伊吹さんの質問を聞いていて、何と程度が低いのか、と驚いた。基本のしっかりしている菅さんに、基本をきいたものだから、話にならない。ばっちりと答えられて、間抜けな質問になってしまった。余裕綽々の菅さんの表情が印象的である。
予算を通すつもりのない、自民党が、自分の責任を回避したくて、菅さんの努力が足りないようにいうが、論理の通らない筋の悪い言い分は、まったく話にならない。
この調子で、どうなるのかと見ていたら、野次が激しくなると想定していたらしく、民主党の議員席を見渡して、「この野次を飛ばす議員をみてください」と、まるで、詐欺集団のようにいうのだが、それほど、騒いでいないので、何を言ってるんだという雰囲気になった。
逆に、自民党席にむいて、もう少し静かにいこう、と声をかけるシーンもあって、まるで、コントだった。
ちぐはぐな質問をしたうえで、この質問をみて、国民の皆さんは、チャント判断するだろうといった。そのとおり、自民党に政権をわたしたらロクなことにならないな、ということはよく解った。
公明党の委員長も、菅さんを「居丈高」と批判したが、正直にいって、いじめっ子がいうセリフとしか聞こえない。本当に程度の低さに驚くばかりである。