空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

どういう未来にするのか

2010年04月28日 13時39分10秒 | 思考試行
先行きが、日本の場合、暗いものになりそうだという予測がなされているようだ。少子高齢化と、中国を初めとして、製造に強い力をもつ新興国に追い上げられて、日本の立ち位置が、怪しくなってきているというわけだ。

政府の政策にも批判が浴びせかけられて、政権交代の成果が、まだ充分には出ていないというか、出せない段階で支持率が、急速に低下している。多分に、マスコミの宣伝に影響されている面もあるが、官僚との渡り合いのなかで、効果的な政策がなかなか打ち出せない事情も見られる。

各方面での、抵抗、陰謀が展開されて、マスコミと連動しているように見える。ここしばらくは、どのように展開するのか、目が離せない。方向としては、ガラス張りの政治の方向が、出てきていて、これが、今後の帰趨を決めていくのではないか。

政府側が、とかく隠して物事をすすめる傾向にあったのが、新政権は、公開を心がけているのが良く解る。これをすすめていくならば、官僚のかつての仕事ぶりが、白日の下に晒されるわけで、そうなると、話は変わると思われるのだ。

小沢氏の件にしても、従来ならば、問題にならないことが、利権問題として、ヤリダマにあがったものである。政治資金規正法は、もともとザル法なわけで、その法律を守ってきたわけだから、検察も起訴を諦めたわけだが、利権の存在を問題にする市民感情からは、今回の検察審査会の起訴相当は、常識的ともいえる。

法律の専門家と意見を異にするのは、健全な感じがする。小沢氏は、もう古いと言わなければならない。ツボにはまった感がある。健全な政治が展開される夜明け前という雰囲気がある。彼の引退によって、それは、始まるのではないか。

政治家が蓄財するのは、おかしい話であって、ボランティア的な職業であるべきだと思う。権力は、まさに、国民のために行使されるべきなのである。その中で、健全な未来が構築されうる政策を打ち立てることが可能となる。

「おくりびと」を三度みた。

2010年04月27日 00時02分17秒 | 思考試行
BSで、三度目の「おくりびと」を見た。カットされている部分もあるが、物語の構成を、詳しく考えられたり、細部のことなど、新たな発見があり、意味のあることである。

作者の意図、作り方のうまさ、演技のこと、見るべきものがたくさんあって、いいものだ。よく、映画を何度みた、という話を聞いたが、あまり、そういう経験がなかったので、いまさらではあるが、いい映画は、何度見ても面白いといえるし、意味がある。

一度きりというのは、見逃していることが多いから、むしろ、勿体無いともいえるかもしれない。放送大学で、数学の単位をとるべく、挑戦中であるが、これも復習が必要で、一回では、とてもモノにはならない。繰り返し、復習することを、今から決意しているが、リズムも必要である。時に応じて、使い分けがいる。

技術や、思考も、身につけるためには、何度も繰り返して、点検し、トレーニングを忘れないようにしないといけない。

さて、午前12時をまわった。思えば、子供の頃は、もっと、早く寝ていた。宵っ張りになったものだが、これは、何事かを吸収しようとするせいなのか、それとも、テレビにひきずられているだけなのか。時間のすぎるのは早い。心して、生きていかなければならない。

基地問題を解決するのは誰か

2010年04月26日 09時52分49秒 | 思考試行
真意を言えば、アメリカに出て行ってもらうしかない。誰もが、そう思うはずである。他国に自国の安全を守ってもらうこと自体、話が通らない。それは、守られているというよりも、支配されているということであり、その事実を、あまり、はっきりさせずに、日本の為政者は、この態勢を継承してきたのである。

アメリカに対して、チャント、独立した国としての対応が、まだまだ出来ないという事実が、いまや明確になった。その中で、鳩山首相の駐留なき安保の本音が、出てきたことで、ベールに覆われて、隠し続けてきた本音を、どうにも隠すことが出来なくなってきた。

