「そんなことは、あさめしまえ」は、江戸時代、朝飯を食べる前の一仕事のことで、簡単に仕上げられる、きわめて容易な作業のことを言った。 江戸時代以前は、庶民は一日二食。 四季により食べる時間は少し変わるだろうが、朝めしと夕めしの二回で、昼めしは、なかったことになる。 私も肥満のこの身を改善したく、一日二食をはじめ、そろそろ一ヶ月が経とうとしている。 朝の空腹感が快感となって、すこぶる快調で、しかも . . . 本文を読む

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能楽師は30代から50代にかけて芸に個性が出てくる、と思っている。 個性を匂いに置き換えると、芳しい香りもあれば、鼻をつまみたくなるような独特の匂いもある。 10代や20代にももちろん匂いはあるが、まだ芸が出来上がっているとは言えないから、匂いとは呼べないだろう。 60代以降は、すごく良い匂いがするようになるのかと思っていたが、不思議と匂いは消えていくようにも思えてきた。 もちろん個性が無くなる . . . 本文を読む

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安芸の宮島、厳島神社能舞台で毎年行われる観月能は、今年で20回目を迎えました。 「月が出て」「潮が満ちる」二つの条件を最優先して日時は決められて来ました。 16時に楽屋入りし出番まで時間があったので、久しぶりに愛用の一眼レフカメラで遊んでしまいました。 引き潮だから見られる風景を意識して、「影」や「裏」をテーマにシャッターを押してみました。 これは単に自分の記念作品として投稿ですが、作品へのご意 . . . 本文を読む

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本日は亡父、菊生の命日です。 亡くなりまして11年目となりました。 もう父の事をご存知無い方もおられるでしょうが、先日、国立能楽堂定例公演『熊坂』の楽屋で友枝昭世師が私に、 「菊生先生が、結構晩年に熊坂やられたのを覚えているなあ、あれいつ? 先生何歳でお勤めになられたのかなあ?」 とお尋ねになられました。私わからなく「調べておきます」とお返事させていただきましたが調べてビックリ! 昭和60年1 . . . 本文を読む

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世の中、すべて新鮮なのものがいい、とも限らない。 野菜はとりたてが新鮮でいいだろうが、魚や肉は必ずしもそうでもない。 例えば、魚の赤身や白身のお刺身は、少し時間が経って寝かせたものが釣りたての固い身よりはるかに美味しい。 「腐る寸前が最高!」は、ちょいと怖気付くが、魚や肉は少し寝かせたものを口に入れたい。 若いピチピチの新鮮なお堅い能楽師も悪くはないが、60代の熟成柔らか煮込み能楽師もよろし . . . 本文を読む

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耳が二つに、口一つ 「話す倍、聞きなさい」と、神は人を作ったのだろうか 気の置けない三人と食事をすると、はじめは静かな話し声も、お酒が入ると、次第に声は大きくなる。お喋りの量も自然と増える。 そして遂に相手が話しているのを聞こうとせず、自分の言い分を押し通すから、まるでヒラリーとトランプのようだ。 61歳になり、そろそろ落ち着いた大人になりたいと思って、「これからは人の話をちゃんと聞ける男にな . . . 本文を読む

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