣府の中に「経済財政諮問会議」がある。
その中に決定事項を計画し実施する「経済・財政一体改革推進委員会」が下部組織として詳細をスケジュール化している。
さらに、その詳細を具体的に詰める、いくつかのワーキンググループ(WG)がある。
財政制度改革の中の社会保障制度は重要課題となっている。

社会保障制度の中の年金は比較的アンタッチャブル領域で大きな改革は難しい。
高齢者の社会不安を招くだけでる。
そして高齢者は選挙の要でもある。
そこで調整可能なのは医療と介護になる。
介護は小さな存在で改革の影響は小さい。
医療は社会保障費の約3分の1を占めているので適正化が図られる。

4月11日に行われた社会保障WGの資料に厳しい指摘が紹介されている。
「調剤・薬剤費の動向分析を踏まえた論点整理」の「医薬分業推進政策」に、「多すぎる薬剤の問題から多すぎる薬局の問題へ」とある。
薬剤費が減らないのは薬局の数に問題があるのではないかと指摘している。
要因は「対物業務への偏重」がある。
何が言いたいのか理解不明であるが、薬局が薬を減らすインセンティブがないことを問題としているのか。
「対物業務への偏重」の下には「院内と院外格差」とある。
「院内院外格差・技術料 3.3倍」とある。
資料には2004年の薬局数は約5万軒、それが2014年には約5万8千軒に増加している。
その薬局の半数は1人薬剤師薬局であり、脆弱な「かかりつけ(一元管理)」機能とバッサリ斬られた。
さらに「一定程度の集約化が必要」としている。
言い方を変えると"こんなにいらない"となる。

上記のWGからの報告を受けて12日に経済財政諮問会議が開かれている。
会議では医療・介護の地域差を是正して効率化を図るというものである。
当然、前日(11日)に話し合われた内容は盛り込まれる。
その内容は6月に出てくる「骨太の方針」となる。
今から何が飛び出て来るのか不安がよぎる。

さて、私事で恐縮ですが1週間前から肋間神経痛に悩んでいます。
ちょっとした動きで神経の痛みが…あいたたたぁ!
無理な体制でのブログ書きがストレスになっているようです。

今日はこの辺で失礼します。




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コメント (5)
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