空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

火山爆発

2014年09月30日 09時55分38秒 | 思考試行

予知の難しい御嶽山の爆発で、多くの犠牲者が出ている。紅葉のシーズンであり、比較的登りやすい単独峰として、人気がある山らしい。

現場の様子が、なまなましく 当事者の機器で撮影されている。突如の爆発で、たいへんな思いをされたことだろう。

予知の研究をされてきた人にとっては、ショックだったようで、関係機関にとっても、衝撃は大きい。火山が、全国に沢山あり、常時監視している箇所は、47箇所だったかにすぎないわけで、とても完全な予知は不可能だろう。

それぞれ火山には、個性があって、現象が違うようであるが、このような災害のたびに、何事かを学ぶこととなる。災害対策だけではなく、人間社会そのものを考える材料がいくつも提起されているように思う。

どうしても、助け合わなければ生きてはいけない人間社会にあって、災害は、その本質を教えてくれる。経済活動において、弱肉強食がいいとする、今の傾向は、由々しき問題である。


工夫

2014年09月29日 13時52分00秒 | 思考試行

工夫することの楽しさは、身近なものにもある。猫のエサを通販で取り寄せたら、このダンボール箱が、強い接着剤を使っていて、なかなか開封できなくて、ついに、横一面の三方にナイフをいれて、横から、猫缶をとりだした。

大きさが、ゴミ箱に丁度いいとなって、ギザギザになったところを、白ガムテープで、縁取りしたら、蓋付きのゴミ箱の、原型ができた。

さらに、内側に、ビニール袋を貼り付けたら、けっこう、うまくいって、さらに外側を工夫すれば、相当完成度が高くなりそうで、いままで、むき出しの砂糖缶をそのまま使っていたのと比べれば、段違いである。

こんなちょっとしたことで、ヤッター感がでてくるのなら、もう少し、生活のすべての部面において、工夫をしていこうと思い始めた。

その気になって、改善すべきことを探すと、衣類の片付けや、小物類など、いい加減にしていたものも、整理してみると、けっこう発見がある。

部屋の敷物も、変えてみたら、居住性が少し上がった。この調子で、何やかや、工夫していこうと思い始めている。


「年金」を運用するってか!

2014年09月28日 13時57分28秒 | 思考試行

今や、日本国政府の借金が、莫大になって、あたかも国民の借金であるかのように、政権は言っている。ある評論家に言わせれば、それは、政府の借金であって、国民は債権者であるという。おかしい言い方であるという。なるほどと思う。

国民の金融資産を、銀行に預け、銀行が国債を買う。ということは、国民が国に、金を貸しているということであって、債務者ではないのだ、ということらしい。

国民ひとりあたり、何百万円の借金などと、よく報道されているが、政府の借財であって、外国から借りているとすれば、大変であるが、国民から借りているのだから、問題はないというわけである。

しかし、この借財を、国債を、外国へ転売するなどしたら、その外国が債権をもち、政府の尻拭いを、国民がしなければならない羽目になる。

そもそも、大量の国債を間接的にしろ持っているのは、富裕層であり、この富裕層に、貧しい国民が政府の借金を返すという名目で、乏しい資産を、詐取されるということである。

破産するとか、しないとか、こんな状況にしたのは、政権政党、なかんずく自民党政権にその責任があるのだが、そんな能力のない、政府があろうことか、年金資金を、株などで、運用したいといっている。国民の老後資産の大事な年金資金をバクチ資金にしようというのである。

国の財政を、ここまで、無茶苦茶にしてきた、連中に年金資産の運用を、任せていいはずがない。こんな政権を選んだのは、国民だから、それは仕方がないということになるが、本当に国民のことなど考えていない連中が、これから何をするのか、そして、その結末は、よくよく見ていることだ。


本当はどうなっているのか

2014年09月27日 09時54分45秒 | 思考試行

マスコミはこういっているが、実は・・・とか、事件の背景には、こんなことがあるのだ、とか、強者が勝手な理由をつけて、弱者から、利益を奪い取るとか、事実の裏側には、とんでもないことが行われている。

今、イスラム国が大問題になっているが、アメリカがついに、シリア領内にも爆撃を開始し始めた。この問題がどのように収束していくのか、先行きがみえず、大きな不安のタネをなっている。

この事件の背景には、なにがあるのだろう。欧米諸国や、各国からイスラム国に若者たちが流れ込んでいるという。宗教的な対立もあるのかもしれないが、自分の国での不満感が背景にあってのことであることは、容易に推測できる。

