空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

来年はどんな年になるのだろう

2012年12月31日 22時25分33秒 | 思考試行

自民党が政権をとりもどいして、お札を剃りまくるという。紙幣を思い切り刷るということは、通貨の価値が下落するということだから、ローンの金利はあがるだろう。給料は、それほど簡単にはあげないから、これは、弱者にとっては、いい話ではない。

なけなしの貯金は、目減りし、年金もそう簡単には引き上げられないから、いずれにしても、有利とは思えない。国債が暴落して、長期金利が上がるという。お金を刷るだけなんて、なんだかそれほどいいとは思えない。それはそうだろう。お金を刷っただけで、景気がよくなるのなら、簡単なものだ。

通貨の信用と引きかえの話だが、もとより、お金がすべてでなんて考えなければなんとかなるような気がするが、モノが溢れている今の状況がいつまでも続くとは思えないから、油断できないのかもしれない。だが、年末のいよいよ大晦日になって、スーパーはどこも大勢の人がくりだして、すごい賑わいである。

この状況がいつまでも続くのかどうか、それは、人間の選ぶ、これからのアクションに係わることであって、どうなろうと、致し方のないことである。好きにすればいいのである。

だが、馬鹿な人がいれば、それをたしなめなければならない。次の機会は参議院選挙である。これをのがすと、戦争もしなくてはならないかもしれない。アベチャンは、どうしても、憲法を変えたいというし、そうすれば、戦争に行けるのだから、なぜ来ないの?と言われれば、断ることはできない。

そんなことで、多くの人が、戦争の惨禍に会うなんて、馬鹿なことにならないように気をつけなければならない。


共産党の候補者の家を見て

2012年12月30日 11時30分11秒 | 思考試行

住宅地の中に、突然その家があることに気づいた。衆議院選挙に立候補した人の家である。まわりの家に比べて、質素であり、貧しさが目立っている。大人しそうな人であったが、今回は若手に変わっていた。その家は、長年そこにある風情で、壁には、たくさんの共産党のポスターが貼ってある。

昔、ソ連から資金が来ている。いや、中共からもと、他の政党支持者など、まことしやかに、うわさを流していた。今や、ただひとり、政党助成金を一切うけず、そんな事実もないことがわかっているなかで、候補者だった人の家をみて、本当に貧しい人の立場に立ちつづけてきた党であることが、実態としてわかる。

一体、何なんだろう。不実な、噂をまきちらし、嘘を撒き散らし、そして、権力にしがみつき、利権を貪る連中が、いつまで、のさばるのだろう。こんな卑劣なこ汚い連中に、権力をにぎらせるのは、国民の民度を示しているのだろうか。

いま、自民党は、インフレ政策を急ピッチですすめ、弱者からさらにしぼりとり、富裕層奉仕の道をたどろうとしている。戦争のできる国をめざすことを隠そうともしない。本音を出し、威勢よく、札を刷りまくれと日銀に恫喝を加えている。実際経済の成長ではなく、紙幣をするだけで、問題解決になるのだろうか。

そんなことをすれば、なけなしの庶民の貯金は、インフレで吹き飛び、物価があがっても、賃金はあがらず、非正規雇用をはびこらせて、若者たちは結婚もできず、技術を磨くこともできず、使い捨てにされたままであれば、いずれ、国の体をなさないほど疲弊するほかない。

一部の富裕層のためだけの政策がいかにお粗末なことか、まだ彼らは気づかない。それは、いずれ富裕層にとっても、彼ら自身の首をしめ、自己崩壊の道をたどる道である。

共産党の候補者の家をみて、真実、実態と虚構、嘘と誠、の対比をみた感じを強く受けた。正論を主張し、声をあげるのを、やめてはいけないことを実感する。若者たちの奮闘を期待したい。

 


