空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

花開く季節

2014年03月31日 09時36分30秒 | 思考試行

華やかな季節である。櫻がもう満開の勢い。今年は、なにやかやとあって、去年は、花見にいった母親は、今は、ベッドでねたきりとなっている。

最近は、すこし持ち直して、自分でトイレにたてるようになった。変化というのはあるので、まっさかさまに、落ちていくわけではない。

紆余曲折、高低、いろいろあって、いくのだろう。一時期は、完全寝たきりを覚悟していたのだが、復活してみると、本当に、自分の足でたてることのありがたさを痛感する。

当方も、ダイエットが順調にすすみ、今朝の計量では、72kg台になった。何年前の体重だろうか。感慨深いものがある。

家内の努力と、小生の考え方の切り替えで、この数値に到達した。やはり、意識的に取り組まなければ、進まないものだと実感する。

あまり固定的に考えず、力を抜き加減に、しかし、意志力はチャント持って、実行することが大切のようだ。


警察、検察、裁判、マスコミをチェックせよ

2014年03月30日 07時32分58秒 | 思考試行

強引な取り調べで、やってもいないことを「認めさせ」死刑を宣告されて48年、これは死刑以上のひどい事件である。

誰が悪いのか、警察官は正しい取り調べだったといい、検察はそれを鵜呑みにし、裁判官は検察がいうのだからと、これまた、鵜呑みにしてしまう。

よって、一旦起訴されると、有罪となってしまう。そして、後に、新証拠がでてきても、ひっくり返すといままでの、問題が明らかとなってしまうので、誤りの訂正なんてする気もない。

冤罪事件が、なぜ起こるのか。人を貶めることを快感と思う人がいれば、これはいつでも起こる。袴田さんのケースは、まことに痛ましい。

科学技術の進歩で、過去の事件の誤りが次々と明らかとなってきている。問題をどのように処理していくのか、今後の展開を注視しなければならない。

検察か、警察か、証拠を捏造する。この体質はとことん追及されなければならない。この事件に関わった警察官について、徹底的に調べなければならない。

手法というものがある。彼が、どんな現役時代を送っていたか、その全生涯をあらってみる必要がある。また、その組織の実態を調べ尽くされなければならない。

問題を洗い出す中で、組織の実態、課題が鮮明になる。チェックしないできない組織は、潰さなければならない。この際、本来の警察機能のあるべき姿を取り戻すためにも、徹底的な調査が必要である。

誰がやるか。まずは、取材を仕事とする記者か。彼らは、今や横並びの談合形態になっていて、敏腕記者なんて存在しないから、マスコミにそんな力があると思えない。

とすれば、マスコミもまた、問題組織なのである。どこに、本当に役立つ機能が存在しているのだろうか。どこかが、だれかが、知恵をしぼり、真相を解明する仕組みを作らないと、人間社会は、終末を迎える他ない。

これができない人間社会なんて、なんの魅力もない。


「ごちそうさん」が終わった

2014年03月29日 10時04分52秒 | 思考試行

始めがあれば終わりがくる。春は、入れ替わりの季節である。花が咲き、華やかで、いい季節であるが、どこかさびしく失意とやる気の交錯する季節でもある。

「ごちそうさん」は、いい朝ドラであった。何度か励まされ、涙した。家内はラストシーンで、横を見るとボロボロと涙していた。良かった、良かった。

春は新学期の季節である。考えてみれば、放送大学に学生として、ながく関わってきたのは、この新入学、新学期の響に惹かれてきたような気がする。

常に新しい、何事かにふれていくのは、刺激があって、楽しいことである。何か新しい境地にふれることができたら嬉しいと思っている。

何事も昨日と同じようで、今日は違う。新しい日である。変化を楽しみながら、少しずつ年齢を重ねていく。なにかを把握して、仕事を成し遂げることができるならば、それほど素晴らしいことはない。

何かの成果を求めるものでもない。淡々と戦々恐々としながら、人生を生きていく。自分にふさわしい立ち位置で、無理をしないが、どこかに他者のためにの気持ちを忘れずに進化していこうと思う。それが、「新学期」の抱負である。


いろんな道があるなかで

2014年03月28日 14時56分05秒 | 思考試行

ロシアが国際社会から、批判を浴びている。力ずくでの領土拡張は許されないということだが、そもそも、歴史は、力ずくでの攻防のなかで、それぞれの国のカッコウを作ってきた。