民主政権が、沖縄の真実の心の、叫びを掘り起こし、実現にむけての期待を煽った面もあるが、それは、もともとの本音であり、それが実現可能という期待感を高めたのである。ところが、アメリカの強い姿勢の前に、明確な主張さえできずにいる。

鳩山内閣の支持率の低下は、この期待を裏切るだろうとの予想が、当たりそうな情勢になってきたことで、そのテンポを早めてきている。

このまま退陣させられるのだろうか。彼の生い立ちからみて、これからどういう行動を起こすのかは、自らが強烈な指導力を発揮するタイプではないだけに、予想がつくようになってきた。

では、誰がどうするのか。国民の真意が明らかであるから、アメリカに、これを主張できる勢力が政権をもてるかどうかである。そうなると、いよいよ憲法9条が危ういことになる。アメリカが出て行くときに、憲法9条を守りきるのは、容易なことではない。

したがって、アメリカに支配されつつ、憲法9条を守り続けるという道が、皮肉なことに、平和を守りやすい道であるかもしれない。

短歌と俳句の違い

2010年04月25日 11時50分42秒 | 思考試行
NHKで、長時間をかけて、投稿から大賞を選ぶという番組をしている。今の今、短歌の放送中である。午後一時が、投句の締め切りとなっている。

それぞれ、選者が選んでいくのだが、俳句と短歌の違いが、よく出ているように思った。
俳句は、言葉数が少ないだけに、解釈が分かれる。そのため、選者同士で、その評価に、極端な違いが生ずる。

そこで、短歌の場合は、その点が少なくなって、選者同士の話題、雰囲気も俳句に比べると、和やかで、楽しい雰囲気が、よく出ている。

これは、何はともあれ、多くの言葉を発して、誤解を防ぐことの重要性を思う。あまり、言葉数が少ないと、思わぬ誤解、過大評価、あるいは、過小評価を招きやすく、コミュニケーションのことから言えば、言葉数を費やすことは、大事なことだと思える。

俳句の、短い中に、思いをこめる魅力も捨てがたい。だが、どうしても、多くの解釈を生みそれが、多様な読み方を可能にし、作者の意図を超えていく。それも、大きな魅力であることは確かである。俳句でいう、写生句は、その弱点を補う鋭い技法ではないか、と思い至る。

写生のなかに、思いがこもるのである。それにしても、素晴らしい企画である。NHKやるなあと言いたい。

連休で何をするか。

2010年04月24日 13時55分35秒 | 思考試行
日頃、手が入らなかったところ、まとめてしておきたいことなど、連休でやろうと思う。壁紙はりや、ガレージの修繕、障子紙の張替え、庭の木の剪定、そして、放送大学の勉強と、やることは、目白押しである。

今年、レジャーは、連休明けにすることにした。その方が混まないだろうし、料金も安かったりする。少し遠出をするつもりである。

今日は、歯医者の定期点検を受けた。いつもながら、キーンというあの音は、落ち着かない。

放送大学は、「数学再入門」に、力を入れてみたい。詳しい解説で、問題を次々と、解いて見せてくれるので、繰り返しみていると、工夫のテクニックがよくみえる。

なるほど、数学が、自分で考えて、解決を見つけるというよりも、先達の工夫を、よく見て、その手法、考え方を身につけた上で、トレーニングが必要な科目であることが、よく解る。

まずは、学ばなければならず、自分で解決なんて考えていたら、時間がいくらあっても足りない世界である。それにしても、華麗なテクニックの連続に、新鮮な刺激を受けている。