現地でも、さまざまな不満があって、武力を展開するようになったのであろう。根源をみないで、現象からだけみていては、問題の本当の解決はできない。

もう少し、落ち着いて、しっかりと問題解決にむかいたいものである。空爆のみでは、本当の解決ができないのは明らかなことである。人類社会の行く末は、本当のことを明らかにしていかなくては、正しい道を見つけられない。


時代の制約の欲求不満

2014年09月26日 11時06分45秒 | 思考試行

「蜩ノ記」を読み終える。直木賞受賞作で、文庫本の奥書には14刷とある。話は、よくわかる。今の時代で、これをどう捉えるかであるが、正しい筋を通す人の道の清々しさは、感動を呼ぶ。

人の生き様、人生をどうとらえるかについて、示唆的であるし、いつの時代にも大事にしたいことが描かれている。今朝のアサイチに、映画化になった主演の役所さんが出演していて、人を思いやるこころについて触れていたが、まさに、物語の根幹であろう。

日本的な生き方の伝統がそこにあるとすれば、それは、大事にしたいことである。自分も、残り少ない人生ではあるが、こころして生きていこうという気にさせられる。

事なかれではない、筋を通していく姿は、日常それほど見られることではない。柘榴坂の仇討もそうであるが、侍の生き様は、美しいのだが、今の時代から眺めるときに、欲求不満にならざるを得ない側面があることは否めない。

今の時代において、主人公が、ストレートに展望をひらく行動をする、みんなが真似すれば、世の中が変わるというような、そんな物語ができないものかと思わせられたのも事実である。


「蜩ノ記」を読みかけて

2014年09月25日 23時45分26秒 | 思考試行

昨日、映画をみて、時代劇に親しみが出てきた。帰り道、本屋さんに立ち寄り、蜩ノ記を買う。早速読み始めて、とまらなくなった。

半ば近くまできたが、どんなふうになるのか、帯に書かれている感想が気になってきた。悲劇となるのか、ハッピーエンドか、どういうラストになるのかが、こんなに楽しみなのは、久しぶりである。

放送大学のテキストも届いたし、読むべき本がいろいろあるなかで、飛び入りの小説は、いわば、厄介なのだが、いたしかたなしである。

興味がわいた時に、読むべしである。少しずつ、読書の成果というか、良さを分かり始めたというところもある。情報は、人の生き方に、当然ながら、大きな影響を与える。

いくら、カネ儲けをしても、中味のない人生はつまらない。豊かな人生は、まさに、考え方、情報、などのウエートが大きいと思う。まあ、読んでばかりも、つまらないし、その結果、何らかの行動が起こされて、花咲くことになるのだろうが。


柘榴坂の仇討ち

2014年09月24日 17時27分06秒 | 思考試行

難しい時代の侍の生き方。精神面でのわかり易さは、生き方にも影響する。主人公の大義に生きる姿と、実際の生活をどうやっていたのかは、そこは、話ということになるが、それでも、筋の通った生き方は、魅力的である。

小説家というのは、うまいこと話をつくるもんだと思う。自己利益、金、カネの今の時代とは、大違いの美しい生き方が展開される。

今の世の中は、明らかに、この自己本位、自己利益を追究するヤカラのためのものであって、弱者は、まだまだ放置されている時代である。

建前はいろいろ言われていても、権力を持つ者には、甘く、何事も、有利にすすむ構造になっている。多種多様な人間が存在する世の中にあって、どんな仕組みがいいのか、検討をまともにした経験は、まだしてはいないのではないだろうか。

しかし、この映画は、よくできている。希望へとつないでいる。そのつなぎかたの上品さ、これをみるだけでも、というか、この場面をつくるために、すべては準備されたのではないかと思われるほどである。

さりげない言葉、呼びかけの言葉の暖かさに、グッとくるものがある。この暖かさを為政者は、こころしなければならない。

 


感謝のこと

2014年09月23日 09時02分42秒 | 思考試行

何をしてもらっても、平然としている人がいる。感謝するということを知らないのである。あたりまえだと思っている風である。自分以外の人を、召使か、奴隷か、ぐらいに軽んじている。

発想が自己本位であり、自己利益から出発する。言動をよく聞いていると、それがよくわかる。テクニックで、それがばれないように生きてきたものの、人生の晩年に至って、もはや、隠しようがなくなり、その醜い本質をさらけだしている。

