能『忠度』の公演、本日となりました。『忠度』の見どころ、聞きどころのご案内も今回で中締めとさせていただきます。 さて、平忠度は何が言いたかったのか? その答えは後場の後シテの一声のメッセージにすべてが込められています。 はじめて能楽堂にいらして、いきなり謡を聴かされても何を言っているのかなかなかお判りにならないと思うので、この部分だけ簡単に明生風に訳してみました。 私のこんな気持ち、とても恥 . . . 本文を読む

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能『忠度』の初演は平成7年3月5日「粟谷能の会」、それ以来なので20年以上も前の事を思い出しながら稽古して、明日喜多流自主公演で再演する。 私の師は友枝昭世師だが、何曲か父も絡んで教えてくれた曲がありその一つが『忠度』だ。 『忠度』は須磨での出来事である。 「〜また弓箭にたずさわりて〜 ここの正面への一足シカケは丁寧に大事にね! 歌を詠んで楽しんでいたのに、こんな戦さになってしまって! と強い . . . 本文を読む

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能『忠度』をご覧になるとき、須磨の浦の一本の若木の桜は、実際に舞台に立っている訳ではない。 「正面席中央の位置に桜がある」と聞こえて来る詞章からそれを想像する、それが能の演出方法であるから、観る側は是非そこを心得て鑑賞していただきたい。 その桜の下に旅僧が訪れ木陰で休んでいると老人が現れる。 桜に花を供え拝むので、不審に思い声をかけ問答するうちに老人は桜が忠度ゆかりの木である、と語り忠度の回向を . . . 本文を読む

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6/25(日)喜多流自主公演にて『忠度』を勤めます。 狂言『薩摩守』は出家が茶屋の代金を払わないで出ようとするので亭主が咎める、すると出家は無一文。 優しい亭主は、この先の渡しで困るだろう、と船頭が秀句(しゃれ、軽口)好きだから、船賃を請求されたら、 「薩摩守!」 と言い、 「その心は?」 と問われたら 「平家の公達、忠度」 と答えればいい、と教えます。 ところが「忠度」を忘れてしまった出家は . . . 本文を読む

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「粟谷明生の能楽一日体験教室」は6月18日、13時クラスは7名様、15時半クラスは12名様のご参加をいただき無事終了いたしました。 写真でご紹介します。 懇親会です。 ご好評をいただき「年内にもう一度ありませんか?」とのお問い合わせがございましたので、現在、11/18または11/19に行えるか検討中でございます。 正式に決定いたしましたら、公式発表いたしますので、しばらくお待ちいただ . . . 本文を読む

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能役者が登場する出囃子には「一声(いっせい)」「次第(しだい)」「アシラヒ出」太鼓物では「出端(では)」「早笛(はやふえ)」「大べし」などいろいろあるが、それぞれ演目や役柄でそのスピードは微妙に変わってくる。 能『忠度』は前シテも後シテも「一声」で登場するが、前シテは須磨の里人の老人、実は平忠度の化身が杖をついて現れ、後シテは風雅の武将・平忠度の霊が妄執を晴らそうと旅僧の夢の中に現れる。 さて演 . . . 本文を読む

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