決裁文書を改竄したり、資料はない、捨てた、と言っていたのが出てきたり、教育勅語を幼稚園児に暗唱させる教育方針にイタク感動した為政者の意向を忖度して、国の土地の値段を、8億円も値引きするなど、官僚組織は、滅茶苦茶、安倍首相に全面協力した。
国会の証人喚問では、刑事訴追の恐れがあるからと、核心部分の証言は拒否した。
そして、検察は、このすべてを、今日、不起訴にした。唖然とする。
これで、すべては闇の中へ行くこととなった。検察もやはり官僚組織で、権力が怖いのだろうか。起訴して裁判となれば、さまざまな資料をあきらかにしなければならない。そうなれば、隠していた問題の疑問点がすべてあきらかになる可能性があった。というのも、国会にだされたものは、黒塗りの肝心なところが見えないものしか出してこないからだ。
それができなくなった。まだ、方法があるのだろうか。「日大的体質」は、そう簡単には変わらないということだろうか。検察審査会という手段もあるが、どうなるか。
政治家は、いずれにしても、選挙の洗礼を受けなければならない。選挙で国民がチャント反応するかどうかが問題である。打てば響くような反応を期待したい。