復習すると、足りない所が解る。そこで、また、やりなおす、こういう風にしていると、昔解らなかったところ、充分に理解しないままに、きたところが、徐々にわかってくる。

まだ、15章のうちの3章だが、明らかな進歩が自覚できる。連休で、どこまで行けるか、たいへん楽しみである。

ビデオ映画を、2本見る。

2010年04月23日 08時27分49秒 | 思考試行
昨晩というか、今朝、早朝まで、久しぶりに、2本の映画をみた。

ひかりTVにしてから、よく、ビデオを見るようになったのだが、BSアンテナをつけてからは、しばらくご無沙汰していた。

みる対象が、どっと増えて、何がなにやら、解らない状態が、しばらく続いていたけれども、すっかり、このペースにも慣れてきた。

あちこち、リモコンを操作して、飛び回る。その中で、腰を落ち着けることもできるようになった。その環境下で、映画2本をみたということである。実に、贅沢な気分である。

映画は、作り手が時間と金と労力をかけているから、いわば、人智の限りを尽くしているその努力が見える。工夫がある。内容が吟味され、テストされている。

そこが魅力であり、しかし、ナマではないという弱点を持つのだけれども、なんといっても、整理され、工夫されているから、能率効率の面では、非常にいい。

実生活は、ダラダラしている面もあって、そんなにドラマチックではないのである。

そこへくると、ドラマは、展開が速くて、思いもかけない方向へと話は進むし、概ね満足することになる。みんな一生懸命なのである。

俳優は、魅力的だし、演技も面白い。細部にわたるコダワリ。見るべきものは、山ほどあるといってよい。

映画評論は、最近あまり見ないけれども、それを職業としている人は、結構楽しく人生を過ごしているといえるのかもしれない。

基地の撤去にむけて

2010年04月22日 10時01分10秒 | 思考試行
共産党の志位委員長が、アメリカの駐日大使と会談している。基地撤去を志位委員長は、主張している。大使は、意見は異なるとしながらも、そこに、とげとげしい対立感はない。アメリカには、押し付けているという感じがないのである。

その姿勢を、アメリカは、見せたかったのではないか。アメリカの意見に逆らえば大変なことになるよ、という、強硬な警告のようなものはなかったのである。

であれば、アメリカの意見は、意見として、日本政府の意見はどうなのか。ということになる。鳩山さんは、かつて、駐留なき安保ということを言っていた。いまも、本心はそうなのであろう。政界の意見は、アメリカに同意見なのだろうか。

国民は、戦争を望まない。基地はいらない、と考えている人が多いのではないか。自分の住む土地に基地がきて欲しいと思う地域は、国内にはないだろう。自分の関係のないところに、基地をおくべきだというのだろうか。

論理的に、それは、筋が通らない。抽選にするか、とか、いうのなら話は別だ。とすれば、鳩山さんの本心は、国民の本心に近いだろう。それを、政府の意見として、アメリカに堂々と主張すべきときだ。

アメリカの意見は、意見。日本の意見はこうだといったとき、アメリカは、敵対的にはならないことを、共産党との会談で、示したといえる。意見が、異なった場合、日本政府の意見を受け入れられないからといって、アメリカは、自分の意見を強制することはできないし、するつもりはないことを示したのである。

日本のどこの地域の住民も、アメリカの基地を受け入れないのであれば、政府として、どういう立場を取るのか、明確なはずである。政治家として、日本にアメリカの基地があったほうが、良いと思っても、国民はそれを望まない。とすれば、国民の意思に添うのは当然のことである。

日本政府は、この事情をアメリカに、はっきりと主張すべきである。

「数学再入門」から

2010年04月22日 09時37分03秒 | 思考試行
放送大学の科目の一つである。今学期に、基礎科目として、単位をとるべく登録した。印刷教材にDVDが付いている。演習問題を、教授が紙と、サインペンで、その解き方を、実際にやって見せてくれる。まことに、すばらしいシステムである。何度も繰り返し、復習できる。

まだ、始まったばかりで、全部で15章のうち、ようやく2章目に取り掛かったところである。早くも、昔に挫折したあたりの、片鱗がでてきた。それでも、今回は、やる気があれば、復習が可能であり、何度でも、「教えて」もらえるのである。

数学は、歴史のある学問であるが、今も新しい。現実との係わり合いも深いのに、その真髄、実態には、なかなかせまれない。それを、今、眼前において、再入門している。この半年の間に、どこまでモノにできるか、まさに、自分次第である。絶対に、やり遂げたいと決心している。

そして、そのことで、自分の人生に、何かを齎してくれると、確信のようなものがある。認識の地平が、広がり、新しい境地が生まれるとすれば、こんな嬉しいことはない。そして、その成果を、実人生のなかで、具体的に、生かしてみたいものである。

みんなイヤ・・・だったらどうする?

