空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

生きている限り

2012年06月30日 08時28分44秒 | 思考試行

睡眠中は、ふつう意識がなく、毎朝新しい気分でめざめるのだが、しばらくすれば、昨日までの積み重ねの「事情」の条件があって、その状況下で、今日を生きることとなる。生活がはじまる。

世の中の、趨勢があって、徐々に、状況が変化する。あるいは、大きく変化する。これに対応して生きていくことになるのだが、この変化に疲れて、あるいは、ついていく気力が失せる人もいる。

社会のしくみ、冷たさ、まだ完成には程遠い現状が、この状況に応えられない。こころある政治家や、社会にコミットしている中心メンバーは、いたたまらない心境ではないだろうか。

人間は、結局は、この積み重ねの中で、生きていくのだから、日々の心がけや、状況打開の努力をかかすことができない。過去をふりかえりつつ、未来にそなえながら、今を生きる。

スキルをみがき、課題を設定し、徐々に、その力量をあげていく。世界を広げ、観察し、自らの役割を確信できるならば、これは、明らかに、人生の成功者だ。

人には、どんな条件にあろうとも、必ず、生きる喜びがある、と思いたい。過酷で、前向きにはとてもなれない、と思えるような条件であろうとも、そこは、暗闇だけとは思いたくない。そこにも、光は必ずあると思いたい。


創価学会員の自信

2012年06月29日 08時26分24秒 | 思考試行

何かにうちこみ、努力して、その分野のみならず、そこから派生して、人生そのものにも自信を持つ、という道程をたどるならば、それはそれで何も問題はないようにみえる。

客観的にみれば、いささか偏向していようとも、自信のある態度をとれるならば、それなりに、立派にみえる。あれこれと迷い、決断できずに、ウロウロしている秀才がいるとするならば、そちらよりも価値が高そうである。

だが、その秀才どのも、ようやく、進路を見出したときは、今までの迷いそのものが、栄養となって、自信の裏打ちとなっているとすれば、健全であり、めでたしめでたしとなる。

ところが、根拠もなく、単純に、何かにはまっている上での自信とすれば、底が浅く、論理的に破たんしていても、頓着ないということであるならば、これは、周囲に多大な迷惑をかけることとなる。

創価学会員は、証明不能な問題を、飛躍や省略や、思い込みでもって、クリヤしてくる。その上の自信であるから、こういう手合いは、まともに対応すると、まことに疲れる。

そして、政治の世界にも進出して、集団として、大きな力を発揮するようになっている。今や選挙が近いとみているのだろう。ポスターをはりまくっている。ものすごい組織力を感じる。

この事象そのものが、健康ではないと思うのだが、庶民の性向をうまくとりこんで、圧倒的な強さを示している。この、ポスターを見るごとに、彼らの根拠のない自信を捨てさせたいものだと思う。


脱原発 平和 脱貧困

2012年06月28日 10時51分47秒 | 思考試行

これだけあればいい。これが基本だ。原発に頼る限り、将来への問題先送りだし、万一の場合、その解決手段をもたない現実から、これは、どうみても、やめるより方法がない。

太った体で、いつまでも元気ではおれない。時期がくれば、スリムになって健康を取り戻さなきゃどうする、という話である。

人間同士、殺しあってなんだということである。バカな戦争指向を隠しもしない連中には、絶対に、権力を持たせてはだめである。戦争を可とする考え方には、特徴がある。よく注意していればわかるはずである。

こういう連中は、たいていの場合、個別的な価値観をもっている。他者とは違う、という観念である。特殊を強調したり、我が国の国益が・・・などと本気で言っている。

視野が狭いのである。広い視野から、考えないと戦争の回避はできない。そして、脱貧困は、格差を認めるようでは解決できない。弱者救済を貫徹する世の価値観があたりまえとならなければ、とても制度化はできない。人間にとって、すべてが、完全であることはありえないけれども、対策ができることは、しないで、すますわけにはいかない。

人間というのは、そういう動物ではないのか。理想を持てない人生観なんて、つまらない。


本当に消費税が必要だろうか

2012年06月27日 14時15分56秒 | 思考試行

野田さんの顔をみていると、嘘を言っているようにはみえないし、本気で消費税をあげないとエライことになりそうな雰囲気を漂わせている。それは、高級役人だったり、資本家の連中も、増税賛成だし、生活のくるしい庶民だけが、反対しているようにみえる。

