本日はモンドパラレッロ歌劇団の第二回能楽堂コラボ「花焔」が梅若能楽学院会館にて公演されます。 今回は1・2部構成で、私は後半のオペラ「ランメルモールのルチア」狂乱の場より、ルチア役をシテとして創作舞を勤めます。 愛する人のために政略結婚相手のアルトゥーロを、刺してしまったルチア。 その悲壮な思いを、マリアセレンの歌声に合わせ、刺した剣を持ち、特別な歩き方で . . . 本文を読む

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今週末、10月31日(日)はモンドパラレッロ歌劇団の第二回能楽堂コラボ「花焔」が梅若能楽学院会館にて開催されます。 私はオペラ「ランメルモールのルチア」から、愛する人のために政略結婚相手のアルトゥーロを刺してしまったルチアの悲壮な思いを、マリアセレンの歌声に合わせ刺した刀を持ち館を彷徨う姿で登場します。   マリアセレンの歌が終わりますと続いてお囃子(笛・松 . . . 本文を読む

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能『東北(とうぼく)』は歌人・和泉式部を、歌舞の菩薩と梅の精に仕上げた作品です。 ご覧になって「面白い!」と言う能ではありませんが、王朝文化の華やかさを匂わせる、能らしい能です。   この曲は子方時代の小学生まで、私にとって無縁の曲目でした。 ところが中学生になり小鼓の稽古がはじまると、途端に謡を覚えさせられ身近になりました。 何を言っている . . . 本文を読む

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先日の「秋麗特別公演」の能『竹生島』「女体」の演能レポートを書いております。   いつものように私の舞台写真を記載しようとしましたら、今回は能楽協会の催し物でもあるので許可されませんでした。 理由は、能楽協会は契約カメラマンとの契約に個人ブログ、SNSへの掲載を入れていない為に、私の演能写真の転用記載が出来ないとの事です。   演能レポート . . . 本文を読む

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昨日は横浜能楽堂にて「かもんやま能」能『羽衣』を勤めて参りました。ご来場頂きました皆様には厚くお礼申し上げます。   横浜能楽堂でシテを勤めるのは、能『半蔀』立花(花・川瀬敏朗)以来、実に17年ぶりでした。 横浜能楽堂の見所はとても落ち着いた独特の雰囲気があります。 特にシテを勤めるとその和の空気感が身体に染み込んできて、とても気持ち良く舞台を勤めさせてい . . . 本文を読む

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文化庁のアートキャラバン事業主催・公益社団法人能楽協会と公益財団法人十四世六平太記念財団の「秋麗特別公演」は無事盛会に終える事が出来ました。 ご来場をいただきました皆様には厚くお礼申し上げます。   『竹生島』「女体」は新工夫に挑み、演能時間の短縮を試みました。詳細は後日、演能レポートにてご紹介いたします。 次回の公演は10/16(土)横浜能楽堂にて「かもんや . . . 本文を読む

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9月喜多流自主公演にて勤めました能『鵜飼』の演能レポートを更新いたしました。 ご鑑賞いただきました皆様には特にご覧いただきたく、ご紹介申し上げます。 写真 能『鵜飼』シテ・粟谷明生 撮影 前島𠮷裕 2021年9月26日 こちらから http://awaya-akio.com/2021/10/04/ukai/?fbclid=IwAR2_7QxHg7VdkNd2Ue7rTW4i . . . 本文を読む

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「秋麗特別公演」の第1部の番組は『翁』と能『竹生島』「女体」と狂言『大黒連歌』です。   『翁』は能にして能にあらず、と言われ猿楽の能を奉納する前のご神事です。千歳が露払いの舞を舞うと、翁大夫が舞台上で翁の面を付けて翁の舞を舞い、面を面箱に戻し退場すると、三番叟(三)が揉みの段と鈴の段を舞い神事は終わります。 次に脇能、能『竹生島』が続いて始まります。そして最後 . . . 本文を読む

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能『竹生島』の謡に 「月海上に浮かんでは兎も波を走るか」 (月の影が湖上に浮かべば、その月の中の兎も波の上を走るかのようだ) が、あります。   昔はお月様に兎がいると思っていたから、このような詞章が生まれたのでしょう。 釣り舟を漕いで白波が立ち、そこを兎がぴょんぴょんと飛び跳ねるのを追うように面を切るんだ! と、父が教えてくれた事を思い出します。 . . . 本文を読む

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琵琶湖の中にある竹生島に行かれた事はありますか?   私は以前に、長浜港より30分ほど定期船に乗って参拝しました。 能『竹生島』では、醍醐天皇の臣下(ワキ)が釣り船に乗る老人(前シテ)に声をかけて、乗船して竹生島に渡ります。 釣り舟ですから時間がかかったと思いますが、能の演出では臣下が作り物の舟に乗って、竹生島に着く迄は7〜8分の謡で進行します。 . . . 本文を読む

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10月に入り、気持ち良い秋風を感じたい、と思っていましたが妙に暑くて、拍子抜けしています。 さて、10月8日(金)「秋麗特別公演」では、能『竹生島』を「女体」の小書(特別演出)で勤めます。 昔「女体」の二文字を見ただけで不思議と変な興奮をしてしまった中学時代のあの時・・・・ 「にょたい!」 と、口にして仲間とクスクス笑っていたあの男子校の中学生の、あの頃・・・・ . . . 本文を読む

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昔、お年寄りに 「いちいち、よいしょ! が、うるせえ〜」 「ひとり事言うなよ、うるさいよ〜」 と、思ったことが多々あった。 勿論、その方に面と向かっては言ってませんよ。 そんな自分が加齢して階段を 「ヨイショ」「ヨイショ」 と、掛け声をあげながら上がってしまうと、それを見た山の神 「ヨイショ、ヨイショと、うるさいわね!」 と、笑って叱ってくる。 . . . 本文を読む

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