能の作品のメインとなる部分を「曲」と書いて「クセ」と読みます。   「クセ」には、シテが動かず座ったままで地謡が物語を進行させる居曲(いぐせ)と、シテが立って舞う舞曲(まいぐせ)の二つがあります。 『玉葛』は通常は居曲ですが、明日は途中から立って舞う舞曲も取り入れる特別演出で勤めます。   『玉葛』のクセは、筑紫から舟に乗り都に逃げ戻った玉 . . . 本文を読む

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能『玉葛』は三番目物(夢幻能)と四番目物(狂女物)の二つの要素を取り入れた特殊な構成の能です。 夢幻能とは、前場にシテ(主人公)が仮の姿で現れ、ワキ(僧)に昔語りをすると、僧の弔いにより後場に亡霊(後シテ)として昔の姿で現われ、舞を舞い夜明けと共に消え失せますが、それは僧の夢であった、と構成されています。 狂女物は、生きている者の狂い(狂いとは、気違いではなく、思いが一点に集中しすぎること)を . . . 本文を読む

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「粟谷明生の解能新書」 カルテその2 ご案内    昨年好評の粟谷明生の「解能新書」は今年も予定通り7月11日(日) 16時より70分[受付開始15時30分]喜多能楽堂にて開催いたします。   今回はバレエダンサー・岡田晃明氏と能の指導をさせていただいております日本舞踊の尾上博美氏をお迎えして、進行役を女優の金子あい氏にお願 . . . 本文を読む

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今日から6月がはじまります。 今朝、軽くウオーキングをしていると、なんと朝顔が咲いていました。 私にとって、朝顔は夏咲く植物なのですが・・・違うのかな? 当初の予定では、今日から緊急事態宣言は解除されて、もとの自由な生活に戻れるはずでしたが、われわれ国民がいけないのか、政府のミスなのか、だれの仕業なの? 不自由な生活はまだまだ続きそうで困っています。 さて、先日勤めまし . . . 本文を読む

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