住所を変えたことで、あちこち手続きが必要となる。免許証や登記関係、社保関係、すぐにすればいいのだが、日常のあれこれに振り回されて、思うようにはいかない。
今までの、あたりまえも捨てなければならない事態にもなる。こうなれば、なにもかも捨てにかかる覚悟も必要な気もしてきた。
死んでしまえば、みんな邪魔なものにすぎないのだから、友のいうとおり終活を意識しなければならない。
そう切り替えれば、簡単なことであり、大事に思ってきたものも、あんまり意味がなく、捨ててしまえば、軽くなる。
背負うから重いのであって、捨てれば軽くなるのだ。有馬稲子さんは、老人ホームに入るにあたって、たくさんの洋服やら、多くのモノも人にあげたり、捨てたりされたことを書いておられた。
自分もそういうときを迎えたのだなと、実感する。モノをためこめば、それだけ、身辺が煩わしくなる。どんどん捨てればいいことなのだ。