外国から、お金を借りているわけではなく、逆に、海外にお金を貸しており、政府の財布に、国民の財布からお金をいれるだけのことであるから、増税の場合は、政府の借金を減らし、国民から金をとりあげ、自分の懐にいれるだけのことである。それで、社会保障や、国民のための制度に使うのならばいいのだろうが、軍事予算や、その他の金として使えるわけで、自由にできるということを意味する。

政府に金がない状態は、それほど悪いことだろうか。彼らに、金を持たせれば、何に使うのだろうか。使える額が増えるとなれば、さらに、儲けのために、つぎ込んでいく材料を仕入れるにすぎない。アメリカも武器の売り込みに躍起である。

肝腎の制度問題は先送りとなって、バラマキはどうも・・・とか、なんとかいう話になって、国民が結局のところ重税に苦しむという構図が残るのである。

 


民主党の行先、政治の方向

2012年06月26日 23時08分26秒 | 思考試行

野田首相は、消費税増税をしないと、日本は本当にやっていけないと考えているようである。それが正しいかどうか、その真偽のほどはわからない。政府が借金をしているが、それは、国民から借りているにすぎないにであり、さらに、外国に対する債権を有し、国全体としては、金持ちであるという。

政府だけが、借金まみれになっているだけで、国民一人ひとりが借金をもっているわけではないという人もいる。子供につけをまわすというが、それは、債権であって、借金ではないというのである。

こうなると、政府の借金をどうしよう、こうしよう、という意味が分からない。外国への借金を返すために、国民が緊縮財政を受け入れなければならないというのではないのである。

そうなると、国民を貧しくして、政府の財布の赤字を埋めようというだけで、それも弱者にこたえる消費税をあげようというのだから、本当に、これでいいのかどうか、よくよく考えねばならない。

民主党は、結局分裂した。今後どのように政局が変化していくのか、橋下大阪市長の動向が、いよいよ注目されてきている。既成政党のイヤラシサをあれだけ見せられると、橋下氏への期待が高まり、今度こそはの気分になるのは、自然なことである。

賢明な方向を、国民が選択できるかどうか、これからますます、国民は、自己責任を自覚しながら、政治の方向を選択しなければならない。


苛めがあったか、なかったか、から

2012年06月25日 08時27分37秒 | 思考試行

自衛隊の内部資料がなくなっている、としていたのが、探したら出てきた、という。さらに、「隠していた」ことを認めるべきだという声が、内部から、あがってきている。

至極もっともなことである。探したらでてきた、と、隠していたとでは、意味が全然ちがう。最初は、廃棄した、とのことだった。これが、よくある組織の現状である。

誰しも都合の悪いことは、隠したくなるし、ばれたらばれたで、できるだけ穏便な言い訳を考えたくなる。それが、組織となれば、個人の場合と違って、先例ともなり、その効果は、組織の腐敗へともつながる。

自衛隊は、憲法違反の組織であることは、憲法の規定をみれば一目瞭然であるが、今や、国際情勢もあって、丸腰というわけにはいかないという世論が普通のようである。組織自体の存立基盤は、国民の総意によるから、憲法といえども、形骸化するという事例の一つのような気がする。

いざとなったときに、戦えるのか、とか、議論があるが、組織として、憲法上の弱点をもちつつ、既成事実を積み重ねて、支配層の支持をえて、自衛隊は、ここまできたのである。

それで、自衛隊内部での事件は、あっただろうし、資料隠しもあったし、それでなんの不思議もない。そこで、本当のことを、いさぎよく、組織の実態を認めることができるかどうかは、幹部の力量だが、それができれば大したものである。そんなことができる組織は、今のところ見たことがない。

自衛隊が、もしそういうことが可能な組織になっているとしたら、「国」なんて、ケチなものではなく、世界の警察になって治安活動にあたるべきであろう。国にこだわるところに、新たな病害をおこす原因がある。


金持ちとみればたかってくる?

