ヤハズソウ(矢筈草)
<マメ科ヤハズソウ属>
「会いたいなぁ」と思っても
逢えそうで逢えない花で、私が知ってるのは新宿御苑の芝生の中。
ここ暫くは、観察会もないし主人とワンコと行く里山も、
なかなか行けない状態だったので、踏まれて咲いていても見つけたら、
うれしいものだ。
日当たりのよい野原や道端に生える1年草。
茎は高さ10~25センチになり、下向きの毛が生える。
葉は互生し、長倒卵形の3小葉を持つ複葉で、小葉の先はまるいか、ややへこむ。
葉のわきに淡紅色の小さな蝶形の花をつける。
和名はヤハズソウ(矢筈草)で、葉先が矢はず ↓ にちぎれることによる。
矢筈は、矢の端の弓弦(結弦)をかけるところ。
または、細い棒のの先に叉(また)のついた、掛物をかける道具の事。
矢筈(やはず)は、踏み台を使わずに掛け軸をかけるための棒状の道具で、
本来の名称である矢の末端の弓の弦(蔓)を受ける部分。
矢柄を直接、筈形に削つたものと、竹、木、金属などで作って差したものとがある。