空をみながら

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専制国家対民主主義国家

2023年04月04日 07時02分12秒 | 思考試行

日本の場合は、敗戦前は、専制国家に該当するのだろうか。選挙制度は明らかにあったし、機能は動いていたと思われるのだが、戦争反対勢力には、容赦のない、ひどい弾圧があったと言われている。 

国を挙げて戦争しているのだから、国家権力にとっては、戦争反対などと公然と主張されることは、認められないとするのは、当然のようにみえる。

だが、今のいま、ロシアの現状や、中国、北朝鮮など国家権力と国民の関係は、濃淡はありそうだが、まさに支配、被支配の関係であり、国民の意見が尊重されているとは到底思えない。

では、日本はどうであろうか。組織のなかで、自由にモノが言えるだろうか。そんなことをしたら、組織にはおれないし、はじきとばされ、郷に入れば郷に従え、となるのが自然だし、権力構造のなかで、人事権を持つ者が、圧倒的に組織の権力を握る。

組織人がその組織のなかで、自由に意見を述べ、その意見が生かされる組織などあるのだろうか。それぞれの組織の権力構造のなかで、権力のある者が組織を支配し、秩序を保っているようにみえる。

意見と言っても、それは多様であるし、有用か、それとも混乱をもたらすだけのものなのか、証明が困難であろうし、いちいち取り上げていたら、組織が機能しないこともある。

だが、風通し良く、気持ちよく自由に意見を出し合え、そこで合理的に組織が判断し、その方向性を健全なものに変えていくことができるならば、その組織機能は素晴らしいと思える。

だが、意見はでるけれども、実行が伴わないものであったり、無駄であったり、効率の面では極めて非効率で、見るべき人が見れば、話しにならない議論にみえることもあるだろう。

では誰が、もっとも正解に近い意見を持ち、組織を正しく、健康に動かすことができるのだろうか。その人の持つ、根本的な価値観が重要になってくる。個々人の価値観にこそ、問題解決の基本があるように思える。

たとえば、トランプ氏の言動や、行動をみて、健康的であると思えるだろうか。報道人の価値観に、騙されているかもしれないが、どうみても彼は具合の悪い人間としか思えない。彼の真実を知らないのに、そう感じているのは、彼をめぐる報道の姿勢の反映によるかもしれないが、確率的に彼は、大統領にはふさわしくない、とする方が正しい気がする。

しかし、共和党の大統領候補として、もっとも支持率が高いという。なぜそうなるのだろうか。彼を支持する人の視野は狭いのだろうか。反対意見をまったく見ようともしない、狂信的なニオイがする。こういう人々が多数をしめる場合があることも知らねばならない。

 


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