2010年04月21日 08時52分42秒 | 思考試行
いよいよ、普天間基地問題がややこしくなってきた。誰もが、イヤだという。では、どうするのか。フィリピンのように、アメリカさんに出て行ってもらうしかないのでは?

誰もが考える道筋である。論理的に、みんな自分のところはイヤで、人のところなら我慢するというのは、オカシイだろう。鳩山さんのみならず、誰だって不可能な話である。であれば、アメリカに出て行ってもらうしかない。

マスコミは、そこのところを言わない。話にならない。ところで、共産党の志位委員長が、共産党の党首としては、始めてアメリカへ行くという。共産党は、勿論基地撤去論者である。が、今の共産党の考え方は、必ずしもアメリカにとって、脅威ではないだろう。

充分、共生できる考え方であるから、反共姿勢を、打ち出す必要もない。交流して、双方の考え方を出し合うことは、意味のあることである。

アメリカは、助けあうことと、自由とを、まるで対立する「こと」のように扱っている気味がある。自由と助け合うことは、矛盾することではない。対テロの戦いと、声高に言うが、暮らしを配慮した政治から、誰も、テロなど考えない。

抑え付け、差別するから、怒りを呼び、テロをしなければ、気が治まらないこととなる。そんなことは、自明の理であるが、どうも、そのあたりを、アメリカさんは、キチント理解できていないように見える。

譲れないもの

2010年04月20日 15時22分03秒 | 思考試行
ものごとには、ウラオモテがあるという。人について、裏表のあるヤツと言われれば、それは、あまり好かれてはいない。嫌われている。もしくは、信頼はされていない、ということになる。

ところで、人によって、対応を変えたり、手のひらを返してみたり、事情によって卑屈になってみたり、傲慢になってみたり、けっこう人は、変化することがある。とりわけ、立場が弱い、商売人は、都合によって、如何様にも変化しないことには、顧客のご機嫌を損ねることになる。

そうしなくて良い立場にある者は、いきおい傲慢不遜な態度を取りやすい。それがしたくて、努力してきたという者がいる。ぺこぺこせざるを得ない立場にあるのは、努力しなかったからである、ぐらいに思っているものもいるだろう。

今の世の中、若い人が、一人前になる仕事が与えられない。儲け本位の、使い捨て部品の扱いである。これでは、人間伸びるものも伸びない。嘆いていても仕方がない。なんとかしなくてはならない。

まずは、自立して食っていくことである。求人しているところで、人気がなくても、自分で考えて、少しでも、意味がある仕事であると思えば、それをまずやるべきである。そのなかで、学んでいく。そのなかで、次のステップを考える。準備をする。

本を読んだり、勉強も必要だろう。そこから努力の旅が始まる。一度きりの人生である。自分の信条ができればよし、はっきりしなくとも、それを探すことは、続けられる。そのなかで、少しでもいいから、自分のやりたいことに挑戦してみようではないか。

そうしているうちに、必ず、道は開けてくる。貧しくていい、自分らしい人生を築いていこうではないか。そのなかに、きっと譲れないものができてくる。譲れないものは、止まっていては、見ることができない、動く中でこそ、形をみせてくる。

アメリカは空気を読めよ!

2010年04月19日 11時17分09秒 | 思考試行
5月が、すぐそこに来て、基地問題の決着が、つきそうにない。こうなることは、当然予想されたことであって、なぜ、鳩山首相が、自ら追い込むようなことを言うのか疑問だった。

鳩山内閣の支持率は何回も、マスコミはアンケートをとって、下がった下がった、とやるのに、基地がいるのか、いらないのか、アメリカに帰ってくれという率がどれ位なのか、そういうアンケートを、とらないのは何故か、沖縄でとってみろと言いたい。マスコミが、世論軽視の姿勢にあることを、この事実が示している。

