予知の難しい御嶽山の爆発で、多くの犠牲者が出ている。紅葉のシーズンであり、比較的登りやすい単独峰として、人気がある山らしい。
現場の様子が、なまなましく 当事者の機器で撮影されている。突如の爆発で、たいへんな思いをされたことだろう。
予知の研究をされてきた人にとっては、ショックだったようで、関係機関にとっても、衝撃は大きい。火山が、全国に沢山あり、常時監視している箇所は、47箇所だったかにすぎないわけで、とても完全な予知は不可能だろう。
それぞれ火山には、個性があって、現象が違うようであるが、このような災害のたびに、何事かを学ぶこととなる。災害対策だけではなく、人間社会そのものを考える材料がいくつも提起されているように思う。
どうしても、助け合わなければ生きてはいけない人間社会にあって、災害は、その本質を教えてくれる。経済活動において、弱肉強食がいいとする、今の傾向は、由々しき問題である。