本日は「第6回 能楽堂コラボ特別公演『紫のゆかり』」が梅若能楽学院会館にて二部制にて開催されます。
私は桐壺・藤壺・紫の上の三人の「紫のゆかり」を演じます。
舞台上で扮装を変える演出で、光源氏に呼ばれた桐壺が藤壺に、そして紫の上と変化していく有様、オーケストラと絡み合う能の謡の音楽的なコラボレーションもお楽しみいただきたく、皆様のご来場をお待ち申し上げております。
当日券、 . . . 本文を読む
明日はとても忙しい一日になりそうなので、フライングして本日投稿いたします。
10月11日は父菊生(玄能院妙謡菊生居士)の命日です。
平成18年に亡くなりましたので、明日で17年目となります。
私の周りに菊生を知らない方が増えて参りましたので、稽古場や楽屋で父の話をして二度目の死を迎えないようにしています。
最近、父のあの独特の気(機)に満ちた謡が懐か . . . 本文を読む
喜多流自主公演にて能『敦盛』を勤め終えました。
ご来場頂きました皆様には、厚くお礼申し上げます。
私は再演では出来る限り前回使用した面や装束を使わないようにして来ましたが、今回は敢えて28年前の初演と同じ面と装束を選んでみました。
鏡の間にて自分の姿を見ていると、何となく初演の時にタイムスリップしたような不思議な気分になり
「あっという間の28年!」
と、思い . . . 本文を読む
明日の「高知県能楽鑑賞会能」出演のため、高知に前入りします。
今回勤める『通小町』は平成9年「厳島神社神能」の初演から次に平成21年「粟谷能の会」平成28年「喜多流自主公演」と勤め、今回が4回目となります。
『通小町』の古名は『四位ノ少将』でした。『通小町』ですと、小野小町が通ったようにも思われますが、深草少将が小町のもとへ通ったお話しです。
恋に破れた少将は、死してなお現世の . . . 本文を読む
本日24時〜24時30分、フジテレビにて放送されます番組の一部で私の姿がご覧になれるようです。
『AR三兄弟の素晴らしきこの世界 vol.5』|BSフジ
★日本を代表する開発ユニット「AR三兄弟」のユーモア溢れるクリエイティブに迫るドキュメント番組Vol.5
& . . . 本文を読む
「第105回粟谷能の会」のご案内
「粟谷能の会」は昭和37年、故粟谷新太郎(長男)菊生(次男)が「粟谷兄弟能」として創設し、その後昭和56年より「粟谷能の会」と名称を変え、以後新太郎長男・能夫と菊生長男・明生が公演を続け、105回を迎えます。今回は現在休演中の粟谷能夫に代わり、東北大学在学中に能楽部喜多会に所属、粟谷明生に師事し、以後喜多流にて約20年の修業を経て職分となりました佐藤 陽が今回 . . . 本文を読む
2022年の厳島神社桃花祭・神能は無事終わりました。
18日は社中より3名様のお弟子様が奉能され、皆様ご立派にお勤めいただきました事、とても安堵しております。
また、来年に向けて頑張ります。
. . . 本文を読む
私・能楽師としての2022年は昨日、4月16日でした。少し風があり寒くはありましたが快晴のもと、無事「厳島神社桃花祭・神能」の初日が終わり、ほっと安堵しております。
本日17日は観世流が担当され、明日三日目はまた喜多流が勤めます。
三日目の『経政』細谷賢由様、『巴』寺川知良様、『猩々』川添一郎様、皆様、私の社中からのご奉能です。
お天気が少し . . . 本文を読む
明日は大槻能楽堂にて大槻能楽堂自主公演「能の描く男たち」の最終公演にて『邯鄲』を「傘之出」にて勤めます。
ここ最近、残念ながら喜多流に子方(子役)を勤められる適齢のお子様がおりません。
そこで今回は観世流の齊藤 葵様に子方(舞人)をお勤めいただき、大袈裟ではありますが、異流共演となります。
「傘之出」について、以前粟谷明 . . . 本文を読む
「出演、お願いします!」
と、自分にお呼びがかかるのは能役者にとって、とても嬉しいこと。
「あなたを見込んで」
と、頼まれたら、誰でも超嬉しく、舞い上がります。
その、お呼びがかかるために
「いつか、僕にだって!」
と、稽古を積んで来ました。
明日、大槻文蔵先生より「大槻能楽堂自主公演」にて『邯鄲』の出演依頼を受けて勤めます、名誉な事 . . . 本文を読む
厳島神社桃花祭の神能はコロナ禍により、2年連続正式な形式での奉納されませんでしたが、今年は予定通り従来の、初日と三日目を喜多流、二日目を観世流が担当して4月16日〜4月18日の三日間、奉納いたします。
能楽師・粟谷明生としての大晦日は4月15日、元旦は4月16日と思っておりますので、世の中平穏に無事奉納が出来ることを節に願っております。
18日の『経政』細谷賢由氏、『 . . . 本文を読む
「第104回 粟谷能の会」は私が『半蔀』と『土蜘蛛』の二番を勤めます。
能『土蜘蛛』は鬼畜・妖怪退治の風流能(見た目の派手なショー的な能)です。
物語は病いに伏している源頼光の所に侍女・胡蝶が見舞いに行くといつの間にか僧が現れます。僧は頼光と言葉を交わしながら近づくと、たちまち蜘蛛の本性を現して千筋の糸を投げかけますが、頼光に斬られ退散します。警 . . . 本文を読む
謹賀新年
オミクロン株の感染ニュースが流れて今後が心配ですが、皆様と共に免疫力をアップして、コロナ禍を上手く乗り越え、健康で充実した日々を過ごしたいと願っております。
今年の演能は下記の通りです。
上半期に集中してしまいましたが10番勤めますので、どうぞよろしくご贔屓のほど、お願い申し上げます。
さて昨年の目標の結 . . . 本文を読む