日本国内、どこもアメリカの基地を受け入れたくないのであれば、当然ながら、アメリカは、基地を引き上げるべきで、それでも居座るというのは、日本をコバカにしているということである。誰が、頼んでいるのか、遠慮していえないのか、マスコミは、調査して発表すればいいのである。軍事で儲ける、連中が誰か、戦争して得する者は誰か、これを国民は、理解しなければならない。騙されると大変である。

それを、国民に知らしめるために、そのための時間稼ぎとすれば、鳩山さんの戦術は大したものだが、何にも策がなくて、ただ先延ばしをしただけなら、退陣するしかなくなる。せっかく、政権交代で、いろんなところに、風穴が開いてきたのだから、政治の世界が、ここで大きく変貌してもらいたいものである。

その可能性は、随分出てきた。これは、政権交代の最大の効果である。国民が、主体となって、政治参加をするならば、そう簡単に戦争への道を歩むはずもない、ヘンテコな詐術にかかって、議席をかすみ取り、それで一気に、憲法を変え、9条を変えて、普通の国となって、戦争も辞さないという態勢ができたとき、世界中、アメリカのポチとして、かけまわり、利用されることになる。

コイズミはその策動を、ネライを、実現するべく、恥知らずにも、郵政で掠め取った議席を、憲法改悪の策動に利用しようとしたのである。議席を獲得すれば、何でもやるのである。ムチャクチャである。

アメリカは、日本国民の空気を読むならば、基地を日本に返し、自分の国に戻るべきである。日本にとどまるのは、日本国民をナメキッテイルことを意味している。本当に、平和を求めるならば、やるべきことは、明確である。実行あるのみである。日本は、もっと、出て行けの空気をだして、アメリカに、この空気を読めと、出て行けと主張すべきである。

新緑の候・・・同窓会に参加

2010年04月18日 09時39分37秒 | 思考試行
寒い、新緑が輝いているが、鳥の鳴き声がない。静かな朝。ストーブのファンの音がするばかり。昨日は、中学校の同窓会であった。

二次会、三次会と付き合わされる。カラオケでの、みんなの情感溢れる歌声に、いささか食傷気味になる。それでも帰れない。結局、飲む方もセーブして、あまり楽しめなくなってきた。

話も、似たような話で、深いところのことも、慣れたメンバーではでてこない。本当の醍醐味がないともいえる。久しぶりに会った人からは、人生のドラマの一端を垣間見る。それは、興味深い。

離婚して、家を出た元亭主を、成人した娘が連れ帰ってきた。当人は、許す気がなく、それでも、元の日常生活に、形のうえでは戻っているという。籍は、離婚したままである。娘にとっては、実の父親であるが、元夫婦は、すっかり他人同士である。

精神衛生上「息子」として、扱っているという。それで、すこぶる元気である。何かのときに、この元オットさんが、頼りにされることがあると思うけれども、元オットさんは、それまでは我慢のときを過ごすということだろう。

思い通りにはならないが、まず思わなければ、基地はなくならない。

2010年04月17日 09時42分33秒 | 思考試行
戦争のための、場所提供、軍事資本の儲けのための施設。敗戦の象徴である他国の軍隊。兵士による犯罪被害。なにより、いつまでも、自分の意志を出せない政治家。

国民は、平和な暮らしを望むだけである。他国を侵略したり、搾取することを望まない。だが結果として、そうしてきた経過がある。政治家の責任は大きい。他国を侵略したり、利用したり、搾取してきた歴史をみるとき、人間の業の深さを思う。

簡単に共生の道を歩めるとは思えない。相互扶助の精神は、同時に多様性を認めることでもある。一色に、考えや習慣をまとめるこたはできない。相互の交流と、違いの認識、そこから共生できる哲学が構築されなければならない。

軍事的な施設は、すべてが、この共生には必要のないものであり、このくびきから、人類は解放されなければならない。生存のために、より良い生活のために、必要でないものは、省いていかなくてはならない。