理不尽な経緯、残虐な出来事が多くあった。まさに争いの歴史である。多くの人命が失われてきた。

有史以来、争いは連綿と続いてきている。人間の限界ということかもしれない。いずれ、こんなことをしている内に、環境破壊か、戦争の結果、人類は滅びるのだろう。

北朝鮮はかなりひどいものだが、日本だってたいへんである。格差社会がどんどん拡大している。競争原理のみで世の中をすすめようとすれば必ず歪がでる。矛盾が発生する。

そして、生きるに値するのかといいたくなるような、悲劇が生まれる。あまり、事物に拘泥せず、朗らかにいけばいいてなもんだが、そう思える人はいいけれども、現実にひどい扱いをうけている人にとっては、苦しみに満ちていて、とても生きていて良かったといえる水準ではない。


世の中を進歩させるために

2014年03月27日 09時43分55秒 | 思考試行

今、現在恵まれた環境にいて、その権益を守るために、今の状況を変えたくないとか、さらに、その環境をもっと有利にしたいとか、あくまでも、自身と周辺だけの利害関係に目がいっているとすれば、そのような人々が現代社会を支配する実力をもっている現状は、どうしても歪んだものにならざるをえない。

他者に対する、眼差しが自己の利害の成否であって、全体をみようとはしない狭い了見での行動、考察の範疇からは、この状況を改善し、脱することはできない。今の日本の状況は、まさに、そうなっていて、さらに悪化していく方向をたどっている。

労働法を改悪して、労働者の賃金を大幅に低下させ、その身分を不安定にし、若者が結婚もできない、先の見通しをたてることができないところまで、追い込んでまで、自らの利益を確保しようとする欲深連中の暴挙をいつ打破するかである。

それは、彼等の回心を待つというのでは、とても解決できるものではない。論理と方向性を労働者が認識し、自らきちんと対決しなければならないし、有利な状況にいる連中も、今の状況を続けることは自殺行為でもあることを知らなければならない。

 


糖質制限は有効だろうと思う

2014年03月26日 22時45分16秒 | 思考試行

肥満を克服し、健康体を取り戻したいと思っている。夏井先生の著書「炭水化物が人類を滅ぼす」は極論にみえるけれども、読んでみて、まことに論理的であり、説得力がある。

この本を家内にも読ませようとするが、大のコメ好き人間の家内は、拒否感がすごくて、とてもその気にはなれないようだ。

生命科学、地球の歴史、人類の歴史と壮大な規模で主張が展開される。徐々に、これを実行して、「成果」を現実のものにすれば、家内も認めるだろう。

ただ、数値に何の問題もなく、糖尿病ではないのだから、あえて、好きな米をやめる動機もないわけで、それは、こちとらの糖尿病の新米患者である当方とは立場が違う。

糖質制限で、検索すると、結構実践している人がいて、レシピも豊富にある。炭水化物抜きのレシピなんて考えもつかなかったが、世間は広い。

それにしても、人類の歴史の根幹に触れる仮説を堂々と開陳している夏井先生には、感動する。


夏井睦氏の「炭水化物が人類を滅ぼす」を読む

2014年03月25日 18時09分58秒 | 思考試行

ショッキングな書名で、書店で平積みになっていた。新聞広告でも見ていたので、さっそく購入する。糖尿病を宣告され、投薬されてしまい、さっそく減量を開始している身であるので、興味津々である。

読んでみると、書名から受ける印象とは違い、副題の「糖質制限からみた生命の科学」の方が、ピッタリくる。生命科学の教科書としても、すばらしいものである。

わかりやすく、しかも、広範な切り口から、生物の歴史が語られ、地球上の生物全般についても、新しい知識が得られた。断片的な知識がつながり、イメージが整理された。

当然常識だと思っていたことが、根拠不十分なものであることなどを知らされたり、科学は着実に進歩しているのだという印象をうけた。

著者の仮説が述べられている分野もあるのだが、無理筋ではない、納得のいく仮説であり、これがまた素晴らしい。こういう仮説は、大いに聞きたいものである。

深海で吹き出している熱水の付近に生息する生物が、地球上のすべての生物に関係するなどとは、全く驚くばかりであるが、説得力がある。

この本は、教科書のように、何度も読みたいと思う。

ダイエットは、現在順調にきており、ついに72kg台になった。こんな数字は、何十年前の数字である。血液検査の結果が楽しみであるが、その結果によっては、この本の、糖質制限を実行したいと考えている。


戦争をしないために

2014年03月24日 22時52分21秒 | 思考試行

昔はいざ知らず、侵略をするといって、戦争に入ることはあまりきいたことがない。やむにやまれず、自衛のために、攻め込むという具合であって、戦争当事国には、それぞれ言い分がある。

日本の戦争でもそのようだ。瀬島龍三氏の「大東亜戦争の実相」を読むと、日本の国情がよく語られている。日本の支配機構について、その弱体な態勢もさることながら、明治維新近辺から、外国勢力からの圧力に、如何に恐怖し、対処してきたかの歴史の中に、戦争へ突入していった経過がみえる。