見栄や外見を気にし、どうでもいいことに神経を配っている。その過程のなかで、上記の実態が露になるという仕組みである。

それがはっきりみえてきたことで、余計な考えをすることはなくなった。期待もしないし、人間らしい情感に欠けていることについても、非難する気持ちもなくなった。可哀想な人間として、みているだけである。

たまに、世辞らしいことをいっても、それは、当然こちらの心に響かないし、その裏面がみえているから、なんの影響もない。

ところが、ある人から、妻が「感謝の手紙」をもらった。高齢であるにもかかわらず、長文の手紙である。そこには、暖かい人間性が溢れ出ている。ことばの構成、組立、そんなものをのりこえて、感謝のこたばのまごころが綴られている。書かれるのに、相当のエネルギーが必要だったろうが、これには、心を揺すぶられた。

 


自然災害と人心

2014年09月22日 08時55分10秒 | 思考試行

日本列島が、地震多発地帯であり、火山帯が列島を縦断している。過去には、大災害がおこしている火山がいくつもあって、いまも、いつ起こっても不思議ではないという。

大地震だけではなく、多くの災害と隣り合わせの国土である。ここで、住んでいる日本人の考え方には、なにか特徴があるのだろうか。災害があっても、あまり動揺しないとされている。

大袈裟な、パニックを起こしたりしない。略奪や、暴動なども起こらない。これだけ災害があると、いちいち騒いでいられないのだろうか。それとも、慣れっこになっているのか。

そうはいっても、一人ひとりにとっては、自然災害は、それほど日常茶飯事の出来事ではないことは明らかである。人生で、何度も会うものではない。まさか、自分にこんなことがあるとはと、思うのである。

それでも、パニックにならないのは、日頃の修養ができているからなのか、すべての人間が、そうとはいえないだろうに、現実にそのようになっているのは、誇るべき日本人のイイところなのだろう。考え方に健全なところがあるのかもしれない。

とすれば、こういう考え方は、おおいに「輸出」すべきだろう。世界中で、起こっている悲劇に対処できるのではないだろうか。


教わったことを忘れない

2014年09月21日 16時29分26秒 | 思考試行

何かを教わり、自分のものにしたとしても、それは、教わったものであることを忘れることは、傲慢といえるのではないか。はじめから自分で発見したような、知っていたような顔をしたり、教わったことを謙虚に感謝しないものがいる。

これは、どんな効果を呼ぶだろうか。教えた人のやる気を奪うかもしれない。もう、教えてやるもんかと思うかもしれない。はっきりと認識しなくても、裏切られた気持ちが生ずるかもしれない。

逆に、教わったことを感謝し、喜ぶならば、教えた人にとっては、数倍の喜びとなるであろうし、もっと、自身がさらに、研鑽を励まねばと思うだろう。それは、教えるもの、教えられるものの、相互に好循環となって、社会的にみて好ましい現象である。

おおむね、感謝する心は、伸びていく人に共通するのではないか。自己主張が強く、感謝なんてしないという性格では、周囲へあたえる影響も良くないし、本人自身にとっても、良くない。


北朝鮮の薄汚さ

2014年09月20日 11時33分28秒 | 思考試行

ミエミエの、調査報告の先延ばしは、この国の権力の本質をよく表している。不法な拉致を認めているのに、その解決を、自らの利益と引き換えにしようとする露骨なふるまい。

考えられないほどの「恥知らず」である。中国とのパイプが太かったというナンバー2の義理の叔父を銃殺して、指導部の残虐さをみせつけたり、こんな権力者が存在することそのものが、考えられない。

こういう連中に対して、どう対処するのか。とんでもない連中が、相手であるから、同じように悪辣な手段を、というわけにはいかない。そこは、人道的に相手をたしなめなければいけないが、譲歩を引き出そうという相手の魂胆は、まさに、人質返還交渉であるから、不合理さを常に明確にし続けなければならない。

ゆるめた、制裁条件を元にもどすなどのことがあってもいいと思うし、この不当性を、在日朝鮮人の人々にも理解させなければならない。論理的に、攻めて、行くべきであると思う。安易な妥協は許してはならない。


