さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

知的な仕事をしている男女間とは…

2017-04-17 10:55:04 | 抜き書き

<土曜の朝、ヴィッキとダンは早く起き、シャワーを浴び、身支度をし、ともにキッチンへ下りて、いつもより静かにコーヒーを入れた。ヴィッキは、何かがおかしいと心配だった。まず、ダンは目覚めたときに愛を交わそうとしなかったが、これは気にしないことにした。もしかしたら彼は、朝だからといって自動的に愛を交わさそうとは思わない、地球上で唯一の男なのかも知れない。次に、通り過ぎざまにコーヒーメーカーに肘が当たったとき、ダンが“失礼”といった。ヴィッキはこれもあまり重視しないように努力したが、やはりだめだった。性的衝動の喪失とお行儀のよさは、カップルが気まずくなっている何よりの証拠だ。>リザ・スコットライン高山祥子訳「虚偽証人」下P202より

性的衝動は、生理的に影響を及ぼす精神的な刺激があった場合、人間ですから、それなりの反応はあるでしょう。
また、お行儀のよさと破局との関係も、スコットライン氏とはちょっと意見を異にするかもしれません。


男性から見た場合(女性も?)、意中の女性に嫌われたくないと思うのは当然で、その表現の一つは、誠意を尽くす=お行儀よくするでしょう。儒教の教えがしみ込んでいる社会には特に強いような気がします。

夜を共にした男女に一方が、朝 急にお行儀良くなったりしたら、なぜ?はあるかもしれませんね。ただ、一緒に生活をしていない場合は、もういいや や ダメだったなぁで心変わりのサインでしょうが、一緒に生活を共にしている男女の場合には、お行儀をよくして別れる手法より、粗暴になって別れる手法の方が、一般的なような気がします。

TVドラマや映画を見ての経験です…


男女の仲は、動物のとはちょっと違います。
ちょっととは、体格がいい、力が強い、統率力がある、声がいい、容姿がいい、臭いがいい、ダンスが上手い、熱心さがあるなどだけで女は男に惹かれるのではなく、長い関係構築をと、精神的な相性もみて異性をみるということでしょう。

長めの精神的な相性をとると、お行儀がよくなるとは、相反するものだろうか?長い関係を希求する場合はお行儀良くなりませんか…


一般的ではない関係を、スコットライン氏は書いているのでしょうね…
また、知的労働に携わるペアーの場合、ペアー間の接近は、医療界など、一般人ペアーより、頻繁のようですので、別れのあいさつ代わりのお行儀のよさはあるのかも…
知能労働者間のあいさつとしてスコットラインさんは書いたのだろうか?
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