Bamboo(てのりぐま)日記

子どもの成長とお出かけの記録。気が向いたら好きなものの勝手レビューをします。毒も吐きます。月の最後は読書記録で締めます。

4月度月報

2016-04-30 23:34:33 | 読書
今月は5冊。(今年の合計14冊)
守り人シリーズにはまってる。

===

1.リカーシブル 米澤穂信さん 新潮文庫

ちょっとオカルトチックな地方都市が舞台。
中学生女子が主人公のミステリーもの。

主人公のハルカの置かれた境遇は、なかなか厳しいものがあります。
でもたくましいというか、かしこいというか、この子。
謎解きが結構面白い。


2.精霊の守り人 上橋菜穂子さん 新潮文庫

読み出したらとまらなくなるとおもってずっと封印していたのですが、
TVドラマに触発されて読み始めると・・・やっぱり止まらないです。

物語の世界観がちょっと難しいかもしれません。
先頭のほうに地図とか言葉とか解説されているので、それで確認しつつ、
想像力を翼にして遠くに飛んでいってみると、面白く読めるとおもいます。

ということで大人向けだと思いますよ。

やはりバルサが魅力的ですな。

3.闇の守り人 上橋菜穂子さん 新潮文庫

これはねえ、バルサの贖罪の物語なんだと思う。
すごくすごくつらいことに、命がけで向き合って、受容していく。

精霊の守り人ではぼんやりしていたカンバル王国が詳しく描かれます。


4.夢の守り人 上橋菜穂子さん 新潮文庫

美しくも壮絶な物語が展開されるのですが、
それは、一の妃が第一皇子の死を受容していく過程、ともいえるような気がします。
タンダとトロガイのキャラが深堀されています。


5.虚空の旅人 上橋菜穂子さん 新潮文庫

これは、チャグムやシュガの成長していく姿がみれて楽しいんだけど、
それ以上に印象に残ったのはサンガル王国のしなやかでしたたかな女性たちですね。

ずっと読んできた人は
新ヨゴ、カンバル、サンガルの、自然の違い、建国の過程の違い、風俗文化の違い、人の気質の違い、
こういったものが容易に心に浮かんでくるようになっているとおもいます。

すごい物語だ。


以上です
コメント
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