フェイスブックのタイムラインでは、朝から私の誕生祝いメッセージがたくさん寄せられてくる、洵に有難いことで御礼申し上げます。 生まれる、58、などのキーワードで投稿しようとも思ったが、昨日の投稿の続編があるので、そちらを優先することにした。題して「三つ宝」。ご一読いただければ新58は喜びます。 能『海人』は唐から日本に贈られた三つの宝の一つが龍神に盗られ、それを海女(海人)が取り返す話、とは前回 . . . 本文を読む

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NHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」、そして倍返しの「半沢直樹」を楽しみにして見ていたが、そのドラマが終わった。正直このふたつのドラマにははまってしまった。 連続ドラマのあの「つづく」は気を持たせるから嫌いと、見ないようにしていたが、ふたつとも途中からふと見てしまったらもう面白くて、次の展開がどうなるかが気になって、呑む時間をさいてまで観入った。毎日、毎週放送時間が来るのを楽しみに待ったが、こんな . . . 本文を読む

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能『三井寺』は、人商人に連れ去られた我が子・千満(せんみつ)を探すシテ(母)が大津の園城寺・三井寺で目出度く再会する話である。 三井寺の名鐘の音を聞いてシテ千満の母親は住僧を説き伏せ鐘を撞く。その場面を鐘之段と言い、シテも地謡も見せ場であり聞かせどころである。 シテの「かほどの聖人なりしかども、月には乱るる心あり、ましてや拙き狂女なれば」に続いて地謡は「許し給えや人々よ、煩悩の夢を醒ますや、法 . . . 本文を読む

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一時期、毎朝自宅の周りをウォーキングして健康増進などと目論んでいたが、最近はまたとんとご無沙汰、怠慢の極みである。再開しなければいけないと思い、数日前から世田谷公園でウォーキングを試みたがそれもまた三日坊主。 で、その再開したときのこと。 いつもは左廻りする世田谷公園のジョギングコースをわざと逆に右廻りで歩いてみると、見慣れていた景色が違って見えて面白く歩けた。表裏一体とはいうが表、裏の顔がある . . . 本文を読む

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喜多流の『葛城』の小書に「真の序」と言われるものもあります。 これは脇能として演じる時に「序之舞」を「真の序之舞」に替えて舞う小書ですが、どうも位が重くなりすぎるのか、曲の主旨と合わなくなり、あまり演じられることはなく、私はまだ一度も見たことがありません。 古典は古いものをそのまま残し、継続することだけではよくないと思います。その時代時代のニーズに、観客に合わせて演じ変えることが必要です。 「 . . . 本文を読む

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中一日置いての投稿となりましたが、その2の続きです。 限定された流儀での特殊な「古式の神楽」と「普通の神楽」の違いはなにか? まずは以前ご紹介した構成のところを思い出して下さい。 (0)の掛の序が変わるのが特徴です。 「普通の神楽」では軽快なリズムに乗りながら八拍子の二拍目に足拍子を3度踏んで楽しげな様に演じますが、「古式の神楽」では序之舞の序、つまりリズムに乗らず慎重に儀式的な足拍子とな . . . 本文を読む

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写真探訪を更新しました。 ご覧いただけると嬉しいです。 写真探訪 . . . 本文を読む

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能の「神楽」(総神楽以外)の構成は下記の通りです。 (0)序+掛、(1)初段、(2)二段、(3)三段、(4)四段、(5)五段の六段構成となっていて、(0)から(2)までが神楽のリズム。(3)から(5)までは普通の舞となります。つまり「神楽」と言われながらも実際は半分が神楽で残りは舞となり、『葛城』では序之舞というのが実態です。 さて、『葛城』「神楽」には現在他曲と同じように通常演じている「普通 . . . 本文を読む

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『葛城』について まずはあらすじから、   出羽国、羽黒山の山伏一行(ワキ・ワキ連)が、参詣のため訪れた大和国、葛城山で大雪に降られ途方に暮れていると、里女(前シテ)が現れ声を掛ける。山伏達に同情した里女は、自分の庵室で休むよう山伏達に勧める。庵室の内に入り、葛城山に縁あるシモトを火にくべることを機縁として、当地に関する古歌について話すうちに、女は、実は自分は昔、岩橋を架けなかったために蔦葛で縛 . . . 本文を読む

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大坂の豊中不動尊には能舞台があります。 12月阪大自演会に向けて、集中稽古をして来ました。 OB、0Gの皆様の見学、また実際に地謡を謡ってご参加いただきました。 それでは、写真でご紹介します。 部長の野田真生君は仕舞『敦盛』クセを稽古しています。 大西慶子さんはむずかしい『天鼓』に挑戦。 一年生の安藤歴君は『安宅』で苦労しています。 途中に阪大生がお世話になった喫茶店の炭谷さんも . . . 本文を読む

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セルリアンタワー能楽堂で行われました、粟谷明生社中の会は無事盛会に終わりました。 東北大の能楽部の部員全員、日頃の練習の成果を充分に発揮してとても立派に舞台を勤めてくれました。私もとても嬉しく感激しています。これからも、もっともっと学生さんに能の世界を知ってもらいたいと、また思いました。 部長の菅田瑛夏さんの舞囃子『女郎花』。 小鼓はOBの小嶋 翔さんが打って下さいました。 恒例の記念撮影 . . . 本文を読む

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ご好評を頂いておりました粟谷明生の「能楽体験教室」は、ご要望により10月開講となりました。今回より4回(4日間)コースとなりました。 日本が世界に誇れる古典芸能「能」を粟谷明生がご紹介、ご指導させていただきます。 謡い、舞う、歌舞二曲の世界をお楽しみ下さい。 皆様のご参加登録を、お待ちしております!  定員オーバーの場合は抽選とさせていただきます。 詳細は下記をご覧下さい。 お申し込み . . . 本文を読む

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演能レポート『夕顔』を投稿しました。 かなりマニアックな内容となってしまいましたが、能に対する私の心意気(心飾気)は結びにまとめました。能にご関心のある方、ご興味のある方には是非ご覧いただきたく・・・・と、まあいろいろご託ならべないで、どうぞ、どうぞご自由にお入り下さい。 粟谷能の会ホームページ 文責 粟谷明生 . . . 本文を読む

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演能レポート『夕顔』も、近日中に投稿します。 デジブックの写真でもご紹介しています。どうぞご覧下さい。 デジブック 『能 夕顔  粟谷明生』 . . . 本文を読む

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1日は仙台で東北大能楽部の学生さんと「みちのく明生会」の社会人の会員の皆様に能の指導をして仙台に宿泊、翌日は仙台空港から大阪・伊丹空港にフライトして、石橋のとある会館で12時から16時までみっちり、仕舞と能『経政』の集中レッスンをして来ました。 「あんたら、すごい音させてたな~ドンドン、ド~~~ン びっくりしたで~~ 丁度管理室の上があんたらの借りてはった部屋でな~~、もう竜巻が来たうんちゃう . . . 本文を読む

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