Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

新型感染症起源調査➡WHO訪中認可の背景と思われる一つは

2021-01-11 22:47:34 | 国際・政治

中国大陸・中共政府が入国を渋っていたとも伝えられる、世界保健機関WHOの同国入りが 来る 1/14に実現の運びとなり、同国由来の新型コロナ・ウィルス感染症の起源調査などが行われる見通しとなりそうだ。中国大陸の研究関係各位とも協力しての調査となる由だが、特に昨年来閉鎖が続く 武漢(う・はん)中央市場の詳しい調査を望みたいものだ。

不都合な事共には隠蔽志向を表にする趣の中共政府が、果たしてどれ位の透明度を以て調査に協力するか 大いに疑問符のつく所。テドロス WHO事務局長の弱腰とされる対中姿勢も指摘され、世界に対し 堂々たる公表に堪えられる内容の調査結果を示せるか、拙者などは疑念を抱くものだが、是非そうした不安払拭が一定でも叶う様 毅然とした姿勢で臨んで頂きたいものだ。

その対WHO入国認可の背景の一つかもと思われるのが、この所の感染封じ込めに成功したとされていた中国大陸国内で、再び不安な動向が一部報道によって伝えられている。一昨日の産経新聞ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「中国(大陸)の省都、交通機関が営業停止 今冬初の大規模ロック・ダウン」

中国(大陸)河北省の省都・石家荘市で 1/9、新型コロナ・ウィルスの感染拡大を受けて 同市内の地下鉄や路線パス、タクシーが営業を停止した。同市当局は住民に 7日間は家にいるよう求め、今冬では初となる大規模な都市封鎖ロック・ダウンを実施。同省に隣接する首都・北京市も感染対策を強化している。

河北省当局の 1/9の発表によると、石家荘市では 1/8に発症者 14人、無症状感染者 16人を確認するなど感染の拡大が続く。市内の結婚披露宴で感染が広がったとの見方がある。

同市当局は「戦時状態」に入ったと宣言した。約 1千万人の全市民を対象にした PCR検査を実施。住民の市外への移動を禁じ、高速鉄道などが発着する石家荘駅を閉鎖した。同市内の公共交通機関も止めることにより 人の動きを厳しく管理し、感染拡大に歯止めをかける方針だ。

(河北省)当局は 北京への感染者の流入に神経をとがらせており、同省からの通勤者に PCR検査の陰性証明を求めるなど防疫措置を強化している。現地を視察した孫 春蘭・副首相は「できるだけ早く感染拡大を阻み、首都の公衆衛生の安全を守る」と強調した。(引用ここまで)

中国大陸の首都、北京近くでの都市封鎖は 我国からの在留邦人も多いだけに、特に注意して見守る必要があるのではないか。我国内も これまでで最大規模の第三波流行を迎え、外国からの入国規制は特に厳重を期すべき所、ビジネス目的などのそれは これまで通り緩いレベルに留まる事となった。果たしてこの措置が妥当なのか、政府は速やかに再検討すべきではないのか。

今月下旬から 中国大陸は旧正月・春節の時季に入る。同国内の人の移動が盛んになるは勿論だが、我国へもビジネス名目で 去年まで程でなくても中国旅客多数が入国する可能性があるのではないか。もしそうなれば、ピークを迎える第三波流行を抑える機会を失うに留まらず、もしもそうした入国者多数に感染が広まれば、我国の防疫態勢の不備不足が大きな問責の対象となる可能性もゼロではないだろう。

これまでに首都圏と関西圏での緊急事態宣言発動が決まったが、前回拙記事でも触れた様に 現状では強制力と実効性が不足であり、そこへ春節に伴う旅客多数が入る事になれば、我国内の感染状況は色んな意味で 更に深刻の度を増す事となるだろう。菅(すが)政権は、是非前述の緩い入国管理姿勢を 早めに見直し強化すべきだろう。

菅現内閣の支持率低下にも繋がった 政府の対応不足もさる事ながら、前述の中国大陸の深刻化する感染状況を 我国報道メディアは一部を除いて大きく取り上げていない様だ。仮定の話はすべきでないは承知だが、もしも対中刺激を避けての「報道しない自由」の行使なら、本末転倒ではないか。都市封鎖ロック・ダウンが行われた場所が 首都北京からも遠くないだけに、首都周辺に多い在留邦人の安全衛生を考えれば、各社局共トップ・ニュースとして扱うべきものだろうが。今回画像も、少し前ので恐縮。当地の南郊、刈谷・大府両市の境界近くを行く東海道・山陽新幹線試験列車「ドクター・イエロー」の様子を。

コメント (2)
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