2012年06月24日 09時23分12秒 | 思考試行

金持ちと思われたことがなかったから、そんな経験はなかったのだが、このほど、ちょっとした修理を頼もうと、紹介をしてもらって、見積もりを依頼した。工事費用は、あってないかのようで、やりようによれば、いくらにでもなるようだ。

したがって、修理業者にしてみれば、相手がいくらまでなら支出する気があるのかが問題となる。そこで、安く済ませるつもりでいた当方と、できれば、できるだけ売上をあげたい相手との関係で、その意向がぶつかるわけである。

古い家で、倉庫みたいになっているので、対処の仕方は幾通りもある。そこで、こちらの費用負担の覚悟のほどを、探られることとなる。そんなやりとりのなかで、件名のこと、少し感じた雰囲気を味わったのである。

たかられることもないかわりに、たかるということもしないので、相手の懐具合を、どうのこうのという機会は、あまりというか、ほとんどないに等しいなかで、具体的にこちらの意向を探られる体験は、まことにもの珍しかった。相手の情報によって、こちらの選択をきめる関係にあるから、そのやり取りは、まさに、探り合いである。

正直にいえば、直ちに解決だが、話しているうちに、業界のこと、慣習のこと、いろんな情報が得られる。お互いが、関係しあって、社会が成り立っている以上、致し方のないことだが、このようにして、少しずつ世の中を知っていくということなのだろう。


どこに本音があるか

2012年06月22日 10時56分49秒 | 思考試行

小沢氏が、消費税反対で、新党をたちあげるという。本音は、ほんとうに「国民第一」だろうか。政治力を背景にして、企業から金をひっぱり、子飼いの秘書を育成し全国から議員を発掘して、自身の政治勢力を作ってきた。

とても、「国民第一」が、本音とは思えないのだが、自民党、公明党も消費税増税に賛成するなか、形としては、国民生活を第一に考えているといえば、そうか、としかいえない。本当のねらいが、権力の掌握にあるとしても。

その結果、後が怖くなる。憲法をかえ、普通の国になって、外国と一人前にはりあえる国にしていくつもりだから、戦争への道に続いていく。石原氏や、橋下氏や、政治家のたいていの保守層の人は、この辺の意見は一致している。

全地球規模で、考えない政治家は、平和の重要性をいわない。人間社会において、それが、まだまだ一般的ではないともいえる。あちこち、悲惨な事象が起こっていても、これを、着実に解決していくベクトルが十分とはいえない。

我々庶民は、個々の現れのなかで、判断の基準を相当グローバルにもっていないと、本質がみえなくなる状態にある。よほど注意していないと、これからの政治変動のなかで、方向性を誤らない選択をしていかなくてはならない。


東電の言い分

2012年06月21日 20時23分37秒 | 思考試行

トウデンさん、アンタはえらいなあ。よう、言うてくれた。・・・て誰がいうねん。

自分のことしか、考えてないなあ。さすがに、事故を起こすだけあるよ。情報があがってこないので、菅首相らが、どれだけ混乱したことか。よくぞ政権政府が、積極的に動いてくれたことだ。

ウソツキの典型だよ、撤退なんて言ってない、テカ!東電のこの鉄面皮が、周囲に金をばらまき、イエスマンで固めて、安全対策を主張する人々を遠ざけ、村八分にしてきたのではないか。そんな奴らがいいそうなことだ。

その実態を、真面目に反省するどころか、逆に、言い逃れ、責任のなすりつけにまわるとは、あきれるばかりだ。しかし、そのイイグサこそが事故を起こした原因を自白している。

調査報告が、こんな連中だからこそ、あれだけの事故をおこしてしまったといえる。しかも、事後処置なんて、考えてもいないことを露呈したことを、本当に反省していないし、恥じ入ってもいない。まだ、なんにもわかってはいない。

多くの人々の生活が、うばわれ、広範囲に、長期に、この影響は残る。今後のこともある。こんな連中に、独占的な、今の仕事を続けさせていいのだろうか。緻密な、責任追及と問題解決の方策をきちんとしなければならない。


「ラヂオの時間」をみて

2012年06月20日 13時20分42秒 | 思考試行

BS3chで、みた。二回目だと思う。例によって、二度目は、話の筋がよくわかる。いつも三谷監督作品は、心を温めてくれる。放送業界の裏話めいたこともはいっていて、それぞれの自己主張や、面子、人間性、・・・困難ななかで、切り抜けていく努力、ドタバタ・・・しかし、その背景には、この世に生きる人間の真実の世界もほの見える。

他人の話を最後まで、聞かなかったり、調子よく主張を変えるもの、恥知らずな振る舞い。信念がないようで、実はあったり、また、それぞれの俳優の演技もまた、いきいきしていて、楽しそうである。

昔、効果音を担当していた老人が、今は職をおわれて、警備員になっている。ドラマの展開にあわせて急きょ駆り出されて、しぶしぶ協力を開始するや、大活躍をする。それでも、すねた姿勢はかわらないようにみせながら、「次はいつやるの?」には、職人魂の枯れ切っていないやる気をえがく。ほほえましい。

