さんぽ道から

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長時間労働考

2016-12-28 06:46:23 | ダイアリー

厚労省は、過労死や過労自殺が複数確認された事業所と2か所以上の事業所で残業時間が月80時間を超えていることが確認された場合は、悪質な違法残業を強いる企業として、企業名を公表するという。

月80時間といえば、月20日ぐらい働くので、一日4時間、夜9時ごろまで毎日働いたら違法状態ということでしょう?少し規制が過ぎません?

夜9時ごろまで働く人は、体験上、月2回ほど休日出勤はするので、プラス10~20時間は働きます。残業手当がどのぐらいつくかは会社の業績によるのでしょうが、残業代がフルにつかなくても、計90~100時間ほど月残業する人はざらにいるでしょう。

戦力になると社員には目一杯、長時間残業を厭わず働いてもらい、多くの受け身の社員をカバーしているのが現状で、ボトムアップの日本の企業では仕方がない。ほとんどの企業で起きていることでしょう。

この現状を、残業規制を国率先して管理し始めるとは社会主義国ですよね。しかも益々不払い残業が増えそうですよね。これで不払い残業で頑張った人間に昇格がついてこないとなると会社の活力は一気にトーンダウンするでしょうね。日本大丈夫?


厚労省は、また、企業社員の副業兼業の禁止規定を、原則容認へ変え、また、社員が複数企業に勤める場合の社会保険料や残業代などの指針もつくるという。人手不足や所得アップ対策という。

米国にいたころ、近所の兵隊さんのお父さんが、週末にコーヒーショップに働いていた。ちょっとだけスノーボール(日本の氷水)を大きくしてくれたので、よく覚えている。

ようやく日本も、規制緩和という意味で、資本主義体制になってきたのでしょう。ただ一日4時間の残業規制とこの副業で働く時間との間に長時間労働禁止規定は働くのだろうか?

長時間労働禁止は、電通の高橋まつりさんの自殺が契機となって厳しくなってきましたが、確か、まつりさん、日記には「この一週間に10時間ほどしか寝ていない」とあったような…

日記の一節から、一週間に2日ほど徹夜した経験はありますが、頭がぼーっとして、体がほてって、一気に10時間ほど寝たことを思い出すします。この経験から、一般的にも、三日で10時間ほどの睡眠でしょうから、まつりさんの、一週間で10時間の睡眠時間が取れなかった は明らかに蛸部屋で働かされていたのと同じです。

蛸部屋を例にとって、月80時間残業規制とは、やりすぎでしょう。しかも兼業での残業時間の総計は無しとすると、これは役人の衆愚市政でしょう。日本大丈夫?
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