函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

IRと核のゴミ処分場の共通性

2020年01月17日 19時15分46秒 | えいこう語る

▼38歳の北海道知事鈴木直道。就任一年を目前にし、いよいよその正体をあらわしてきたようだ。とりあえず、幌延町の核のゴミ深地層研究センターの延長を決めた。これは国の最重要課題だからだ

▼溢れかえる核のゴミは、いずれ処理しなければならない。巨額な税金を使い穴を掘っているのなら、国民も「しかたがない」とあきらめるだろうという、人間の「諦念」、いや「忘却」を利用する、狡猾な政治手法だ。あれ程残酷な戦争だって、時が経てば戦争したことさえ忘れてしまうからだ。

▼さらに鈴木知事は、カジノをメインとするIRの苫小牧市への誘致を、道民の反対を受け見送りとした。そこにIR誘致をめぐる国会議員の収賄事件が起き、それが北海道の留寿都村への誘致に係るものだった。

▼こうなれば、北海道のIR誘致は断念ということだと思ったが、誘致活動は続けるとし、新年度一般会計予算にIR関連の予算を計上した。若いながらに、いい度胸だ!。北海道の未来には、IRは欠くべからざる存在だということを、公言したのだ。

▼アベ総理の「憲法改正」と、鈴木北海道知事の「IR誘致」は、自分自身の政治的責任で、必ずやり遂げると、国民(道民)に宣言したのだ。これは「国民主権(道民主権)」への、あきらかな宣戦布告だ。

▼自民党の女房役、公明党山口代表は「総理に憲法改正する権限など、どこにも書いていない」と釘を刺す。さすが「世界平和の党」と拍手の一つも送ろうかと思うが、元は他人と言えども、長く暮らしていれば、所詮似たもの夫婦だ。

▼口では強いことを言っているが「次の組閣から大臣の椅子を一つ増やしてね」と、媚びているように思う。余計なことを考えないで、北海道に話題を戻す。

▼何度も言うが、ここが一番肝心なとこだ。元東京都職員の鈴木知事は、菅官房長官が育てて放った【北海道大改造計画】の刺客なのだ。

▼財政破綻の夕張市の若き救世主として、その奮闘ぶりを見せ、予定通り北海道知事に立候補し、若さと実行力で無力・無策の野党を蹴散らした。

▼菅官房長官の大陰謀は【沖縄から北海道】へのシフトだ。沖縄は政府の思い道理にはならないということを実感した菅は、米軍基地の移転を広大な大地の北海道へと目論む。

▼そこがメインなのだが、基地移転となれば、元々野党勢力が強い道民からの大反対運動が起きる。そこで「北海道観光」の優位さを掲げ「IR=統合型リゾート」の持ち込んだ。

▼だが、IRは賭博のイメージが付きまとう。そこで、道内7つの空港の民営化を図り、世界からの観光客誘致に向け、新千歳空港をハブとする、道内の空路整備だ。そこにはJRの赤字路線廃止後の、北海道の再活性化も視野にある。

▼LCC航空の参入拡大で、北海道観光は大幅な財源確保につながる。それにIRの賭博の寺銭も、道内各地の自治体の財源不足に、十分寄与できる。

▼蛇足だが、ここにホリエモンの存在がチラついている。彼は最近北海道で、やたら格安小型ロケットを打ち上げ、盛り上がっている。それも北方領土に近い場所でだ。

▼ロシアは、小型格安ミサイルの製造と危惧しているのではないだろうか。最近米国も小型原子爆弾の製造を発表しているからだ。それに、最近北方領土海域でロシアによる日本漁船の拿捕が目立ってきたのも、なんだか気になる。

▼蛇足ついでだが、ホリエモンは、最近函館出身のロックバンド「グレイ」とのコラボを始め、函館を活性化しようとイベントを開催した。「函館は可能性のある街」だといい、先日は函館市内の病院で、確か腰の手術をしたという。「本腰の入れよう?」だ。

▼金もうけに上手なホリエモンと、若者に大人気の「グレイ」。そして函館港を深く掘り、世界からの大型クルーザーの入港を目指している、日本一魅力あるまち函館だ。

▼まさか、ホリエモンは、函館ベイ・サイドに、カジノを作ろうとしているのではないかと「我が妄想」は、ヒットラーのごとく果てしない。それにホリエモンは、自民党から衆議員に立候補したこともあるからだ。

▼もう一度確認したい。2020年の1月まで、国はIRの予約受付を決めて、全国3ヶ所を選ぶ予定だったが、北海道の申し込み見送りで、国は申請の期日を2021年7月まで伸ばした。

▼さらにとりあえず2ヶ所を選び、1ヶ所を残しておくという報道も聞こえている。そこに、延期を決めた鈴木知事が、誘致予算の計上だ。シナリオ通りにIR誘致は、着々と進んでいるのだ。

▼申しわけないが、もう一つ蛇足を加えたい。北海道銀行が、今年4月に開設するアイヌ民族の施設「ウポポイ」の入場料を全社員(2700人)と扶養家族に無料券を配布するという。※大人1200円・高校生600円、中学生以下無料だ。

▼空港民営化には、各銀行が融資をしている。ウポポイの初年度入場者を100万人とみる菅官房長官。道内経済界も「忖度」が始まっているようだ。

▼さらに今月には、北海道で日米共同軍事訓練が行われ、オスプレーが北海道上空を、縦横無尽に飛び回るという。これも菅官房長官の【北海道大改造計画】基地移転の一環とみて間違いない。

▼そんな延長線上に、五輪マラソンが札幌開催となったのは、極めて政治臭い感じがしてくる。恐るべし【スガ・スズキの陰謀】が、見え始めてきた令和2年の1月だ。

▼雪も降らないが、寒さが厳しい。【スガ・スズキ寒気団】が、北海道上空に停滞しているせいかもしれない。