紅白歌合戦の番宣の「あさいち」をみて

2012年12月28日 13時54分53秒 | 思考試行

時間をかけて、紅白の歴史から、司会の堀北、嵐の大野クンも登場し、紅白歌合戦の番組の宣伝がされていた。

総合プロデューサも登場し、主な出演者の紹介と、舞台装置のことなど、それこそ、すべてにわたって、紹介している。なるほど、この天下の国民的大行事の番組は、日本の歌にかかわる主要なすべての人々が、関わっているようにみえる。

いろんな事件があり、災害があり、人と人の絆を感じさせられてきた日々である。大晦日のこの大番組は、長期にわたって、続けられてきているし、子供の頃からみていて、時代の変化を感じさせられるが、毎年、見る「熱意」は下がるけれども、気がつけば、全部ではないけれども、最後の方は見ている。

年末の風物詩であるが、準備がおおがかりで、大変な仕事であることがよくわかる。これを、生で実行するのだから、関係者の緊張は、生半なことではないだろう。しかしこの番組に出られるということは、キャリアともなり、一流芸能人であることを認めてもらったことになるのだから、出演者は、大いに、胸をふくらませているのだろう。

これも、平和ならこそではの風物詩である。戦争のない今の時代が、いつまで続くか、少しきな臭くなってきているなかで、平和の大事さを感じたい。


年末調整

2012年12月26日 20時12分24秒 | 思考試行

去年までと、何かが違う。生命保険料控除に、新、旧がある。だれが、こんなことを言い出すのだろうか。いきさつは、誰かは知っているに違いない。そこには、おそらく、緻密な理由付けがあるのだろう。

いや、ないのかもしれない。毎年何かを変えなくてはならないと考え、そして、無理やり何かの変化をいれてくるのではないかと、勘ぐりたくなる。真相のほどは解らない。

それにしても、どこの分野も、どういう理由かは定かではないが、ルール変更がある。そのために、文章を読み、解釈していかなければならない。そして、世間が右往左往する。

この右往左往ぶりをみて、誰かが、笑っている、そのように思う。この手直しで、利益をうけるもの、損をするものが生まれる。そこが、政治の醍醐味なのだろうか。

高笑いの声が聞こえそうである。このルール変更が、ビジネス機会をうむ。素人が手を出す気力をなくしたときに、商売のタネができるのである。年末調整には、そんな匂いがモウモウと立ち上がっている。


年内にやりたいと思うが・・・

2012年12月25日 14時34分45秒 | 思考試行

どうして、年内でなければならないか、といえば、いつでもいいのだが、区切りということになる。この区切りをバネにして、仕事なり何なりを、片付けようというのである。

ところで、選挙で、大きく議席が変化して、民主党の先生方は、大変だろうと思う。突如、浪人となり、収入の道は途絶える。政治家というのは、過酷な職業だ。

勉強もし、能力、ルックスも対象となる。浪人すればタダの人の扱いになるのだろうか。移ろいやすい庶民の心情を相手にして、泣いたり笑ったり、本当にたいへんだ。

政治家の歳費をもっと下げるとどうなるだろうか。蓄財するのに、魅力がないから、よほど、みんなに奉仕したいと考える人でないと、志望しない。ただし、名誉職みたいだと、若者のエネルギーを活用できないかもしれない。

政治家がものすごい財産を築いたりするから、政治家という職業が、胡散臭くみられることになる。すでに、ヨーロッパあたりの田舎の市長なんていうのは、ほとんどボランティアだという話をきいたことがあるが、そんな風であれば、いいのかなと思う。

政治家は利権と結びつく。どうしても、政治家を送り込まないことには、利権を持つ者はイテモタッテモいられない。政治家の力の源泉はそこにある。

それにしても、浪人になった先生方は、年内をどうすごされるのだろうか。また、辻立ちをするのだろうか。あまりといえばあまりに過酷である。勉強しても、報われるとは限らない。何か仕事を持っていないと、やれない職業ではないだろうか。