いままた、集団的自衛権の名のもとに、如何様にも理由建てできる、戦争ができる国を安部政権は目指し始めた。

そして、労働者を苦しみのどん底に突き落とす、派遣業法の改悪をも言い出している。

国民をモノと思っているようだ。どれだけコケにするつもりだろうか。階級社会の再来、軍隊にはいれば、待遇がいいよ、とばかり、労働者の権利、生活なんかには、まったく頓着ない。こんな政権を許したのは、国民である。

どのようにして、この国を良くしていくのか。国民一人ひとりが、いかに賢明になって、この意思を選挙に反映していくかである。自民党右派政権の本質を、国民はまだ気付いていない。まことに危険な状態である。


「大海の一滴」であるけれど

2014年03月23日 16時49分18秒 | 思考試行

その一滴一滴同士は、結構お互いに存在感があって、とても「大海の一滴」なんて思えないのだが、少しばかり視野を広げると、たちまち、[大海の一滴」としての実像がみえてくる。

実に、取るに足りない、つまらない、存在であると思ってしまう。とりわけ、そんな扱いを周囲からされ続けていると、そんな気分になってしまう。

真面目に、実直に生きてきた人も、きっと不誠実なことをしているに違いないと思い込んで、さまざまに恩恵を受けてきたにもかかわらず、すべてを否定し、自分の手柄にしてしまう。そんな一滴もいる。

一時的には、知らない者に、誤解、錯覚を持たせたとしても、それは、真実を知る者からすれば、底意地の悪さが目に立つ。

自己中心的であり、他者への関心、思いやりがほとんどないから、なんともガッカリさせられることが続く。となると、心からの触れ合い、交流というものはのぞむべくもない。

 大海の中の、ドラマであるが、こういう人物が、本当に生まれ変わったようになるだろうか。いくら、巧言令色を駆使しようとも、虚しいばかりである。


自然体がよければいいのだが

2014年03月22日 11時51分29秒 | 思考試行

無理をして、体裁をつくろうことばかりしてきたとしたら、辛い人生である。ごく自然にしていて、楽にしていて、それが、周囲との折り合いもよく、何より、自分自身が楽にいけるようであれば、理想である。

体裁をつくることばかりを、追いかけてきて、それがついにできなくなったとき、本音が出てくる。その本音は、自分勝手で、利己的で、周囲のことを考慮にいれることなく、自分の利害ばかりに関心があるだけであったとすれば、これとつきあう周囲の人間は、やるせない気分にならざるを得ないが、ここで、ひと踏ん張りして、新しい状況に立ち向かうしかない。

昨日を境にして、今日からは、まったく違う段階に入った。母親がついに、本格的なネタキリになる。今朝、部屋へ行ってみると、ベッドサイドに座り込んでいる。

片付けをしようとしていたというが、いろいろ「暴れた」としか見えない。ついに、新しい段階に入ったと感じた。もはや、地金がでてきて、最後の自意識を発揮し始めた。いまさら、というような嘆きの言葉がでる。

いままで、何を考えていたのかと驚かされるほど、周囲に対して、何の感謝もなく、それは単なる体裁であったことを思わされる。そんなものは、期待はしていなかったのだが、些か寂しさは禁じえない。


さっさと変わるかもしれない

2014年03月21日 00時05分49秒 | 思考試行

ロシアの領土拡張騒ぎは、どうなっていくのか、まことに心配ではある。オバマ大統領は武力を行使しないと言っているのが、救いであるが、まさに昔ならすぐ戦争になっていたかもしれない。

住民投票によって、その属する国を選んだといってるのに、片や認めないほうは、背景には武力による威嚇があり、そんな投票は無効という。どちらが正しいのか、双方共に少しづつ真相と違うのか。真実はどこにあるかがわからない。

武力が背景になければ、問題ないとすれば、特定の地域の住民が、自由に国を選ぶことが可能となれば、愉快であると思う。

住民が、ある国を選択してその国に属すると宣言する。選ばれた国は、武力を使うことなく、領土の拡大が可能である。国から出て行かれる方は、なんだかんだと理由をつけて、邪魔しようとするかもしれない。だが、そんな邪魔をする国の支配勢力の実情が暴かれ、ますます人気がなくなり、なだれを打って、好ましい国へなだれ込むこととなる。

どこの国も、真に、国民のための政治、政策をしなければ、国の体裁が保てないこととなる。人心がすべてであるから、ごまかしは効かない。共生するための工夫が、真剣にされることとなる。

情報の流れが良くなり、騙すことができないとなれば、こんなことが起こっても不思議ではない。そんな具合にならないものだろうか。そうすれば、世の中、さっさと変わるかもしれない。


