喜多流の『融』の小書は曲水之舞、笏之舞、遊曲之舞、遊曲と4つあり、いずれも早舞の前にイロエかハタラキ的な短い舞が加わります。但し、遊曲のみが早舞が無くなり、イロエだけの特別に重い習となります。 今回の「曲水之舞」は源融の霊が曲水に流れる盃を掬い、先ずは水上(川上)と想定する幕際まで行きます。そこで、ゆっくり振り返り、流れ下る曲水を見ると、その流れに乗るかのように、正に融自身が流れ . . . 本文を読む

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3月3日(日)の「第106回 粟谷能の会」の『融』は、通常2時間近くの演能時間を下記の箇所などを省略して作品の内容を壊さずに短時間で勤めます。 省略箇所とその内容を記しましたので、ご覧になる前にご一読いただきますと、ご鑑賞のお役に立つと思いお知らせいたします。 ① 前シテが登場し 「月もはや、出潮になりて塩竈の。うら寂びまさる、夕べかな」 と、謡いま . . . 本文を読む

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