良かれと思いつつ行動してきたか

2012年12月24日 13時40分52秒 | 思考試行

すべての自分の行為をふりかえると、本当に良かれと思って行動してきたのかどうか、真剣に考えなければいけないと思いはじめた。

そこに悪意がはいって、自分の都合のために、他者に対したことはなかったか。相手を困らせることだけを主眼にしながら、自分の行動を、合理化したりしたことはなかっただろうか。

本当は、自己都合のために、理に外れていることをやっているのに、言い訳をしながら、相手を追い込んだりしなかっただろうか。

相手を追い込むためには、悪口雑言を繰り返したりしなかっただろうか。弱者のためになることを、バラマキだといって、邪魔したりしなかっただろうか。

本当に、苦しんでいる人々のことを真剣に考えてきただろうか。民主主義について、真剣に考えてきただろうか。人間関係について、本当にいいものにするために、世界的な視野をもって、努力してきただろうか。安全とか、平和とか真剣に考えただろうか。

年末を迎えて、反省がつきない。来年こそは、正義が正義として、とおるような世の中にしていきたいものである。


執着心はいらないかな、いや、いる

2012年12月23日 15時32分40秒 | 思考試行

何事につけて、粘り強く努力すれば、結構実現する可能性がある。何もしなければ、おそらく、何事もできない。努力したからといって、必ず成功するとは限らないし、思い通りにはいかないかもしれないが、やはり、努力していくほかはない。

人間同士、動物的な争う本能みたいな側面が色濃くあって、谷川俊太郎さんのいうとおり、自分の身内にも、戦争のタネがあるように思う。人間世界から、戦争がなくなることはないのかもしれない。だが、観念的には、戦争のない世界はイメージできるし、それは、実現したい。

それには、あまり、ものごとに執着することではないような気がする。捨てて捨てて、行かなければならないように思う。強い主張や、ひけない価値観から自由になって、とらわれない心情と、思いやりの心、心理学的な進歩による解明、解決策がそのうちに、実現するのではないかという気もする。

うまくやれば、いけるのではないか。考えて、解決策を捻り出していく。それには、執着心をもって取り組まないといけないか。となれば、執着心は、いるのか、いらないのか、どちらの状態もいるみたいである。


官僚組織のことなど

2012年12月22日 08時11分37秒 | 思考試行

日本の官僚組織は、歴史的な積み上げのなかで、できてきた。トップが、常に一番仕事をして、機能しているのではない。積み重ねと、立案機能の双方を持っているのは、組織としてであり、誰か一人で、できるようにはなっていない。ただ、重要な意思決定は官僚トップが行いうる。その意思は、組織全般に行き届く。政界とは違う。

立案部分を政治が分担して、行政が行われればいいのだが、実行の過程で、官僚組織の都合のいいように、くみたてなおすし、換骨奪胎もやる、それをさせないのは容易なことではない。本格的に、官僚組織が、抵抗しようとなると、ありとあらゆる抵抗手段を繰り出してくる。

民主政権ができて、激しい抵抗を示したのは、自民党だが、低劣な意地悪戦法であり、予算を通しても、それを実行するための公債法案を人質にしたのは、卑怯、ジンピ人、人でなし・・・の類の残酷さであり、亡くなった三宅自民党後ろ盾評論家の言うとおり、解散しなければ、むちゃくちゃをするつもりだから、これには、野田首相も解散に応じざるを得ず、これは、菅内閣のときに、参議院でねじれが生じた瞬間から、結果は見えていたと言える。

これを続ければ、政界は機能を有せず、「軍部」のクーデターがあっても、不思議ではないこととなる。そのあとは、ゴリ押しの連続、嫌がらせ、罵倒、イジメ、ありとあらゆるキタナイ手段が講じられた。まるで、犯罪者扱いの質問、ガラの悪さ、見るに耐えない醜悪な野党の姿であった。

それにしても、民主政権の期間にいろんなことがあった。鳩山さんは、豊富な自己資金を民主党にいわば寄付してきたのだが、ここを、何度も何度も責めたてられた。豊富な財産を、自分のことだけに使っていればこんなことにはならないのだが、「友愛」のために、使ったために、自民党のイジメの餌食になってしまったのである。

