あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

天皇陛下のお言葉検証

2015年08月17日 23時20分11秒 | 政治(安倍政権)
 終戦記念日における、天皇陛下のお言葉の検証を、今年はしようと思っていた。
 と、言うのは、当ブログコメント欄にて、以下のやりとりがあったからである。

【拙】安倍談話の重要性
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/d1153b78f06912cc565f5e3d8be36f3f

Unknown (H) 2015-08-05 05:37:06
(前略)気になるのが、最近噂になっている天皇談話です。
天皇は政治的な行動をとってはならないことになっていますが、政府の反対を押し切ってパラオ訪問強行など、気になる行動も見受けられました。
国際的には天皇>>総理大臣ですから、非常に面白くないことになります。
流石に無いと言いたいとこですが不安はぬぐえません。

Unknown (通り道) 2015-08-05 12:42:56
安倍談話が重要?まさか!
天皇陛下が戦後70年の「談話」を発表される。こっちのほうが上でしょ!
閣議決定のない安倍談話など井戸端会議と同じ!意味なしですよ

天皇談話について (あきよし@管理人) 2015-08-05 22:59:12
正直、陰謀論の類だと思っています。
天皇陛下が政治的圧力とか、普通に考えたらほぼ不可能でしょう。
むしろコレを流して安倍談話を牽制し、公明党との着地点を左寄りにしようとしていると考える方がよほど有り得そうで、まだ説得力がマシな話です。

 他にも、安倍談話が発表されるまでの間に、天皇談話が安倍談話よりも注目を集めるに違いないという噂が流布されていた。

【リテラ】戦後70年談話で迷走、安倍首相が怯える「天皇のお言葉」…天皇から憲法軽視と歴史修正主義への批判が?
http://lite-ra.com/2015/08/post-1383.html

 で。俺は。

1.戦後60年の談話(2005年の談話)が、それ以前とどう変わったか
2.戦後60年から69年の談話がどう変わったか
3.戦後69年から70年(今年)の談話がどう変わったか


 に注目してチェックしようと思ってたら…。
 J-CASTがほぼ同じ事をやってくれていた。

【J-CAST】天皇陛下、戦没者追悼式「お言葉」で「深い反省」表明 安倍談話より踏み込む
http://www.j-cast.com/2015/08/15242763.html

 うん。確かに、70年の天皇談話は特別なものだと言えるだろう。
 特に締めの部分の変化が顕著と言える。重要な部分であろう。

2014年度版
 (前略)ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と、我が国の一層の発展を祈ります。

2015年度版
 (前略)ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

 天皇陛下のお言葉に、ほとんどまったくと言っていい程にこれまで変化がなかった事を考えれば、確かに激変と言える。
 みなさんご存知だろうとは思うが、日本のテレビ最後の良心と中韓から讃えられる「報道ステーション」では、今回の談話について、4つのキーワードが含まれるか否かを争点としていた。

 すなわち、反省、植民地支配、侵略、お詫びである。



 このうち、反省は中韓にとって最も必要のないキーワードである。なぜならば反省は前向きな言葉だからだ。

 天皇陛下のお言葉は確かに変化した。しかし、あえて言おう。「たかが」反省キーワードが追加されたにすぎない。

 日本人として、先の大戦が無謀な戦争であったという認識を持たない人がいるだろうか。まあ皆無とは言わないが、9割以上いないであろう。日本人はもう、イチかバチかの賭けのような戦争はやらない。これは「反省」があったればこそである。

 ちなみに。安倍談話にも以下のくだりがある。

事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。

 悔悟とは、自分の非を悟り、後悔する事である。
 陛下のお言葉にあった「反省」と、何が異なるのだろう。

 前述の俺のコメント通り、俺は天皇陛下のお言葉について過分に恐れる態度は、閣議決定を伴ったであろう安倍談話の内容を萎縮させるだけであろうと思っていた。
 リテラのような左翼メディアが天皇談話をおどろおどろしく紹介していた事も、俺の妄想に信憑性を加算していた。

 実際、天皇陛下の終戦記念日のお言葉に変化はあったが、その変化は微妙なものである。安倍談話に内包されているもの以上では、決してない。

 陛下がどうお考えであれ、政治的な横槍を考慮される事はないのだ。
 それを、まるで陛下の代弁者のように騙るリテラの禍々しいこと。これぞ、「虎の威を借る狐」だ。

 談話発表前のNHKの報道もそうだったが、左翼系の報道は必ず連中の願望が加味されている。連中は、自分の言葉が力を持っている事を知っているからだ。
 それは、無論右側も同様なのだが、力が強い故に、左翼系の方が悪質で、許せないものと感じるのである。

 連中は、ウソはつかないが、本当の事は言っていない。
 常に、「ウソをついていないなら、どこでごまかすつもりなのだろうか」という観点で、左翼系ニュースは見ていないといけない。

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1 コメント

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Unknown (H)
2015-08-18 10:09:47
これは私が不安に思っていた件ですね。
結果的に、総理談話で手応えを感じ、天皇談話で胸をなでおろしたと言ったところです。確かに内容の変化はありましたが、ブログ主さんと同様、大したことでは無いと感じました。
むしろ、総理談話を天皇談話の前日にずらしたりと、政権側の余裕すら感じます。宮内庁とも連携がきちんと取れているのでしょう。

現政権のこの方面への強さは、今回の談話で信頼しても良いと思います。ユネスコの件はなんだったのでしょう。

皇室の内部の腐敗については色々あるようです。弱い政権や、民主党のような政権が再誕すれば今回の不安は悪い方向へと利用されるでしょう。
今回も一部国内、海外メディアは天皇談話を安倍政権批判に使っておりますから。

国民主権を改めて意識したいところです。
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