スマホの販売減で、ソニーは 2015年 3月期の最終利益を下方修正し、株主配当をしないと発表した。
これを聞いた時の印象は:
・テレビ部門を分社化しパソコン部門を切り売りしたのに ソニーの赤字はまだ続くんだ
・他社と比べて今までの赤字対策は中途半端だったんだ
・ソニーは米国流経営で 株主重視で、赤字でも株配していたのに 今回は余程苦しいんだ だった…
プレスは:
・ライフスタイルを革新させる商品が出なくなった
・繰り返される人員削減が 前向きな社風を変えさせてしまった
・携帯モバイル通信事業の のれん代が高すぎた
・中国製品と アップルとのニッチを狙う販売戦略は失敗した
・ブランドイメージを価格に上乗せできなくなったそにーとなった
・販売好調なゲーム機も 最近は オンラインゲーム押され気味
・分社化した TV も拡販先の中国・ブラジルでは 価格的に難しい
・今回の赤字額にはまだ事業の立て直し費用/構造改革費は入っていない 等を挙げてソニーの柱の一つであるエレクトリック部門の将来は明るくないと語っている。
ソニーはいいものを作っていると個人的には思っている。 PC にしても、長く使っていないとわからないが、画面のクリアーさは他社にないもの。多くの開発技術者を 首にせずに いまだ抱えて続けていて 開発力はまだ健在。デザインも他社のものと比べると 細かなところまでの心配りがみられるものだ。これからも モノづくりに頑張ってほしいもの…
ソニーの問題点は、特に 人事や人員削減面に表れている 中途半端さ だろう。
・人員削減の対象は大概に中高年層だった。 費用削減を蓄積されたノウハウよりも重んじたのだろう。 切るなら若手と経営陣を根こそぎ切るべきで 事業や開発の担い手たる中高年は残すべきだった。
・前社長のストリンガー氏は 大胆な人員削減を図ろうとしたが 日本人経営人が反対し 中途半端に終わってしまった。
・ストリンガー氏には経営責任を取らせて辞めさせるべきだったが、中途半端に取締役に残したけじめのなさが すべてを表してはいまいか?
要は、
・経営陣に甘い仲間意識がなくなり
・開発の旗手にやる気が戻れば(転職が日常のアメリカでは新参者が改革や開発の旗手だが、これは改革・開発の担い手は若手である と曲解されやすい)
ソニーは復活するに違いない 頑張れ…
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