HALクリニックの診察室から

Human Active Life…新潟で心臓血管外科のクリニックを開設した医師のひとりごと

専門分野!非専門分野!! ^_^

2017-04-27 17:38:08 | 健康
 心臓血管外科のクリニックというものの、病院勤務時代との
違いは、「非専門分野」も診なければならないことです。
昔は、「これは専門の科で診察してもらいましょうね。」と
言っていたのですが、一人だけのクリニックでは
「専門分野」以外に「非専門分野」の診療も自分で
やらなければなりません。

 高血圧、不整脈、狭心症、心臓弁膜症、閉塞製動脈硬化症、
下肢静脈瘤、深部静脈血栓症… 「専門分野」はいろいろな
検査や治療を行うことについては、患者さんに合わせて
細かなことを行っています。ある意味で「マニアック」と
いうレベルですが、いろいろなことに熟知している
「専門分野」ですから…

一方、糖尿病、気管支喘息・COPD、慢性腎臓病などの
「非専門分野」については、ガイドラインなどを取り入れる
だけでなく、講演会等で専門医の先生の情報を取り入れる
努力を続けています。
開業後は、専門分野の講演会より非専門分野の講演会に出かける
ことが多く、多くのエクスパートの先生と交流させていただきながら、
「非専門分野」診療のブラッシュアップをしています。

僕の「非専門分野」診療の方針は
1)マニアックに走らず、間違いが少ない王道の診療方針を自分なりに組み立てる
2)自分ではコントロールが難しいと感じた場合は専門医に紹介する
ということです。

特に糖尿病については、かなりの勉強をして、多くの専門医の
先生のアドバイスを得て、大間違いしない治療方針を自分なりに
持つことができました。
それでも、上手くいかないような難しい患者さんは専門医に診ていただいて
コントロールをつけていただいてから診療を続けています。

その一方で、心臓病のある糖尿病患者さんについては、「糖尿病非専門」
であるが「循環器専門」としての視点も入れながら、当院の患者さんを
診療しています。
糖尿病は、「動脈硬化」が問題となるので、その分野ではわれわれの
「専門分野」という側面もあります。

大学病院時代とは全く違うことを勉強していますが、診療の点では
いろいろと「非専門分野」のレベルを上げられたと感じます 





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