さんぽ道から

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高畑ょりも核実験 の報道が少ない日本が怖いのです

2016-09-12 06:31:27 | ダイアリー


先週9日に北朝鮮は今年に入って2回目の核実験を行った。実験はブースト型(原爆と水爆の中間にあたる)で核爆頭用のものだったという。日本の排他的経済水域に相次いで撃ち込まれているムスダンやノドン(開発が容易で輸出もされている中距離ミサイルで日本全土をカバーする)に、分離型弾頭ミサイル・潜水艦発射弾道ミサイルの実験を考えると 本当に怖いものだ。

国連安保理は、核実験は安保理決議の明白な違反だと、決議はするものの、中国の反対で制裁には慎重だ。要は、中国は北朝鮮を手中に収め続けたいがため、非難はする(安保理非難決議の同調と駐中北朝鮮大使を外交部に呼んで注意する程度)が、直接的にも間接的にも、経済力や軍事力による抗議には至らないということだ。

米国は北朝鮮へ独自の制裁を検討しているというが、北朝鮮はテポドン(大陸間弾道ミサイル)にはまだ開発期間がかなり必要(核爆弾の超小型化・誘導機器や固定燃料の進化・固定発射台の地上建設)とみていて、自国への脅威を意識したものではなく、北朝鮮周辺の同盟国の心情を配慮したものに留まるものとなるのでしょう。

これは、中国による南シナ海の占拠にしても、非難はするものの軍事力の(軍艦の自由航行作戦等の)誇示は極めて一時的・限定的であり、米国の中国との力のリ・バランス計画(米国の予算や兵力負担軽減)が、即ち、自国自衛線を第二列島線(第一列島線の台湾・フィリピン・日本からの撤退)まで後退させていることからも、行われていることは明白だ。

米国は真剣に自国への脅威とは考えていないということでしょう。


韓国は、金正日時代の暗黙の(韓国は核攻撃の対象外とする)了解が、金正恩総書記に引き継がれずにいるとみているようで、今までになく北朝鮮の脅威に慌てているが、また、米国の第二列島線への退却と中国による反 THAAD 経済制裁に慌てているようですが、同胞は北の第一目標とはならないと、韓民族間の信頼は大きいと しているようだ。

北朝鮮の攻撃の第一目標は米国だが、米国が引き続き北朝鮮を相手にしない場合は、米国への見せつけに、攻撃先プライオリティーを日本に変えるだろう。また、日本を攻撃しても中国、韓国からはさしたる非難はないものとの見通しもあるようだ。

日本が一番危ないということ。日本にとってのテロとは ISよりも北朝鮮でしょう。

もう少しマスメディアは北朝鮮のミサイルと核実験の脅威を訴えてもいいと思う。政府も、拉致問題を一旦外において、最強クラスの制裁を北朝鮮に課すべきでしょう。嫌な言い方だが、拉致の支援者がまだ影にいるこの日本では、なかなか拉致問題は解決に向かわないでしょうから と思います。
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