それぞれのわがまま、立場、関心、お互いが食い違いながらも、結論的には、調和をからくも保っている。まさに、人間社会の一面をするどく描いている、おもしろい作品である。


ちょっとしたことで

2012年06月18日 11時25分53秒 | 思考試行

昨日体調を崩した。上からは、夕食後であるが、下のほうは、思えば朝から調子が悪かった。夕食後、入浴中にバランスが悪いと自覚症状があり、早々にソファに座ると、しばらくして、こみ上げてきた。

ドドッーと、なんの引っ掛かりもなく、飛び出した。まだ、余波がある感じで、家内が風呂から上がってきて、何かアッタンと見抜かれる。

その後、量は少ないけれども、今度は、かなり、抵抗感がありつつ、もどす。

体中が重くて、いちおう気分はかなりマシにはなったが、それでも落ち込んでいる。こんなときに、フイと、人生について、今終わるとすればいいか、なんて、思いが浮かぶ。

わずかのことで、根底から、生きるエネルギーを奪われてしまうのか。こんなことでは、イカンと思いつつ、そんな思いにとらわれたことを、どこかで、こんな風にして、人生を終えるときを迎えるのだろうか、と感じてしまうのである。


予感

2012年06月17日 07時18分01秒 | 思考試行

うまくいかないのではないか、と思っていると、その通りになった。とか、これは、うまくいくと思っていたら、その通りであった。とか、そういう場合に、予感があたった、ということになる。

予測ともいえるが、この確率はどんなものだろうか。ほとんど、正解ではないだろうか。経験から、そんなに勘がくるうことはなく、そのとおりになっているような気がする。

とすれば、その条件への見方が、こうなればこうなる、という予測について、けっこう正確であることを意味する。したがって、勘が働いて、この人と付き合うのは、あまりよくないな、と思うのは、なにか具合の悪い兆候を感じていることを意味する。

それが、どこか、はっきりと指摘できる場合と、そうでない場合もある。初対面の印象が悪く、相手の欠点を見つけていたような気がしていたのだが、付き合ううちに、その欠点というのは、欠点ではなく、長所であったという場合や、その欠点を補って余りある長所があって、その欠点は長所とウラハラとなっていて、分かちがたいことになっているという場合である。

そして、その長所、短所を何をもって、判断しているかである。自己利益、相互の利益、自己犠牲、共感、・・・価値意識、価値観が問題となる。

そして、政治家の場合は、どの政治家もおおむね、多数の人の支持を得て、その議席を獲得することになるのだが、その価値観がどこにあるのか、どういうものなのか、これを明確にする仕事こそ、個々人が磨くべき能力だと思う。


発信の能力を

2012年06月16日 18時10分34秒 | 思考試行

他人がこう言うから、そうする、とか、誰それを信用して、つき従うとか、そこに、自身の意見、見識がなければ、まことに危うい。自立して、自己決定をすることをしなければ、生きている意味がない、といいたい。

オーム真理教のことをあげるまでもなく、カリスマ教祖がいて、奇妙な教えを振り回す。これにつきしたがう人々。自身の努力は、つき従うことだけで、教祖の自信ありげな態度に右へならえ、して自信満々のふるまいとなり、それが、錯覚の生きる自信となっている。

よほど反社会的にならない限り、この盲目集団は、教祖の思うままに操られることとなる。教祖は、合法化維持のために、姿を隠す。信者の前にだけ、それも幹部だけの前だけである。著作は、つまらない、彼の日常生活の「活動」のあれこれ。それを信者たちが有難がる。

いろんな集団があって、本当に自身の意見、見識で行動できる人は、意外に少ないのかもしれない。親、兄弟、先輩、後輩、さまざまな人間関係や、雇用関係などなど、自立の時期は、教育の中身にも影響される。頭から、洗脳するようなシステムであれば、自立の機会が得られないかもしれない。

これからの時代は、おそらくは、個人個人が、自分の価値観をもちつつ、それが、借り物ではなく真に自由人としての選択ができるかどうかが、全体として、人類の健全な発展を保証するのではないかと感じる。

違いのなかで、共通したものが発生する。このことについて、深めていきたい。発信の能力は、このための前提条件であると考える。

 


プライムニュースから

2012年06月16日 10時58分57秒 | 思考試行

昨日、BSフジテレビで、消費税増税をめぐる各党の合意をさぐる動きをリアルタイムで追いながら、スタジオでは、自民野田議員と民主篠原議員が登場する番組があった。もうひとり、民主の議員も前半で参加していた。