富裕層の「善人」が、責め立てられた。基地撤去の試みも、全国知事会で普天間の肩代わり先を募ったが、どこにも受け入れ先がないことを確認のうえ、アメリカに、せまったのだったが、アメリカは受け入れなかった。論理的には、アメリカは基地を撤去するしかないのだが、敗戦国日本は、まともに主張しても、無視されたのである。やってみて、その実態が明らかとなった。

討論の公開は、良かった。プロセスの明確さを、心がけてきたのは、明らかに、民主党政権の切り開いた民主主義の体現である。従来は、ふんぞり返った政治家の姿が、常識だったのが、変わった。これは、重要である。自民党政権も、ふんぞり返れば、おかしい、と誰もが気付くだろう。


自民党の教育方針・・・国民は知っているのだろうか

2012年12月21日 11時39分48秒 | 思考試行

自民党の今度の選挙で、教育についても、大変な主張をしていた。「民主教育」をダメだとして、それこそ、第二次大戦以前の教育を志向しているのだ。そこには、国民にモノをいわせない為政者の意思がある。

共産党は、大弾圧を加えられた。山田洋次監督作品の映画「かあべえ」などに描かれている共産党ですらない民主的な教育者すら弾圧されて殺されてしまう時代である。そういう時代があった。

吉永小百合さんが、お母さんの役で、浅野忠信さんも好演だった。この時代の反省があって、戦後教育は、ガラリと変わった。教育者は、戦後の民主教育を決意したのである。

日教組などの、教師の活動を苦々しく思っていた、右翼保守層は、虎視眈々と、機会を狙っていた。昔の良き日本を、「取り戻そう」というのだ。

森元首相は、「日本は、神の国」などと、迷言を連発して、首相を辞めたのだったが、日本の保守支配層は、先の大戦のことを本当に反省しているのかどうかは、まことに疑わしい。戦争突入の必然性を、心中密かにもっていて、まさに、負けてしまったから悪いのだ、としか考えてはいない。

民主主義になったといっても、それは、戦争に負けたからそうなったのであって、根底には、国家主義的な傾向を色濃くもったまま、国民は一丸となって、国家のために命を投げ出すのは当然である、という考えである。愛国心を叫ぶ。反対するものは、日本を出て行け、と言うだろう。

日本のことだけを考えることは、日本のためにもならないのだが、そこを短絡させる。大事なのは、人々である。全地球上の人間、環境、生きとし生けるものを、考えなくては、ならないのに、日本国の国益(極めて狭い視野である)しか、頭にないようだ。これで、命をかけられたら、戦争必至である。必ず、対立が起こる。

 


評論家の正体

2012年12月20日 15時24分07秒 | 思考試行

記者と政治家の関係は、政治家同士の権力争いであるとか、政党同士の争いにも絡むのは、当然で、政治家tとの、つながりがあって、彼らは活動する。

田中角栄元首相から、新人記者が当時お歳暮をもらい、その記者の母親が角栄さんの大ファンになったと、件の元記者、今は評論家がポロっと喋ったが、それこそ語るに落ちたということである。母親がファンになったのみならず、自分もそうなったのである。これを買収というのだ。

貧しい者の現状を知っているかのように、評論家どもが言うが、彼らはエリートなのである。すむ世界が違う。権力者とつるむことで、彼らの身分は保障され、待遇が決まる。そういう具合にして、政界を泳ぎ回り、情報を流す。加工され、隠蔽され、弱者をだましつつ、おだてつつ大きく支配下にとりこむ役回りを担当している。

自民党の憲法草案の話が、朝日にでていたが、主権在民ではなく、権力に都合のいいものになっているという。よくぞ、こんな草案を作ったものだ。表現の自由だって、ばっちり制限を加えることを忘れない。どこまで、欲深なのか。社会をどうすればよくなるのか、人類のゆく道はいかにあるべきか、などの話ではない。いかに、統治するか、弾圧の口実を確保するか、なのである。発想が全然違うのである。