視点を変えると

2014年09月20日 08時37分27秒 | 思考試行

どこに注目するかで、風景は、全然違って見える。同じテレビ画面であっても、観客席に知人がいるという情報がはいって、そのあたりを探す。

なるほど、豆粒みたいな知人の姿がみえた。あらかじめ、場所や、何を着ているかの情報があったので、見つかったのだが、それでなければ、とても判別はできかっただろう。

それにしても、土俵だけに注目していたのが、観客席に関心を移すと、今まで、見ていなかった風景が見えてくる。観客席の人々が何を着ているか、どんな振る舞いをしているか、一挙に見る対象がふえて、土俵に注目しなくなっていた。

相撲内容に目がいかないのである。不思議な体験であった。こんなことは、日常生活で、いくらもあるのだろうなと推測できる。なにごとかに拘ると、何事かを失うのである。

おもしろい発見であった。新しい体験ともいえる。もっともっと視野を広げていきたいと思った。


「里山資本主義」に期待

2014年09月19日 16時44分23秒 | 思考試行

木材ペレット(木屑からつくる燃料)なんてまったく知らなかったが、なんにもないといわれてきた田舎で、林業を中心にしながら、新しい動きが始まっている。あたらしいエコな、生活が始まっている。欧州では、オーストリアが、森林を生かした産業先進国で、日本からも森林関係者が見学に訪れているという。

いま、都会に住んでいて、豊かな生活が、できているかといえば、体を動かすのは、ジムだったり、限られていて、生活のなかでの動きが少ない。本当の人間らしい暮らしは、里山にあるといえる。

マネーさえあれば、という価値観から、本当に人間らしいくらし、環境と調和をしながらの生活。人類の進むべき方向が提示されている。そういう世界の展望を開いてきた人々がいることで、人類の先行きに希望がもてる。

具体的に森林を利用し、活かすことができるならば、自然と調和し、再生可能なエネルギーだから無尽蔵に使っていける。これは、使えば減ってしまう化石燃料とちがうところであり、公害にもならない。

金カネの世界からの脱皮していくことで、世界は変わる。人類にとって、健康で、平和な暮らしを実現する展望できる希望の道筋である。


スコットランドはどうするのか

2014年09月18日 10時39分29秒 | 思考試行

今日、注目の独立是か非かの住民投票がおこなわれる。あの大英帝国が分裂するかどうかである。歴史的な経緯があるのだろう。ここまで独立派が多いとは、キャンベル首相も思っていなかったという。今になって、妥協的なことを言い出し初めているが、間に合うのかどうか。

世界をみれば、紛争の原因には、宗教の違い、権力の行使の具合、利権や差別があって、不満を持ちながら、我慢を強いられてきた人々がいるのは間違いないであろう。

スコットランドの歴史など、くわしくは知らないが、恐らくはイングランドに併合されて以来、不満のタネがあったことには間違いないと思う。

日本の歴史をみても、明治維新以来、先の大戦まで、欧州のアジアにたいする振る舞いは、まさに支配力を強めながら、植民地化をすすめてきたのである。

日本は、これに対し、必死のパッチで、これらに対抗してきた。日清、日露戦争の経緯は、まさにそうであったろう。その後の、経緯についても、単純に侵略戦争であったのかどうか、よくよく検討しなければならないのかもしれない。

現代史については、ほとんど、知らないといっても過言ではないが、いろいろあって、憲法9条を手にしている。今となっては、この現状から、どのように考えていくのがいいのだろうか。

戦争しないというのだから、人類の究極の悲願である平和を追究するしかない立場の日本は、いよいよ健全になる他ない。国家が分裂するような、不公平感を国民にもたせるのは、欠陥があることを意味する。


自信とは

2014年09月17日 10時05分44秒 | 思考試行

理想と現実の食い違いから、自信が揺らぐ。思い描いていた理想のために、努力もしてきたのに、結果は思ったとおりにいかなかった、となると自信がもてない。

努力が不足していたとなれば、努力しなかった自分にかえるし、理想があまりに、現実から乖離していれば、そんな理想が自信喪失の原因になるかもしれない。

今朝の「あさいち」が、出産にともなう、問題をとりあげている。人生の一大事のなかで、産婦の不安の問題、医師や看護師不足が引き起こす問題と、いろいろあるが、人生全般にかかわる問題とも共通する。

やはりものごとの本質をつかみ、対処していくなかで、あるべき道を探っていく。たしかに、出産が大事業で、男には理解できないことであるが、こういう問題を考えもしなかったのであるが、昔の人は、男は、オロオロするだけだから、全く無視していたようでもある。

今や、そんなわけにはいかない。思いやりが、できないようでは、生きてはいけない。中東の問題にも関係する。