あとは解説委員と、伊藤氏(評論家)それと女性アナである。この番組は、午後8時から10時まで、CMがはいるものの、連続してその日のテーマに沿って、出演者が相当の時間、発言するので、かなり「事情」が見えてくるような気がする。結構いい番組だと思う。

自民、民主ともに消費税増税をしないと、タイヘンなことになるとの、「共通認識」がある。国際的にみても、日本政府の借金率が突出しているけれども、それが、どうしたという気もないではない。彼らの認識ほどには、こちらはそういう気分にはなれない。

家計が借金まみれであれば、金を返せと要求されて、資産という資産を売り払い、なおかつの請求には、最後的に自己破産ということになるのだし、その先は、生活保護で、一定の流れがみえる。まあ、生きていければいいかという世界である。それでも、金を貸してくれる人がいるかぎりは、どこまでも贅沢は可能だし、遊んで暮らせる人もいるわけだ。

国の場合は、ギリシャのように、外国から借りた金が返せないとなれば、国全体として、切り詰めろとなるが、それは力関係であって、いつまでも金を貸してくれるところがあれば、国民へのサービスを切り下げる必要はないことになる。

現に、日本の場合は、国内で調達した金を、アメリカに貸し与え、アメリカを支えているのであって、日本政府は、国民から借金をして、アメリカがそれを使うという構造だから、アメリカは、日本が金を貸してくれるかぎり、高い武器を、日本にうりつけたりしながら、借金を続けて、いくらでもやっていけるてなもんだ。

日本の国債は、そのほとんどを日本の金融機関が買っているという。国債の価格がいつ暴落するかといえば、国債を買わない傾向が出てきたときということになる。銀行が融資したくなる分野がなく、安い金利で集めた金を国債を買って利ざやを稼いでいる状態では、不健全で展望がもてないが、最後のしわ寄せは国民から搾り取るという構造がつづくかぎり、彼らは安泰なのである。

積み上げられた、企業の内部留保や、大金持ちから弱者への金の流れを作り出さなければ、経済は健全にはならないだろうと思う。金が金を生む、のはマヤカシであって、これを正当なビジネスとみるのはいい加減にやめないといけないのではないか。


原発再開から

2012年06月15日 10時43分59秒 | 思考試行

原発ゼロの状態から、再開することは、3.11前にもどることになる。組織をいじっても、基本の考え方が、既得権益を守ることであるから、新しいエネルギー政策は、頓挫するかもしれない。

電力を通じて、日本を支配する構造が、みえてきたが、この構造を変えない限り、動きは元の地平に戻ろうとする。あの事故があっても、人間にとって、最終的な問題解決を先送りにし、さらに問題を積み上げていこうとするのだから、これでは、人間社会の先行きの見通しは、まことに暗いと言わざるをえない。

人間社会は、早晩行き詰まり、どうしようもなくなって、滅び去ることになる可能性が高くなってきている。いずれにしても、太陽の寿命もあることだし、遅かれ早かれ、地球の寿命も有限であるのだから、大したことではないのかもしれない。

そんなに長期をかけなくとも、早々に、自滅することを選択することを意味しているのだろう。

再開のうらには、日本の支配構造の意思が働いている。この構造を、根底から覆さないかぎりは、首相の座を獲得したからといって、新しい方向へとカジを切ることは、実現できない。力の根拠を、しっかりと奪いとらなければ、真に望ましい方向へと進路を変えることはできない。

小は、中小企業の社長あたりから、大は、大企業の社長連中、富裕層、まで、支配する力を持っていると思う連中の庶民をみる本音、目線はどこにあるのかということである。彼らは、自分より、力がないとみたモノをどう考えているのかである。

ひとことでいえば、「アイツラはバカだ。」と思っている。消耗品として扱い、理不尽な切り捨てをしても平気なのである。都合により、ルール変更をし、賃金を下げることも合法化した。手数料だって、勝手な理屈で、どんどん下げる。恥知らずな連中である。まことに残酷なのである。

不労所得の金儲け亡者が、ますます、財を貯めこんで、庶民の暮らしを圧迫し、貧困に落とし込んでいく。なんの躊躇もない。これが実態である。原発再開の事情には、この実態、実状のあることを知らなければならない。さて、この連中から、どうやって、その力をもぎとっていくのか。庶民は、真剣に考えなければならない。