そうしたことは、評論家どもは言わない。隠すのである。対抗するのは、健全な世論であるが、これがまたすぐ騙される。ちょっと、ダラシがない面も否めないのである。

今度の選挙はまさにそういう結果となった。評論家どもが、今、結構本音の祝詞を述べている。よくよく見て、聞いておくことだ。中立なんかではない、その本質を。


株価が上がったが、それでいいのだろうか

2012年12月19日 12時01分22秒 | 思考試行

何もしないうちに、株があがった。なんだこれは!インフレ近しとみて、将来の株高の見通しとふんでのことだろう。これで、この間、儲けた人がいるのだろう。巨額に金を動かして、利ざやを稼いだわけだ。

お金というのは、そんなものだろうか。エイエイと働く人には、給料をあげることもない。物価があがろうと、通貨価値が下落して、庶民の貯金が目減りしようと、お金を刷りさえすれば、株式が上がって、景気がよくなるというわけだ。

実質的な分野に、お金がいかず、またぞろ、公共事業に名をかりて、いらない工事もやる。それこそ、富裕層向けのバラマキがはじまる。グリーンや社会保障関係は、関係ない。切り捨ての対象だ。弱者にはきつく、強者には、手厚い政治が始まる。

近隣諸国へは、威圧とアメリカの威光をかりて、のぞむだろう。自民党政治の本質が、結局は、昔の日本に帰りたい、ということだから、よほどの警戒が必要だ。きったない自民党のやることを、きっちりと観察しなければならない。


憲法96条、9条をかえさせるな

2012年12月18日 10時41分57秒 | 思考試行

憲法96条をかえることは、まずは、外堀(いや内堀かもしれない)を埋めるという話である。憲法を変えやすくしておいて、本丸の9条をかえようというのだから、これは、本気である。

日本が第二次世界大戦で、敗戦をむかえて、「憲法を押し付けられ」軍備も持てず、戦争もできない国になった。アメリカの子分となって、国を守ってもらうしかない状態を、なんとか一人前の国にしたい。北朝鮮、韓国、中国、ロシアの近隣諸国の横暴に、なんともできないのは悔しいかぎりだ。

憲法違反を敢行して軍隊を作った。あとは、この実態を、法的に認めさせることが残っている。それで仕上げである。教育もかえる。昔を取り戻すのだ。

国粋主義でなくとも、中国の横暴ぶりを目前にして、心中穏やかであるはずもないが、中国の国情をみるとき、同じように逆上する馬鹿は、さすがにいない。だが、憲法をかえる動機付けとしては、徐々に、勢いを増す。議会の勢力は、議員になろうかという人のあいだでは、かなりの高率で、憲法をかえたいという人ばかりである。

弁のたつ、器量のいい、「選良たち」が声をそろえて改憲をさけび、マスコミがのり、タレントが口をそろえて、キャンペーンをすれば、もはや、憲法9条は、風前の灯火である。

だが、平和というのは、本当に得難いものである。人類の幼さ、拙さは、未だに克服されていない。世界で戦火の消える段階には、未到達である。宗教、利害、民族主義、・・・さまざまな理由で、争いは続いている。宇宙船地球号は、あるべき姿にはなっていないのである。

憲法9条は、人類の宝ものである。戦争は絶対にしないという規則。日本は、こういう崇高な理想を掲げているのに、近隣諸国もアホである。日本を変な方向に行かないようにさせる知恵がない。心から尊敬し、尊重してやれば、相互にいいはずなのに、それができない。

アメリカに押し付けられても、宝は宝である。平和は、あたりまえの方向であるが、あたりまえのものではない。


菅さんは本当に偉い

2012年12月17日 17時46分27秒 | 思考試行

民主党の敗戦の原因に、菅さんの原発処理が悪かったてなことをいう評論家がいた。バカ言ってんじゃない。東電が、撤退なんてことをいい出したのを、一喝して、やめさせ、情報があがってこない官僚組織を(これは、安全神話のもと、政治献金まみれの自民党が作ったもので、なんの実力もなかった。)叱咤して動かし、なんとか、現在の状況まで続けてきたのである。