宇宙からの飛来物から、地球を守るための技術は、必要であろう。過去の地球の歴史のなかでは、それが原因と見られる大きな環境変化が知られている。それぐらいであろう。地球の中で、争って、どうしようと言うのか。

人類の本道を歩むために、世界が情報で結ばれることが可能となった現在、この技術的な成功を意味のあるものにするときである。

基地問題について・・・アメリカの基地はいらない。

2010年04月16日 09時49分07秒 | 思考試行
独立国の中に、他国の基地があること自体が変なのであり、不自然だろう。そして、軍事的に、国を守るというのは、そんなに大層なことなのであろうか。

北朝鮮の工作船が、頻繁にやってきていた当時、ただただ追い掛け回すだけだったのが、それでは、効き目がうすかった。ところが、実際に砲撃を加えて、これを沈没させたことがあった。それ以来、工作船の話はでてこなくなった。おそらく、北朝鮮の工作船は、それ以来、来てはいないのだろう。

そういうことである。日常的にも、あまり、大人しくしていると、舐められたり、軽視されるというようなことがある。必要な反応をしないと、バカにされたりする。日本の古来の慣習では、謙譲ということが美徳とされているものだから、必要な反撃なり、反応が充分でないきらいがある。

国際的には、それでは、主張のできないヘナチョコだと思われるようだ。であれば、思うところを言わなくてはならない。阿吽の呼吸などというのは、通用しないのだから、主張すべきはしなくてはならない。本音を出さなくてはならない。おもんばかるという慣習は、一般に、国際的にはないとみなくてはならない。

本音のところで、世界平和のために、日本には、アメリカの基地など不要である。アメリカは、自分の都合で、日本を占領している気分でいるのではないか。自分の都合で、日本を利用しているにすぎない。ケンカする必要はないが、属国でいるようでは、日本のためだけではなく、世界にとっても、いいことではない。

平和国家として、その立場を貫徹して、武器でなく、世界のために貢献していくべきである。そのやり方はあるのではないか。戦争できる国なんて、これからは、不要である。アメリカは、日本から出て行くべきであるし、日本は、ハッキリと主張しなければならない。

はっきり主張することによって、国としての存在が、明確になり、誇りも持てる。属国では話にならない。バカにされ、コケにされるだけである。

民主、半年の実績をみる

2010年04月15日 08時46分36秒 | 思考試行
意欲的な、行動を続ける民主政権は、総じてよくやっている。多方面に、チャレンジしている。ここまで、やれるとは思わなかったという感想を持つ。

小沢氏は、人心の獲得の何たるかを知っている。それは、政権交代のために、大きな力を発揮したけれども、その力を、政権運営のなかでは、むしろ抑制気味にして、役割分担を守っている。

ただ、法的には、問題がなくても、古い体質を露呈した。それはいずれ、克服されなければならないものであって、継続することは、もはや難しい。潔く、時機を見て、退陣を決断するのが筋というものだろう。

普天間の問題で、鳩山総理は、窮地に追い込まれつつある。アメリカは、彼を救うつもりはない。立ち往生させるつもりだろう。アメリカには、出て行ってくれとハッキリ言って、その上で退陣するなら仕方のないところ、アメリカもそれ以外に解決の方法がないことが、これだけ、はっきりしているのに、居座るという神経は、日本をコバカにしていることを明確にした。

彼らの利権、軍事資本の利益を無視して、オバマも動けない。日本の資本側も、国民の犠牲は、やむを得ないとするのは同様である。本当に、民意のことを知れば、取るべき道は、自ずと解る。ハッキリしなければ仕方がない。堂々、主張していくしかない。

最終的には、そうするしかないと思えるように、下準備をしているとすれば、今の、はっきりしないアレコレは、むしろ、明確な準備といえる。道がないことを、アメリカに知らしめ、客観的にも、出て行く選択しかないことを、明確にするからである。

トヨタに対する、アメリカのやり口をみても、イヤガラセに近い。こういう国とは、堂々主張しなければ、ムチャクチャ言ってくると思われる。対抗するしかない面がある。民主がどういう具合に、局面を打開していくのか、注目したい。