落ちる

2014年03月20日 10時21分25秒 | 思考試行

早稲田の政経を出たといって、自慢しているヤカラがいた。そんなに、優秀なのか、それほどでもないのではないか、という疑念が、瞬時にわいた。

金儲けに熱心で、目はしが効くという印象をもったが、狭い了見の人であるという感想であった。金こそすべてであり、何事も金でかえるという信念をもつわかりやすい人物であった。

その後、この人がどんな人生を送ることになるのか。ある時点で、自分をふりかえり、何らかの反省があったとすれば、今度は、すばらしい転機となって、本当にその能力を発揮し、魅力的な人物になるかもしれないし、その可能性も充分ある。

そして、過去を悔い、今後の人生に活かしていくとすれば、前半の生意気ぶりや、人を人とも思わずしてきたことを、痛切な反省材料として、倍する貢献を世の中にしてほしいものである。

はたして、そんな日がくるのかどうかは、わからないが、自慢している内はだめだろうし、さて、どうなることだろうか。


世界の中で

2014年03月19日 00時00分05秒 | 思考試行

わからないことばかりで、なんでなんで、と言っていたのが、いつの間にか、ある分野では、人に教えることも経験した。そして、時間が経過して、世の中の動きから遊離している自分を確認した。

ことばが通じない。波長が違う。一日として、気を失ってはいないし、日々新聞をながめ、テレビを見ていたのに、どこかで、世の中は変化していた。

若かった頃、頑固な年寄りがいた。話が通じないのは、仕方がないと思っていた。その年寄りサイドに、なんと自分がいる。信じられないほど、歳月は足早に経過していたのである。

正月に、露店の前で行列する姿に驚き、地元の神社で、これまた列をなして参拝する人々を見て、びっくりしたが、風景が変わっていることに自覚した瞬間でもあった。

小生の腕時計は、妻が結婚前にプレゼントしてくれたもので、いまも現役であるが、この時計といつも一緒にいて、時代が変わっているのに、気づかなかった。

だが、時計のバンドに、ついに寿命がきて、今日、とりかえた。相当な時間が経っていることの現実を突きつけられたのであった。


継続

2014年03月18日 10時35分56秒 | 思考試行

継続は力という。一度ではできなくとも、何度もトライしているうちに、思い通りとまではいかなくとも、それなりの出来栄えでなんとかなる、というのが経験的に知っていることだが、勿論不可能ということもあるので、見極めは必要だ。

トライだけではなく、習慣のように、何事かを続けることも大事である。続けているうちに、一朝一夕では不可能な技量ができ、そのことが、人生を豊かにする。常人では、不可能なことを、ヤスヤスとクリヤするのだから、これは、大きな財産である。

そうした経験の積み重ねで、一度や二度の失敗ではあきらめない心がまえができてくる。失敗なしに、一発でうまくいくことを期待しない。いつの間にか、それはあたりまえのこととなる。

何らかのテーマを見つけて、トライできる対象をもっていることは、本当に幸せなことである。コツコツと力量を高めて目標に向かって努力する。そのプロセスのなかに、さまざまな風景と出会いながら、人生を楽しんでいく。

それぞれが、いろんな思いを持ちながら、生きている。できる限り、他人様に迷惑をかけないように、強欲に陥らないように、なるたけ、寛容であり、お互いを尊重しながら、助け合って生きていく、こういう状況こそ、人間らしい生き方だと思う。

こういう考え方の大事さは、今や、切実になってきている。あまりに、人を踏みつけ、犠牲にしても、自らの儲けのためには、あたりまえと考える連中があまりに増えすぎて、地球全体が痛み始めている。このことだけは、継続して主張していきたい。


政治活動について

2014年03月17日 22時18分36秒 | 思考試行

士業の場合、本体組織では政治活動ができないとして、政治連盟などの組織を作っている。これは、任意加入の組織だが、あたかも、強制組織のようにふるまっている。

全部の党派を対象としているようだが、共産党だけは相手にしていないようだ。都市部などでは、明らかに支持者も多いし、無視できない存在だろうと思うが、もともと体制側組織と自認しているようで、会の催し等にも招待していない様子である。

こういうところが嫌いで、こういう組織には近づかないことにしている。あたかも、政治活動の成果を、ただのりで得ていると主張する向きもあるが、特定の政党を除いたり、自分の主義主張と違う政党を応援する気にはならないし、利益誘導がネライであるから、任意団体であることをはっきりさせ、各政党には、公平な扱いをして、活動するようでなければ、とても参加する気にはなれない。

むかし、社会党が強かったころ、組合が機関決定をして、すべての組合員が支持するよう求められ、政治資金の拠出を強制するようなことがあった。

これと基本的には、同様な構造である。組織は個人の意見を尊重して、運営すべきであると思うが、そんな風にはなりそうもない。従って、近寄らないということだ。