こんな騙しの嘘がとおり、噂に流されて、かれの選挙運動は、たいへんだったようだ。たったひとりで、辻立ちをして、雨に打たれて、演説する菅総理。ひどい逆風だった。有権者は、みごと、騙された。流される人々。見る目のない人々。

だけど、それが現実なのだ。実態なのだ。おバカさんがいかに多く、課題がいかにたくさんあるのかということである。

菅さんは、小選挙区で敗れ、ようやく比例で議席を確保した。原発ゼロのために、これからも頑張るという。すばらしい。この人こそ、政治家である。まことにわかりやすい人である。彼は、得難い政治家である。かれこそ、日本政治の宝である。若い頃からみているが、これからも、菅さんらしく活躍してほしい。


案の定、憲法96条から手をつけるつもりだ・・・

2012年12月17日 17時05分57秒 | 思考試行

選挙が終わって、石破幹事長は、マスコミの問にこたえて、憲法を変えやすくするために、まずは、憲法96条の両議院での三分の二の要件があるので、これを過半数にしたいと言い出した。選挙の主な争点になっていたわけではないが、政治権力というのは、そういうことである。

過半数なら、国会の議決は容易となる。さらに、国民投票でも過半数であれば、それも投票総数の過半数だから、戦争のできる国にいよいよ変貌することとなる。それで普通の国となり、威嚇を加えてくる国に対してはもちろん、反撃するだろうし、アメリカの子分として、世界各国へついていくことになるのだろう。

貧乏人は、兵隊になるしか生きる道がないようになるかもしれない。非正規雇用を制度化したのも、自衛隊に入れば、いいではないか、ということになる。

世界平和の使者から、戦争屋への転換が始まるかもしれない。本当に容易ならざる事態が始まるのかもしれない。それもこれも、国民の皆さんが選んだことになる。有権者のわずか、20%そこそこの投票でそうなるのだ小選挙区制というのは。

平和を求める声は、あるはずだし、なくしてはいけない。それこそ正義の道である。しっかりと注目し、ちゃんと監視していこうと思う。


自民党の欺瞞の成功

2012年12月17日 10時05分52秒 | 思考試行

民主党の惨敗に終わった選挙結果だが、民主の足を徹底的に引っ張り、予算を通しても、肝心の国債発行を許さず、ヒトジチにした自民党の極悪非道ぶりに、ついに、解散せざるを得なかった野田首相は、残念至極であろう。

100人よれば、かしこい人は20人ぐらい、60人はおバカさん、そして、あとの20人は救いがたいおバカさんだとする説がある。

あの原発処理に、これ以上ないという仕事をした菅総理も、選挙区では、落選してしまう小選挙区制のヒドイ仕組みもさることながら、有権者のおバカさんぶりにはあきれる。簡単にだまされてしまった。

菅さんの真価が、わかる人が、多数をしめられなかったのは、自然なことなのだろう。比例で当選になって、議席が確保できたのはよかったが、ブラッシュアップして、リベラル勢力を復活してほしいものである。

ともあれ、人間の構成というのは、そんな具合であるから、ずる賢い、悪い連中は、それを頭において、騙しにかかる。正直に、庶民というのは、使い捨てにして構わない、と公言する人もいるくらいである。気のいい庶民は、何度でも騙される。

高級公務員ともなれば、下っ端公務員のことなど眼中にはない。人として、見ていない。頭がいい、と思い込んでいる。政治家だって、相手によって、手練手管を駆使して、とりこんでしまう。よほどの、方策、展望をもっていなければ、対処できない。

どんな具合に、世の中が進むのか、注意深く見ていこう。へんな動きには、したたかに抵抗していこう。